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大切を大切にできていない日々
その感情は、大きなうずくまっている、熊。
泥だらけで、無表情で、何日もごはんを食べていない。
とても大きくて、存在感がある。車くらい大きい。
居座られると、それしか見えなくなるし、そこから目を逸らせなくなる。
どんよりしている。
怖いと、嫌だと、辛いと、しんどいと、悲しいの混ざり合った、触るとざらざらとしている感情。
重たい鉛が心臓に詰まっているようで、動くとずくんと痛む。
これがあ
ないものねだりだけど、もう少し苦しませてほしい
音楽ものの作品が苦手だ。
中学校に入ったら、吹奏楽部に入りたかった。楽器を極めてレベルを上げるのは楽しそうに見えたし、集団で一つのモノを作って熱くなるのって大好きな営みだし、青くて泥臭い人間関係にも憧れがあった。やってみたい、触りたい、一員になりたいと、中学校の門をくぐりながら思った。
でも、入らなかった。親に「あんたは体力がないから向いてないんじゃない」と言われた。楽器系はお金がかかりそうな
状況はどうだい?(適応障害で休職→復職して2か月の調子)
正直、すこぶる調子が悪い。適応障害でげろげろに心身を崩し、底の底まで落ち、でもその後の2か月の休職で感情や身辺の整理ができたことで、「これならまた働ける!私、もう大丈夫!」と根拠のない自信を持って復職したわけだけど、そんな自信も、取り戻したはずの本当の自分も、たった2カ月であっけなく散り去った。
復職して2か月、元気とやる気に満ち溢れて、毎日楽しく暮らしています☆みたいなことを綴りたかったのだけ
翻弄と抗いとユーフォの四月
四月が終わった。復職して1ヶ月と少し、久しぶりにお給料が口座に振り込まれた。お金を稼ぐのは簡単ではなくて、大小さまざま色とりどりの敵を一つずつ倒す、敵は次から次へと現れてくる、そんな感覚で先月は働いていた。
戦いの過程では、コントロールできるものとできないものを分け、極めて理性的に自らのリソースを割く対象を選び、そのほかは潔く捨てる必要があった。
そしてそもそも、そういった活動に苦しくなく取り
劣等感のどろどろに足を取られないようにね
小さい頃から負けず嫌いだった。
自分が負けた、と思い知らされるととてつもなく悔しい気持ちが湧き上がり、なにクソ〜〜〜〜、私が、この私が一番になるんだからぁぁあああと、めちゃくちゃに努力をした。
部活では、誰よりも早く朝練に行って、誰よりも遅くまで残って素振りをした。受験では、誰よりも長い勉強時間をこなして、誰もから憧れられる学歴を手にしたかった。
何よりも自分に負けるのが一番しんどく、辛かっ
遅くなってしまったが3月を振り返る
毎月「振り返り」をしている人類がいることを知り、なにそれかっこいい!なんかよさそう!と思ったので、真似してみようと思っちょるわけだ。
ところが、振り返ろう振り返ろう、書こう書こうと思いながら、3月を終えてからもう1週間以上経ってしまった。
もろもろ忙しかったのだ。しょうがない。完璧を目指さなくたっていいんだよ。心が赴くままに、書いていけばいいんだよ。
ということで、心が赴いたので、3月を振り
入らなくなったジーンズを捨てたら、痩せなきゃの呪いから解放された
私は長らく、自分の容姿が好きになれなかった。
小学生の頃、仲の良かった友達とじゃれ合っているときに、突如「ブスー!!」と言い放たれたことが、大人になっても心に刺さりっぱなしで抜けてくれない。
もちろんその友達に悪気がなかったのは分かっている。覚えたての言葉を使いたくなっちゃっただけだろう。
ただそれは、容姿の優劣なんて気にしたこともなかった無垢な少女に、「どうやら自分はかわいくないらしい」と
「頑張りたいけど頑張れない」の消化の仕方
頑張る自分が好きだった。
自分で掲げた目標に向かって、
やるべきことは取りこぼさずにやり、
努力を惜しまず、全力を出し尽くす。
周りの誰よりも時間を捧げ、
怠けずサボらずコツコツとやり、
頑張り屋さんという評判をものにする。
頑張れている時の高揚感は、自分をゾクゾクと心地よくさせる。
自己を疑うことなく肯定できる状態は、安心をもたらしてくれる。
やり切った後の達成感と開放感は、空を飛んで
復職が決まった日の気持ち
「やったー!!!」
復職までの手筈が整い、明日から復帰でお願いしますとの連絡をもらった時、私はそう思った。
そして、そう思った自分に驚いて、そう思えた自分に対してまた「やったー!!!」と思った。
あんなに辛くてしんどくて逃げたかった仕事に対して、戻れることが嬉しいと思えるまでに回復できた、その健やかさに対する喜び
その健やかさは自分の力で成し遂げたものだという達成感
やっと一人前の人間に