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HSPだと知ったとき、とても腑に落ちてしまいました。それまで行き先が見つからない感情の…

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HSPだと知ったとき、とても腑に落ちてしまいました。それまで行き先が見つからない感情の仕舞い場所が、見つかった気がしました。ここは、HSPと仲良く生きていくための日々を書いていこうと思います。

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おしゃべり図書館

そのドアが開くと、懐かしくて、新しい匂いが迎えてくれます。 そして私の後ろでドアが閉じれば、外界の肌に合わない生活音やたくさんの色が重なった景色から遮断されます。 私は、そんな図書館が好きです。 たとえば「静かに過ごす」という当たり前のルールが私をまず守ってくれます。 本当はいけない事かも知れませんが「むやみに話さなくてもいい」これはとても楽な時があります。 集まる人々は何かを学びたいとか、知りたいとか、そんな自分に入り込んだ場所なので、あまり他人を気にしていない気がしま

    • ときめく季節

      この秋が来ると、今の家に引越して1年になります 季節の「ひとめぐり」は、思えば1日ずつの積み重ね🌿 ゼロからの出発をする引越しには、少し歳を重ね過ぎた感もありましたが ようやく、日々感じる安堵感の居場所を 生活のあちこちに、見つけられるようになりました 引越して間もない頃 新しく日常に加わる、スーパーやドラッグストア お役所、病院、動物病院、郵便局、銀行などなど 「とりあえず、こんな場所に有るよ」という感じで 家族が車で、連れて行ってくれました 特に方向音痴な私は、

      • 毎日の約束

        約5日間ほどでしたが、お仕事がお休みでした ただ主人は休みを取れなかったので 家族一緒の休みは、通常の土日だけでした 去年、引越しをしてから 免許を持っていない私は、自転車が1人で出掛ける足となりました (乗り物が、とても苦手です) 以前住んでいた場所からは、自転車でも 雑貨屋さん、洋服屋さん、食べ物屋さん、ファストファッションのお店 カフェなどなど  「お一人様で楽しめる場所」が、沢山ありました 今は「食べ物を買う事」には不便は無いのですが 「その他の楽しみ」を味う

        • 群青のとき

          私の朝のルーティンの中に 「お線香に火を灯し、手を合わせる」と言う項目があります 特に決めている宗教が、ある訳ではありませんし 手を合わせている場所には 亡くなった先住犬の写真が、飾ってあります ただ私にとって「手を合わせている、その先」には 亡くなった両親や祖母 自分へと時間を繋いでくれた祖先 そして「私の神様」の存在があります 厳密に言えば、亡くなった両親の魂や、心根や、思いは いつも「自分の中」に有るような気がしており 特段、神棚や仏壇に存在しているかと言うよりは

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        おしゃべり図書館

          小さな援軍

          まだ夜明け前の、うつらうつらしている時 「あ・・・頭が痛いかも・・・」 「嫌だな・・・仕事辛いな・・・」 痛みよりも先に、いつも不安が大きくなるのです 「何かの病気?」 多分この夏に、頻発している片頭痛だと解っていても あちこち思考が巡ってしまいます コロナが流行っているし・・・ こんな時間に、何か脳の病気かも・・・ この妄想病が、noteを書く想像力だったなら良いのに! 答えが出ない事は、不安が増幅され 痛みと同じくらいの 行き場のない「堂々めぐり」が始まります

          小さな援軍

          3分の魔法

          その日の朝は、急に降り出した雨のせいで 家を一度でたものの、傘を取りに再び玄関に戻りました 定刻に出ていたので、ほんの僅かな遅れです 傘をさしながら、いつも通りの道を又歩き始めました 普段、決まった時間に歩いていた時には、決まった顔とすれ違います 私が通る道は細い歩道で、片側をガードレールで塞がれていますので 傘をさすと邪魔になりますが、お互いに譲り合って、すれ違い そんな時には小さく会釈をして、お互いに心の中で「いってらっしゃい」 そう呟いているようでした その日

          3分の魔法

          思いの丈

          先日、初キャンプに行って来ました⛺️ …と言っても、テント泊ではなくて ワンコ泊可のコテージを予約して貰い 虫との戦いを最小限に食い止めました 初キャンプに伴い、宿泊場所として選んだのは 元からアウトドア派の長女が、以前利用した施設でした オーナーさんが女性とのことで 各場所に、細かな女性らしい配慮がなされており 外施設としては清潔で、とても可愛いらしく作られていました 眠る事以外は、自分たちの手で 炭をおこしたり、メスティンでお米を炊いたり ですが初めての火おこし

          思いの丈

          静かな旅支度

          春は誕生月なので、少し賑わった気持ちになりますが 残念な花粉症のおかげで、終わると「ヤレヤレ感」が満載です 梅雨入りを待ちわびるのは 引換えに、花粉症のお薬を飲まなくなるからで 夏が大好きな理由ではありません noteでは解らないのですが 「その人が持っている季節のイメージ」が有るとしたら 私は絶対に「夏の人」ではないような気がします 夏を連想する人って たぶん行動的で、快活で、情熱的で 自分の意見を、ハッキリ言える人・・・みたいな感じでしょうか 元気印が似合う人 昔

