すーたろう

暗いです でも光だけじゃ眩しすぎるから

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記事一覧

崇拝 祈ったらかみさまがいたの? かみさまがいたから祈ったの? 日常の全て未確認な私たち みんな気づいていないことだが 最近のUFOは飛行機のなりすましなんだ そう…

すーたろう
2週間前
2

プリンアラモード[短編小説]

仕事の帰りに甘いものが食べたくなって、 ふらっと洋菓子店に寄った。 いつも帰る時に寄りたいとは思っていたのだが、 だいたいその欲は疲れの重みに負けてしまっていた。 …

すーたろう
2か月前
3

詩③

改変 合わないんなら他の子推して! 私は君の専属アイドルじゃないの 胸張ってリボン結ぶ朝 独占未遂 え このリップで誰とキスしたって? チェリーピンクを選んだのは …

すーたろう
2か月前
4

詩など②

命綱 手相を見せてほしいの ほら、生命線がここから薄くなってるでしょう? ちょうどあの娘といた頃くらいから ね コーヒー 30秒蒸らしたところで すごく美味しくなるわ…

すーたろう
4か月前
3

詩など

名前 私の名前には 花の名前がはいっているから まあ 1年に数回は 思い出してもらえるかもしれないけど 君の名前には 星の名前がはいっているから 私は空を見上げるたび …

すーたろう
4か月前
8

深夜3時、ヴィレッジヴァンガード。[小説]

「嘘でしょ…?ここのヴィレヴァンまで閉店…?」 ヴィレヴァン。小さい頃は洞窟のような店内に怖気付いていたけど、今ではすっかりあの狭さが身に馴染んでしまっている。 …

すーたろう
6か月前
4

バックルーム行ってきた!

バックルーム─その存在が明るみに出てからしばらく経つ。 それを映した動画は瞬く間に拡散され、様々な人間の恐怖を煽った。1度入ってしまえば永遠に続く無機質な空間に…

すーたろう
7か月前
2

「調べる」に助けられた話

私は京都のとある大学志望だ。 しかし進路のことで親と揉めることも多く、 案の定その日もTwitter(現X)に愚痴を書き込んでいた。 あまりに辛かったので文字数制限はとっく…

すーたろう
7か月前
1

予測変換(よみきり)

最近友達が学校に来ない。 まぁ彼は前から学校を休みがちで、こういうのは別に特段珍しいことじゃない。 しかし、彼は「テストと必要単位だけ出席する」というスタンスを…

すーたろう
7か月前
1

INFP100の質問(ゆるめ)

16タイプ性格診断好きの人に100の質問 1. お名前は? suu 2. その名前の由来は? 本名のもじり 3. 性格タイプは?(他の診断もよければ/自分がそう思うでOKです) INFP 4w5 4…

すーたろう
7か月前
5

「本」屋さん

本屋さんと言われて想像するのはどんなお店だろうか。本を売っているお店、まぁ当たり前である。しかしながら最近はその隣にカフェやカードゲーム場が鎮座していることが多…

すーたろう
8か月前
5

INFPから見たINTJ・ENFP・INFPの印象

1 INTJ 自分の中にこれだけは許せないという行動があって、それをする相手にはきっぱり注意するし、意思表示をする。基本的にしっかりとした自己の理念があるし、それを絶…

すーたろう
8か月前
34

夜中に書いたやつ 2

結局全部まやかしでしかなかった。 私が好きだと自称する音楽もアイドルもあの人も色もバンドも服も何もかもが目の前の辛さから逃れるための幻覚剤で、それらが切れた後目…

すーたろう
8か月前
1

夜中に書いたやつ

最近よく見るのは天井からぶら下がってる手だ。 特に私を呼んでるのはゾンビみたいな緑の手で、つい私はその手を掴んでしまいそうになって、でも頬に当たるぬいぐるみの柔…

すーたろう
8か月前
2

静寂のサイエンス

「なんだよ、急に呼び出して」 夕方のサイエンス部の部室に2人、学校の中でも一二を争う暗さであるここはお互いの顔に影がかかりよく表情が読み取れない。 
「いや、僕最…

すーたろう
9か月前
1

眠る男(2)

「どしたの、急に」 祐介は突然変なことを話されて狐につままれたような顔をしていた。晩飯時に恋人がいきなり子供の頃に変な男が見えたなどと言い出すのだ。当然怪訝に思…

すーたろう
10か月前
詩


崇拝

祈ったらかみさまがいたの?
かみさまがいたから祈ったの?

