見出し画像

【ビジネス】映画『ナポレオン』から学ぶキャリアと事業の成功法則とは?

こんにちは!都内の某採用・組織コンサルティング会社勤務の奈良です。

私ごとですが、先日公開された映画『ナポレオン』を観てきました。今日は、本作を通じたビジネスやキャリア形成にも通じる気づきをシェアさせていただきたいと思います。(ネタバレも若干あるので、もし映画を観る予定の方はご覧になってからのほうが良いかもしれません(笑))

ちなみに本映画は映画『ジョーカー』で一世を風靡したホアキン・フェニックスが主演を務め、監督は『グラディエーター』や『オデッセイ』などを手掛けてきた巨匠リドリー・スコットが務める話題の作品となっています。まだご覧になっていない方はぜひ劇場に足をお運びください。

詳細は映画をぜひご覧いただきたいところですが、分からない方のためにざっくりあらすじサイトを掲載しておきます。さらっと全体像が分かるので、映像と合わせてぜひ覗いてみてください。

▼あらすじ
https://www.fashion-press.net/news/106226

さて、本題になりますが、今回は本作を通じて大きく2つの気づきがありました。1つずつご紹介いたします。

①執着すると大切なものを失い、必ず誰かが犠牲になる。「今」を生きることが大切。

詳細はあまり描かれていませんが、ナポレオンは「フランスのため」「皇帝として君臨する」という大義や権力に取り憑かれているような描写を至る所でされていました。

その際たるものが、子供が生まれないために15年連れ添った最愛の妻ジョセフィーヌと離婚し、隣国の王女を妻に迎え、子を育むくだり。離婚の署名に踏み切れないジョセフィーヌにビンタをし、覚悟を決めさせるサイコパス味が凄すぎました…。

そして、その後は戦争に明け暮れ、気づけばジョセフィーヌは病で倒れ、最後を看取ることができないナポレオン。

何かに執着すると何かを手放さなければなりません。執着をすると、全ての物事に「優先順位」や「良い悪い」といった比較が生まれます。比較をすると「すでにあるもの」ではなく「物事の欠け」に目が向きやすくなります。結果として、「今」を大切に生きれず、「過去や未来」に生きる在り方になってしまいます。過去や未来に囚われると、永遠に満たされない渇望や枯渇感に苛まれます

令和の今は、まさに変化の時代。何が起こるか予想もできなければ、過去にしがみついても予測できない時代です。個人のキャリアも、会社におけるビジネス活動においても、エゴや執着といったものを手放し、「今」「すでにあるもの」に目を向け、愛おしみ、大切に生きることが大事なのかもしれませんね♪

②勝負はいつか負ける。敵対関係を作らないことが大事。

映画の終盤で、ナポレオン率いるフランス軍はワーテルローの戦いで敗戦します。その後、流刑地に島流しになったナポレオンは6年後に亡くなります。

また、映画のエンドロールではナポレオンがこれまで戦った戦争の数が公開されており、確か50〜60戦ほどしていた感じでした。

ここからの個人的な気づきとしては、「勝負ごとはいつか必ず負ける」ということです。

冷静に考えるとそれもそのはず。勝ち負けの概念がある限り1戦ごとに勝利という1/2の確率を手にしつづけなければならないからです。10勝するのも数学的に考えたら相当な確率ですし、勝ち続けるたびに連続した勝利を手にできる確率はそのうち天文学的な数字になっていくでしょう…。

個人のキャリアやビジネスの事業戦略でもこれは同じ。他者をベンチマークして超えようとする限り、どこかで負けるタイミングが必ずきます。

ではどうすればいいのか?個人的に取るべき戦略は2つあると感じました。

1つが「敵ではなく味方を作り続ける戦略」。そしてもう一つが「競争がないポジショニングを取る戦略」です。

1つ目の味方を作ることは、事業で考えると「協業」「パートナー関係」になるということ。敵と捉えると敵になります。逆に、味方と捉えれば味方になり得るのです。すべてはモノの見方・考え方次第というわけです♪皆さんのキャリアにおいても、いっけん面倒くさい上司やお客様も、ツボを抑えてコミュニケーションを取り、信頼関係を築き味方になれば、強力なキャリア形成の後押しをしてくれる存在になり得ます。事業も同じです。極論、全員が味方なら負けるということはありませんからね(笑)

そしてもう一つの競争がないポジショニングを取る戦略についてです。これはまさに、今回の映画には登場していない南国の島国などを指します。ナポレオンがヨーロッパ全土を巻き込んで戦争をしている時、おそらく南国の島国の王様はのんびりしていたのではないでしょうか?(笑)すなわち、勝負しないところでポジションを築けると、競争相手にならないため、そもそも「負けるという概念が生まれない」ということなのです。ただ、この戦略はかなり内向きな戦略になりがちですので、「発展」「成長」という観点からするとグロースしづらさもあります使いどころを間違えないのが大事なのかもしれませんね♪

クロージング

改めて整理をします。個人のキャリアや会社経営のビジネスにおいても大切なことはこちらの2つです。
①執着すると大切なものを失い、必ず誰かが犠牲になる。「今」を生きることが大切。
②勝負はいつか負ける。敵対関係を作らないことが大事。

成功や勝利の原理原則はシンプルです。
それは「負けないこと」です。

そして、負けというのは「他者比較の負け」と「自分の中での負け」の2つに大別されます。

①を大切にすることは、まさに「自分の中での負け」をなくすこと。サスティナブルに全員にとって素敵な選択と結果を作り続ける意思決定だからです。そして、②を大切にすることは他者比較の負けをなくすことになります。

どちらが大切、ということではなく、どちらも大切です。そもそもどちらか一方を選択する時点で、何かを失うことになりますので負けが確定するという矛盾を孕んでいますからね(笑)

また、話は変わりますが、昨今の意識高い系のビジネス本などはしきりに比較競争・勝負に勝つための内容を啓蒙していますが、今回のnoteはまさに逆張りの内容になっています。僕も1年前まではバリバリにいわゆる「意識高い系」の思想でしたが、やっぱりどこまでいってもサステナブルな在り方とはほど遠いなと気づきました。もちろんある時期にはバリバリ仕事に打ち込むことも大事ですが、同時に軽やかに今を生きる在り方も自分の中に持てると、これからの時代を自分軸で生き抜いていける気がしています。

改めて、映画ナポレオンのように戦争という比較競争、そして消耗の世界ではなく、今この日本に生まれられたことに感謝です。自分のモノの見方・考え方次第でいかようにも軽やかに自由に生きられるこの時代は最高です!この環境で自由に生きられることに感謝をして生きたいものです。皆さんにも、本noteを通じて少しでもプラスの気づきや発見があれば嬉しいです。

もし「このnoteの内容、全然わからんかった!笑」という方がいれば、一度映画『ナポレオン』をご覧になってからこちらを再度読み直していただければと思います(笑)僕の文章力が拙くて恐縮です(^_^;)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?