夜風 | yokaze

パンと本、捻くれと諦め。今の私の言葉たちが、今以外の私を許して救ってくれると良い。28…

夜風 | yokaze

パンと本、捻くれと諦め。今の私の言葉たちが、今以外の私を許して救ってくれると良い。28歳女。

マガジン

  • 適応障害との対戦記録

    28歳女が適応障害と戦った記録。参考になったりならなかったりする。

  • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間

    人生のお休みの記録。やっていたことや考えていたことなど。Life is beautiful!

最近の記事

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適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

2023年11月に適応障害と診断されたワタクシ夜風28歳ですが、この度2ヶ月間の休職期間を経て、3月中旬から復職しております。 やったー!お金を稼げる! なるべく楽に稼いで海外旅行へ行くぞー! 自分の病気が治ったのかどうかは、もう少し働いてみないと分からない (医者には「まだ治ってませんから、無理したらダメですよ」と釘を刺されている) のだが、結構ここまで順調に回復できたんじゃないかと思っている。 体の不調は寛解し、やせ細った体はきちんと元の体重に戻った(これに関しては

    • 遅くなってしまったが3月を振り返る

      毎月「振り返り」をしている人類がいることを知り、なにそれかっこいい!なんかよさそう!と思ったので、真似してみようと思っちょるわけだ。 ところが、振り返ろう振り返ろう、書こう書こうと思いながら、3月を終えてからもう1週間以上経ってしまった。 もろもろ忙しかったのだ。しょうがない。完璧を目指さなくたっていいんだよ。心が赴くままに、書いていけばいいんだよ。 ということで、心が赴いたので、3月を振り返る。 漢字で表すなら凪 ここ最近のなかで最もメンタルが安定していて、凪いだ

      • 入らなくなったジーンズを捨てたら、痩せなきゃの呪いから解放された

        私は長らく、自分の容姿が好きになれなかった。 小学生の頃、仲の良かった友達とじゃれ合っているときに、突如「ブスー!!」と言い放たれたことが、大人になっても心に刺さりっぱなしで抜けてくれない。 もちろんその友達に悪気がなかったのは分かっている。覚えたての言葉を使いたくなっちゃっただけだろう。 ただそれは、容姿の優劣なんて気にしたこともなかった無垢な少女に、「どうやら自分はかわいくないらしい」という新しい概念を植え付けるのに十分なできごとだった。 そして、以降の私は、容姿

        • 「頑張りたいけど頑張れない」の消化の仕方

          頑張る自分が好きだった。 自分で掲げた目標に向かって、 やるべきことは取りこぼさずにやり、 努力を惜しまず、全力を出し尽くす。 周りの誰よりも時間を捧げ、 怠けずサボらずコツコツとやり、 頑張り屋さんという評判をものにする。 頑張れている時の高揚感は、自分をゾクゾクと心地よくさせる。 自己を疑うことなく肯定できる状態は、安心をもたらしてくれる。 やり切った後の達成感と開放感は、空を飛んでいるかのような爽快さがある。 あれを原動力に、人生をやってきた。 私にとっての

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        適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

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        • 適応障害との対戦記録
          7本
        • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間
          12本

        記事

          適応障害で休職していた2ヶ月間の過ごし方

          2024年の1月から、わたくし夜風 (28歳女性) は、新卒から4年勤めている会社を休職していた。 休むことを決めた頃の私は、抑うつ症状、焦燥感、希死念慮など、おおかたの負の感情をコンプリートし続ける毎日で、とても生きた心地がしていなかった。 そして、2ヶ月間の人生お休みタイムを経て、当時の闇を懐かしむことができるくらいにはうまいこと回復でき(たと思っており)、本日から復職している。 休職を始める頃、さて、何をして暮らせば良いのやら、と何のガイドラインもない当イベントに

          適応障害で休職していた2ヶ月間の過ごし方

          復職が決まった日の気持ち

          「やったー!!!」 復職までの手筈が整い、明日から復帰でお願いしますとの連絡をもらった時、私はそう思った。 そして、そう思った自分に驚いて、そう思えた自分に対してまた「やったー!!!」と思った。 あんなに辛くてしんどくて逃げたかった仕事に対して、戻れることが嬉しいと思えるまでに回復できた、その健やかさに対する喜び その健やかさは自分の力で成し遂げたものだという達成感 やっと一人前の人間に戻れるという安堵感 (仕事を休んでいる人間が一人前ではないってことではないのだけ

          復職が決まった日の気持ち

          久しぶりに風邪をひいてしまったけど、私は私の人生をやる

          タイトルの語尾にも表れている通り、やっちまった〜、ミスった〜、悔しい〜、の気持ちを胸に、どこかから頂いてしまった風邪菌を主に喉にかかえながら、昼までお布団に潜りっぱなしで療養している。 風邪を引いたのは久しぶりだ。2年前の年越しをコロナで超えて以来である (可哀想すぎ) 。コロナをカウントしなければ、社会人になって初めての風邪、実に5年ぶりの遭遇である。 適応障害で仕事をお休み中なので、体調を崩しても支障はない。むしろ体調を崩していた方が格好がつくとさえも言える。 でも

          久しぶりに風邪をひいてしまったけど、私は私の人生をやる

          休職八週目 | 復職間近の過ごし方編

          今年1月頭からの約2ヶ月間に渡った「病院でもらった紙切れ一枚で叶う!人生の特大夏休み!〜病気ではちゃめちゃな精神と共に〜」も、今週でほぼ終わり。来週の後半あたりから職場に復帰する計画を立てている。 ということで、今週は休職ラストweek。思いっきり遊び呆けるという選択肢もあったが、クソ真面目ガールこと私は、スムーズに職場復帰ができるようゆるりと準備に取り組むことにした。 復職に向けた過ごし方をnoteにまとめてくださっている先輩方が沢山いるので (特大のありがとう!!)、