          静かな旅支度

          朝が咲く…そのニ

          「季節が変わる」その時々を感じられれば 私は飽きる事なく、その場所にいられて その場所を好きになれて その暮らしを、何度も何度も繰り返し 「生活」として、生きて行ける気がします。 たとえば心が、少しユラリとする時も 何処からか帰って来て 「お帰り…!」そんな風に 家や、街並みや、木々の佇まいが、私に囁いてくれたら その時の不安な気持ちに ひとつ楔が打てて しっとりとした深呼吸が出来ると思います。 私の見ているモノの中に ひとひら、流れていく季節があれば たとえその日、苦笑

          朝が咲く…そのニ

          金曜日の頭痛

          平日は、お仕事をしています。 もう娘たちは巣立っているのですが 夫婦ふたり分の家事は、私の役割となっています。 このところ金曜日になると、頭が脈打つように痛くなります。 私は二十代の頃から「片頭痛もち」なので この痛さはたぶん、いつもの片頭痛だと解るのですが 「平日の仕事終わり」が、こんなにも如実に 私の気分や、体に印を置いて行くのかと・・・少し困り気味です。 如何にも「ハイ!今週も終わりですよ」と云う感じで 肩を叩いてくれたら良いのですが 頭痛は「呆れるほど慣れっこ」

          金曜日の頭痛

          虹色

          心地よい風が、半袖の腕をくすぐるように流れて行きました。 やっと少し季節が定まって来て 夏を迎える準備が整って来たようです。 そんな折、家族が入院をしました。 少し前から、それは決まっていたのですが 準備をしながらも、時間はアッという間に過ぎて行きました。 幸い命に関わる、大きな病気ではなかったのですが やはり入院をして、手術をするとなると 体にかかる負担や、メンタルが気になります。 気になり始めると、悪い癖が出て来て 悪い方、悪い方へと妄想が始まり 心配を通り越

          素敵な余白

          仕事がお休みにもかかわらず、今朝は早くに目が覚めました。 「今日は家事が終わったら、何をしようか」 主人は仕事なので、Gwでも「1人行動」が多い日が続きました。 何をしても良い自分の時間 何をしなくても良い、自分の時間 「楽しみなさいね」 主人の言葉に、最初はアレヤコレヤ 「出掛ける先」を決めていたけれど 「何も予定を入れない贅沢」も、それはそれで居心地は良く 忙しい→働き者→充実→大人・・・ →で本当に等しく繋がれているかな? 春の清々しい晴天の日に、理屈っぽい思考

          素敵な余白

          未来に手をふる

          雨の合間をぬって早朝、買物に出掛けました。 夜中じゅう降っていた雨の足跡は アスファルトを黒く濡らして 少し肌寒い朝を作っていました。 私が歩くスーパーまでの道は、マンションと戸建てが立ち並ぶ「◯◯village」と括られた街並みです。 戸建てのお庭は、そう広くないスペースですが それぞれの玄関からのアプローチに 工夫され、厳選された草花や庭木が、植えられています。 それぞれに個性があって楽しく拝見でき、歩く人を飽きさせないほどです。 本当に、人が違えば好きな花も異なり

          未来に手をふる

          もう春本番というのに、体調が今ひとつ 病気という訳ではないのですが 何かをする「一歩」のハードルが高く感じます 春ってこんな感じだったのかしら 来月は誕生月、初心に帰らなくては!

          もう春本番というのに、体調が今ひとつ 病気という訳ではないのですが 何かをする「一歩」のハードルが高く感じます 春ってこんな感じだったのかしら 来月は誕生月、初心に帰らなくては!

          私の歩幅

          このところ、冷たい雨や風に見舞われていましたが やっとお陽様が、顔を出してくれました 何と言う恥ずかしがり屋さん。 先日、会社で歓送迎会がありました。 新顔の私は「趣味は何ですか?」という質問に・・・ いつものように少し困り笑顔で 「趣味らしい趣味は無くて・・・」と、お茶を濁してしまいました。 本当に昔から、この類の質問には困ってしまいます。 実際に長く続けていて、一途に好きなことって・・・難しいです。 お料理?これは絶対に趣味ではなくて、私のお役目で。 ハンドメイド

          私の歩幅

          桜の呼ぶ声

          見つけたばかりの小さな春の芽も 強い風と、冷たい雨に、消されてしまいそうだった3月が過ぎ 4月、今年の桜も、凛と咲きました🌸 「新しい事や、人や、場所」に慣れるのが苦手な自分ですが noteを手にする余裕が、持てなかったこの1ヶ月あまり 「新しい仕事場」に慣れる事で、手一杯に過ごしていました。 馴染む事が苦手なうえに 年齢を重ねてきっと、順応性、柔軟性も減ってきて 仕事や仕事場の空気感を取り込む事にも、時間が必要になった気がします。 「すぐに慣れなくても、仕方ないですよ

          桜の呼ぶ声