日常の全て未確認な私たち

みんな気づいていないことだが
最近のUFOは飛行機のなりすましなんだ

そう
おじいさんが最後に言ったから
私は今でも
ほんとうの
飛行機をさがしている

秋の君

安納芋じゃなくて安楽死が好きな
君の指先のふるえ
もういっそわたしが
なんて言うと君は
静かに首を振るのだった
冬まで待ってと言うのだ

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プリンアラモード[短編小説]

プリンアラモード[短編小説]

仕事の帰りに甘いものが食べたくなって、
ふらっと洋菓子店に寄った。
いつも帰る時に寄りたいとは思っていたのだが、
だいたいその欲は疲れの重みに負けてしまっていた。
しかし今日はすんでのところで踏みとどまった。

蝉の声も日が暮れてまばらになってきた。
店内に入ると商品のためだろうか、冷房ががんがん効いていて暑がりの私にはちょうど良かった。
甘いものと涼しさが同じ空間にあるとは
ここは夏場のオアシス

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詩③

詩③

改変

合わないんなら他の子推して!
私は君の専属アイドルじゃないの
胸張ってリボン結ぶ朝

独占未遂



このリップで誰とキスしたって?
チェリーピンクを選んだのは
私なのに
そんなつもりで
何時間も
あなたに似合う色考えたわけじゃないわ


乾いた唇が
囁く
ひとりで

淡い

最近かっこよくなったの

気づいたのは私
そうしたのはあの子



夜に私に求めるくせに
あなたは昼にあげ

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詩など②

詩など②

命綱

手相を見せてほしいの
ほら、生命線がここから薄くなってるでしょう?
ちょうどあの娘といた頃くらいから


コーヒー

30秒蒸らしたところで
すごく美味しくなるわけじゃないのに
なんでわざわざ、
なんて
待ってる姿ごと
美味しいからだって秘密ね
すぐに飲み干したら
夜は終わっちゃうから

うすっぺらい

あの日貸したシャーペンの芯よりも10分の1うすっぺらい関係

プリクラ

ああ頼むか

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詩など

詩など

名前

私の名前には
花の名前がはいっているから
まあ
1年に数回は
思い出してもらえるかもしれないけど
君の名前には
星の名前がはいっているから
私は空を見上げるたび
君にさいなまれなければならない

ブランコ

ブランコに乗ったとき
たかくて
こわくて
「死んじゃう」と君はいったね
わたし
こんなにふわりと飛んで行けるほど
死が
楽ではないこと
しってる

思わせぶり

ふざけんな、といいた

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深夜3時、ヴィレッジヴァンガード。[小説]

深夜3時、ヴィレッジヴァンガード。[小説]

「嘘でしょ…?ここのヴィレヴァンまで閉店…?」

ヴィレヴァン。小さい頃は洞窟のような店内に怖気付いていたけど、今ではすっかりあの狭さが身に馴染んでしまっている。
入っても何か買うことってぶっちゃけあんまりないんだけど、店主のこだわりを感じられる品揃え、見渡す限りの雑貨たち、力作のPOPとかを見てるだけでめちゃくちゃワクワクする。

そんなヴィレヴァンが最近閉店に閉店を重ねている。
ちくしょう、世

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バックルーム行ってきた!

バックルーム行ってきた!

バックルーム─その存在が明るみに出てからしばらく経つ。

それを映した動画は瞬く間に拡散され、様々な人間の恐怖を煽った。1度入ってしまえば永遠に続く無機質な空間に閉じ込められる──。
そんな部屋の創作があるらしいよ、という話を学校で友人にしたところ、
「永遠って、一日が続いていくから永遠なんじゃん。一日の中に永遠を見いだせなけりゃ永遠なんてないのと一緒」と前置きした上で、
「だからその、なんだっけ

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「調べる」に助けられた話

私は京都のとある大学志望だ。
しかし進路のことで親と揉めることも多く、
案の定その日もTwitter(現X)に愚痴を書き込んでいた。

あまりに辛かったので文字数制限はとっくに超え、もはや自暴自棄になりかけていたとき、
たまたま私の人差し指が「そう」という文字に触れ、調べるというボタンにたどり着いたのである。すると次の瞬間この画面が映し出された。