          休職八週目 | 復職間近の過ごし方編

          聞きたい音だけ聴いていたい

          工事現場から聞こえる、ドンガラガッシャーン!という音が苦手だ。大太鼓の、心臓まで響いてくるドスンとした音が苦手だ。大きな足音が苦手だ。不意打ちで後ろから話しかけられると、ビクッとしてしまう。 ざわざわしているところでは人の声が聞き取れず、何度も聞き返し、しまいには諦めて適当な返事をしてしまう。アニメやドラマは字幕がないと、何を言っているのか分からない。ふいに話しかけられた時は百発百中で理解できず聞き返す。 昔から、私は音に過敏で、耳が悪いと思って過ごしてきた。学校の聴力検

          聞きたい音だけ聴いていたい

          息を吸うのも難しかったけど

          今朝、オンラインでピラティスのレッスンを受けた。ヨガマットの上で体を伸ばしながらzoomに入室すると、世界中の誰とでも友達になれそうな朗らかな雰囲気の講師の先生は参加メンバーと声をかけ合っていて、そのまま明るい雰囲気でレッスンが始まった。 今日のレッスンは、呼吸の練習や姿勢の作り方、加えて骨盤周りやお尻の筋肉を使うメニューを重点的にという内容。リラックスする時間も挟みながら、先生の指示がテンポよく飛んでくる。 「息をふーっと吐ききって、吐き切った後にあばらを締めて、みぞお

          息を吸うのも難しかったけど

          雨降る日だって上手に生きたい

          雨が苦手だ。 子どもの頃はそんな事なかった。 むしろ雨の日は、普通ではない特別な心地がする日、親が心なしが優しい日、音が洗練されて聞こえて精神が落ち着く日、と良い印象を多く持っていた。 表でマンションの仲間と駆けまわるのではなく、家でゆっくりと過ごすのもいいもんだなと、子どもながらにしみじみとしていた記憶がある。 ということは、私には雨の日も私らしく生きるポテンシャルがあるはずだ。頭が痛くてぼわーんとして、体もだるくて、濡れるのが面倒くさくて、空の暗さに気持ちまで暗くなっ

          雨降る日だって上手に生きたい

          休職七週目 | 日記とパンと散歩編

          2月26日 近所の小さな映画館で、映画を見た。 このところ北欧にかぶれている私が、ちょうど見たいと思っていた監督の作品。 日常がどうしようもなく描かれていて、私も私の日常をやってこうと思った。 映画館は椅子がふかふかで居心地が良かった。 また行こう。 2月27日 最近は自炊が楽しい。 揚げ物にもチャレンジしようと思って、唐揚げを作った。 おいしくできたけど、実家の味とは違う。 次はもう少し片栗粉を多めにして、下味に塩胡椒も使って作ってみよう。 料理って化学だ。 2月28日

          休職七週目 | 日記とパンと散歩編

          この世の全てを食べ尽くしてから死にたいもん

          彼と、お金の話をした。 私には貯金がない。 一方で彼は計画的にコツコツとお金を貯めてきた人間。 「夜風ちゃんがこれからも貯金ができないのであれば、一緒に生きるのは難しいよ。」 と手厳しいことを言われた私は、悲しくて普通に泣いた。 だって彼と一緒に生きたいんだもの、私は。 なので、彼に私の家計を見てもらって改善点を探すことにしたのだが、意外なことに月々の生活費は彼とさほど変わらなかった。 浪費癖ゆえに貯金ができないんだと思い込んでいたけれど、医療費とか、奨学金の返済だとか

          この世の全てを食べ尽くしてから死にたいもん

          休職六週目 | 復職すっかぁ...編

          正直、「働きてぇ〜〜」なんてこれっぽっちも思ってない。働かずに飯が食えるこの生活を、もう少し楽しんじゃいたい自分もいる。ただ、お休みすることで自分を取り戻せた実感がある今、そろそろ仕事に戻れそうな気もしている。 あと、金がねえ。金が欲しい。金をください。500円以上の食料品にビビり散らかし、飲食店では1番安いメニューを選び、医療費に蝕まれて貯金がざくざくと減っていくのただ眺めることしかできない生活を脱したくなってきた。 ということで、2ヶ月間の休職を満了したのち復職するつ

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          解散ノート・モモコグミカンパニー

          モモコさんへ 『やっぱりうまくいかなかった。』 この文章に、どうしようもなく涙が出ました。 私にはあの声が、あなたが東京ドームのステージで出したあの声が、あの日の中で一番胸に刺さったから。刺さって抜けないことが、私のこれからを生きる糧になると知ったから。 あなたのしがみつく姿、食らいつく姿、どろどろで苦しいけれど諦めずに向かい合う姿、そしてそれら全てが曝け出されてしまうほど必死で走り続けていた姿に、どうしようもなく惹かれていたのです。 あなたが、あなたのままで戦う生き

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          しょげた人間にかけたい言葉のお薬たち

          私はよく、しょげる。人間誰しもしょげる時はあるし、生きてりゃ嫌なことがあるのもしょうがない。 でも、しょげている時はそんなあっけらかんとした思考は脳みそに出てきてくれなくて、光の見えない深い心の底に潜り込んでいってしまう。 でもでも、光は見えないだけで、あるんだってこと、健やかな私は知っている。これは、しょげた私に、この世界には光もあることを伝えるための言葉の薬たち。私以外の方に効き目があるかは保証しかねます。 世界は、ずっとずっと広い くよくよと、すごすごと思い悩む

          しょげた人間にかけたい言葉のお薬たち