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#エッセイ
「読むと書く」のコミュニケーション
そろそろ大学の授業も最終回(後期)。
言葉のやり取りの場に何が起こるのか。
書いて、読んで、シェアして……。
人の話を聞いて、感じたことを書く。
その繰り返しで、ほんとにわたしも思いもよらなかったところに辿り着いた気がします。
最初の頃の感想レポートでは、「読むのも書くのも苦手です」と書いていた何人もの学生たちが、どんどん伸び伸び好き勝手に書いてくれるようになって、また話がめちゃくちゃ面白
引き寄せてるんじゃなくて、選び取ってる
「夢を描こう」とか「夢は叶う」みたいな、陽の空気をまとってまっすぐ健やかに進んでいく人達が、すこし苦手だった。
というよりも、ひねくれ人間不信満載で生きてきた自分にとって、そういう言葉は眩しすぎて、「さあ、あなたも一緒に!」と手を差しのべられた日には「自分はちょっと大丈夫です……」と目を伏せて一目散に逃げてしまうような。
成功した快活な大人達は「3年後や5年後のビジョンを持とう!」と声高に言う
書く前には、聴くがある
僕の仕事は「聴く」から始まります。
普段はGCストーリーのインハウスエディターとして働いており、文章を書く機会が多い仕事です。オウンドメディア運営、採用広報、ネーミング、ミッションやビジョンの言語化を担当してきました。
アウトプットは言葉ですが、必ずその手前には「聴く」がありました。
人は自分の想いを言語化しづらい。インタビューに限らず、自分が担当する書く仕事の手前には「聴く」があります。依頼の