マガジンのカバー画像

もう一度読みたいもの

13
運営しているクリエイター

記事一覧

「ペンギンは飛ぶのをやめたんだよ」と彼女は言った

「ペンギンは飛ぶのをやめたんだよ」と彼女は言った

飛ぶって大変です。
大きな翼が必要で、体や脳を大きくすることもできない。飛ぶ以外の場面では、飛ぶための能力は重荷です。いや、利点に思える「遠くに行けること」や「多くの情報が得られること」すら、生きる上での障害になることもあるでしょう。

「ペンギンは飛ぶのをやめたんだよ」

この言葉はそれからも、ことあるごとに頭の中によみがえってきます。
少し前の記事に「不便なカメラは必要とされ続ける」と書いたと

もっとみる
自らを頼りに

自らを頼りに

お釈迦様は亡くなる前に

自らを頼りに教えを頼りにしていくのだよと

説法されました。

これを自灯明、法灯明と言い

他人の考え思想ではなく

自分の心の中にあるお釈迦様と

同じ様な心、即ち仏性を頼りに

これからは歩きなさいと

教えて頂いた事があります。

人を思いやり

何かあれば助け合う事は大切で

支え合うのも大切です。

ですが何でもかんでも人の評価や世間の風潮

常識を頼りにした

もっとみる

日常を撮るのもいいし、非日常もいい。
いつもの散歩道でも撮るし、初めての街ならなお楽しい。
記録でもいい、アートでもいい。
花、猫、風景、街ゆく人たち、皆んなのおかげで写真が撮れることを忘れないようにしたい。

群青のとき

群青のとき

私の朝のルーティンの中に
「お線香に火を灯し、手を合わせる」と言う項目があります

特に決めている宗教が、ある訳ではありませんし
手を合わせている場所には
亡くなった先住犬の写真が、飾ってあります

ただ私にとって「手を合わせている、その先」には
亡くなった両親や祖母
自分へと時間を繋いでくれた祖先
そして「私の神様」の存在があります

厳密に言えば、亡くなった両親の魂や、心根や、思いは
いつも「

もっとみる
虹色

虹色

心地よい風が、半袖の腕をくすぐるように流れて行きました。

やっと少し季節が定まって来て

夏を迎える準備が整って来たようです。

そんな折、家族が入院をしました。

少し前から、それは決まっていたのですが
準備をしながらも、時間はアッという間に過ぎて行きました。

幸い命に関わる、大きな病気ではなかったのですが
やはり入院をして、手術をするとなると
体にかかる負担や、メンタルが気になります。

もっとみる
思いの丈

思いの丈

先日、初キャンプに行って来ました⛺️

…と言っても、テント泊ではなくて
ワンコ泊可のコテージを予約して貰い
虫との戦いを最小限に食い止めました

初キャンプに伴い、宿泊場所として選んだのは
元からアウトドア派の長女が、以前利用した施設でした

オーナーさんが女性とのことで
各場所に、細かな女性らしい配慮がなされており
外施設としては清潔で、とても可愛いらしく作られていました

眠る事以外は、自分

もっとみる
デジタルには「存在」が写り、フィルムには「不在」が写る。

デジタルには「存在」が写り、フィルムには「不在」が写る。

2024年はフィルムで撮ることにしました。

それは「フィルムならではのトーンが好きだから」みたいな理由ではなく、この世界ともっと丁寧に向き合いたいからです。

フィルムは信じられないほど高価になりました。
(300円台だったTri-Xが2000円超…)
もうバカバカしくて使ってられん!その通りです。

でも、悪いことばかりではないかもしれません。
バカみたいに高価なおかげで、一枚一枚を大事に撮る

もっとみる
デジカメで心霊写真は撮れないってお話

デジカメで心霊写真は撮れないってお話

大学生時代に「あなた、すごい数の霊を引き連れている。体調が悪くなるから私に近づかないで」と霊感のある先輩からいきなりラインを貰ったことのあるマエシーです。

本日はプロのフォトグラファーから見た心霊写真についてのお話を半分科学的な部分に、半分パロディ的にお話して行こうと思っています。

まず大前提になるのですが、私自身は幽霊などは全く信じておりません。

なぜかって?

人間っていろんな人いると思

もっとみる
雨の日に 美しき愉しみを

雨の日に 美しき愉しみを

第12週 6月24日の記憶。 それを探る試みです。 
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、何故か24日の“ヨハネ祭”シバリです。そこに何かが潜んでいるかもと考じました。日本では馴染みのないヨハネ祭ですが、洗礼→水→梅雨→全体性と、やや強引ではありますがヒントを深掘りしてみました。

では、読み解いてまいります。



  

  ヨハネ祭の情景

  美しき世界の輝きは

もっとみる
思い出が美しくあるのは明日のためだから

思い出が美しくあるのは明日のためだから

バツイチ、子無し。離婚して5年経つが前夫のことは毎日のように思い出す。

毎日泣くような日々からは解放され
思い出が美しくなってきたように思えるこの頃
新しいパートナーが欲しい、自分だけの家族が欲しいと思えるようになった。

それなのに新しいパートナーとの生活を想像しようとしてもうまくいかないし
私なんぞに結婚生活は維持できないだろうと確信してしまっている。

それもそうだ
この人と結婚しなければ

もっとみる
オウムの1滴/仏教

オウムの1滴/仏教

こんなお話しがあります。

ある所に一羽のオウムがいました

そのオウムが住んでいる森が大火事になり

オウムはこの火を

消さなければとくちばしに水をつけ

1滴1滴森に垂らします

それを見ていた他の鳥や動物は

オウムをバカにして笑っていました。

ですがそれを見ていた帝釈天が

その健気で純粋な姿に感動し
大雨を降らしてくれます。
その雨によって森は鎮火したそうです。

これは説明するまで

もっとみる
生かされている私達、日常の中に仏道がある/仏教

生かされている私達、日常の中に仏道がある/仏教

以前書きましたがフォロワーさんの中には

優しく繊細な方と御縁を頂く事もあります。

何か人の役に立ちたいと思う方や、人間が大切に

しなければならないものに目を向ける方や

社会に訴える方 この世の汚さに純粋な怒り発信

する方もいます。

皆さん素晴らしいし同士だなあと勝手に仲間意識を持たせてもらっていますが

以前書いたように世の中の汚さや無理解や無視

もしくは意気込む気持ちが

前のめり

もっとみる