こんな偶然があるものだろうか?
思わず涙がちょち

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予測変換(よみきり)

予測変換(よみきり)

最近友達が学校に来ない。

まぁ彼は前から学校を休みがちで、こういうのは別に特段珍しいことじゃない。
しかし、彼は「テストと必要単位だけ出席する」というスタンスを取っている。
だからこの期末テストの最後の日にまで来ないのは未曾有の事態だ。

  うちの学校で期末テストを休むと面倒くさいことになるのは周知の事実で、後日テストを解いて提出することに加えてなんで当日休んだのかという理由も報告しなければ

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INFP100の質問(ゆるめ)

INFP100の質問(ゆるめ)

16タイプ性格診断好きの人に100の質問
1. お名前は?
suu
2. その名前の由来は?
本名のもじり
3. 性格タイプは?(他の診断もよければ/自分がそう思うでOKです)
INFP 4w5
4. 性格診断をしてみたきっかけは?
忘れちゃいました 多分ネットで見たから
5. 血液型は?
A
6. 星座は何座?
双子座
7. いま住んでるのはどういうところ?
田舎都会ミックス
8. 地元はどんな

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「本」屋さん

「本」屋さん

本屋さんと言われて想像するのはどんなお店だろうか。本を売っているお店、まぁ当たり前である。しかしながら最近はその隣にカフェやカードゲーム場が鎮座していることが多い。
ただでさえデジタル化が進む世の中、本だけ売っていては経営が厳しいのだろうなあとほろ苦い思いでいる。

  実際に、ショッピングモールに入っていた、本だけ売っていた本屋さんは100均になってしまった。何冊もの本が、物語が、文字が10

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INFPから見たINTJ・ENFP・INFPの印象

1 INTJ

自分の中にこれだけは許せないという行動があって、それをする相手にはきっぱり注意するし、意思表示をする。基本的にしっかりとした自己の理念があるし、それを絶対に曲げない。自分の中でもコンプレックスとチャームポイントをすごくはっきり認知してる。特にコンプレックスに関してはこっちが不安になるくらい
深い苦しみを抱いている。(私はひっくるめて全部好きです。)

その反面、好きなものに対しての

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夜中に書いたやつ 2

結局全部まやかしでしかなかった。
私が好きだと自称する音楽もアイドルもあの人も色もバンドも服も何もかもが目の前の辛さから逃れるための幻覚剤で、それらが切れた後目の前に広がるのはただ果てもない現実。
結局私が好きなのはそれらを好きだということによって作り上げられた私の人物像で、本当の私なんて醜くて見れたもんじゃない。

あーあ息が苦しい気道が狭くなって息をする度に肺が大袈裟に動いてぎうううと音が鳴る

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夜中に書いたやつ

最近よく見るのは天井からぶら下がってる手だ。

特に私を呼んでるのはゾンビみたいな緑の手で、つい私はその手を掴んでしまいそうになって、でも頬に当たるぬいぐるみの柔らかさに引き留められていつもやめる。

今日はとてつもなく嫌なことを思い出してしまった。ふと部屋の中央に目をやると土管三本分くらいはあろうかという白い太い手がぶら下がっていた。というか刺さっていた。

私は彫刻のようなひんやりとしたその手

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静寂のサイエンス

「なんだよ、急に呼び出して」
夕方のサイエンス部の部室に2人、学校の中でも一二を争う暗さであるここはお互いの顔に影がかかりよく表情が読み取れない。


「いや、僕最近ずっと部室に籠ってただろう?ついに完成したんだよ、僕の夢が」

「何言ってんだお前。だいたいクラスにも顔出さねぇでせこせこ何作ってんだかと思ったら、夢だぁ?どぉせまた変な薬品でも作ったんだろ」


こいつは今までにも顧問の目を盗んで変

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眠る男(2)

「どしたの、急に」
祐介は突然変なことを話されて狐につままれたような顔をしていた。晩飯時に恋人がいきなり子供の頃に変な男が見えたなどと言い出すのだ。当然怪訝に思うだろう。

「でもほんとに見えたのよね。3歳くらいの時に見えたとかならまだしも、14歳の時だったからさ。子供が見た幻と言うにはあまりにもはっきりしすぎてない?」

「まぁそうだけど、佳奈って中二病患ってきてそうだもん。自分の中で作り上げた

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