夜風 | yokaze

今の私の言葉たちが、今以外の私を許して救ってくれると良い。28歳女。

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マガジン

  • 適応障害との対戦記録

    28歳女が適応障害と戦った記録。参考になったりならなかったりする。

  • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間

    人生のお休みの記録。やっていたことや考えていたことなど。Life is beautiful!

最近の記事

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適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

2023年11月に適応障害と診断されたワタクシ夜風28歳ですが、この度2ヶ月間の休職期間を経て、3月中旬から復職しております。 やったー!お金を稼げる! なるべく楽に稼いで海外旅行へ行くぞー! 自分の病気が治ったのかどうかは、もう少し働いてみないと分からない (医者には「まだ治ってませんから、無理したらダメですよ」と釘を刺されている) のだが、結構ここまで順調に回復できたんじゃないかと思っている。 体の不調は寛解し、やせ細った体はきちんと元の体重に戻った(これに関しては

    • 大切を大切にできていない日々

      その感情は、大きなうずくまっている、熊。 泥だらけで、無表情で、何日もごはんを食べていない。 とても大きくて、存在感がある。車くらい大きい。 居座られると、それしか見えなくなるし、そこから目を逸らせなくなる。 どんよりしている。 怖いと、嫌だと、辛いと、しんどいと、悲しいの混ざり合った、触るとざらざらとしている感情。 重たい鉛が心臓に詰まっているようで、動くとずくんと痛む。 これがあると、息を吸うのが難しくなる。 どんよりとした雲が、膜がかかったようで、心がそ

      • ないものねだりだけど、もう少し苦しませてほしい

        音楽ものの作品が苦手だ。 中学校に入ったら、吹奏楽部に入りたかった。楽器を極めてレベルを上げるのは楽しそうに見えたし、集団で一つのモノを作って熱くなるのって大好きな営みだし、青くて泥臭い人間関係にも憧れがあった。やってみたい、触りたい、一員になりたいと、中学校の門をくぐりながら思った。 でも、入らなかった。親に「あんたは体力がないから向いてないんじゃない」と言われた。楽器系はお金がかかりそうなイメージもあったのも、日々「お金がない」と言い聞かされてきた自分には後ろめたかっ

        • 状況はどうだい?(適応障害で休職→復職して2か月の調子)

          正直、すこぶる調子が悪い。適応障害でげろげろに心身を崩し、底の底まで落ち、でもその後の2か月の休職で感情や身辺の整理ができたことで、「これならまた働ける!私、もう大丈夫!」と根拠のない自信を持って復職したわけだけど、そんな自信も、取り戻したはずの本当の自分も、たった2カ月であっけなく散り去った。 復職して2か月、元気とやる気に満ち溢れて、毎日楽しく暮らしています☆みたいなことを綴りたかったのだけど、まあ無理だった。全然元気じゃなくて、毎朝仕事が嫌だともがきながら、働いたり働

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        適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

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        • 適応障害との対戦記録
          8本
        • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間
          12本

        記事

          新しい生活を始めます。

          引越した。 引っ越しの準備で忙しかったここ最近は、もう笑っちゃうくらいどこにも書き記せていない日々で、ずらずらとどしどしと毎日が過ぎていった。 その間も私は確かにここに存在して、もがいたり笑ったりして生きていたはずで、覚えていなくても、記せていなくても、消えちゃいやしないんだけど、手のひらから溢れていってしまう感覚に陥るのはどうしてだろう。 段ボールの中に、調理道具や本や、私の生活が仕舞われていって、見えなくなっていくのが最近はしんどかった。生活がうまく回らなくなってし

          新しい生活を始めます。

          翻弄と抗いとユーフォの四月

          四月が終わった。復職して1ヶ月と少し、久しぶりにお給料が口座に振り込まれた。お金を稼ぐのは簡単ではなくて、大小さまざま色とりどりの敵を一つずつ倒す、敵は次から次へと現れてくる、そんな感覚で先月は働いていた。 戦いの過程では、コントロールできるものとできないものを分け、極めて理性的に自らのリソースを割く対象を選び、そのほかは潔く捨てる必要があった。 そしてそもそも、そういった活動に苦しくなく取り組めるように、自分をしっかりと保つ必要があった。 さまざまな敵とそれらに衛星す

          翻弄と抗いとユーフォの四月

          劣等感のどろどろに足を取られないようにね

          小さい頃から負けず嫌いだった。 自分が負けた、と思い知らされるととてつもなく悔しい気持ちが湧き上がり、なにクソ〜〜〜〜、私が、この私が一番になるんだからぁぁあああと、めちゃくちゃに努力をした。 部活では、誰よりも早く朝練に行って、誰よりも遅くまで残って素振りをした。受験では、誰よりも長い勉強時間をこなして、誰もから憧れられる学歴を手にしたかった。 何よりも自分に負けるのが一番しんどく、辛かった。早起きしたかったのに寝坊した朝は歯を食いしばって悔し涙を流したし、思うように

          劣等感のどろどろに足を取られないようにね

          遅くなってしまったが3月を振り返る

          毎月「振り返り」をしている人類がいることを知り、なにそれかっこいい!なんかよさそう!と思ったので、真似してみようと思っちょるわけだ。 ところが、振り返ろう振り返ろう、書こう書こうと思いながら、3月を終えてからもう1週間以上経ってしまった。 もろもろ忙しかったのだ。しょうがない。完璧を目指さなくたっていいんだよ。心が赴くままに、書いていけばいいんだよ。 ということで、心が赴いたので、3月を振り返る。 漢字で表すなら凪 ここ最近のなかで最もメンタルが安定していて、凪いだ

          遅くなってしまったが3月を振り返る

          入らなくなったジーンズを捨てたら、痩せなきゃの呪いから解放された

          私は長らく、自分の容姿が好きになれなかった。 小学生の頃、仲の良かった友達とじゃれ合っているときに、突如「ブスー!!」と言い放たれたことが、大人になっても心に刺さりっぱなしで抜けてくれない。 もちろんその友達に悪気がなかったのは分かっている。覚えたての言葉を使いたくなっちゃっただけだろう。 ただそれは、容姿の優劣なんて気にしたこともなかった無垢な少女に、「どうやら自分はかわいくないらしい」という新しい概念を植え付けるのに十分なできごとだった。 そして、以降の私は、容姿

          入らなくなったジーンズを捨てたら、痩せなきゃの呪いから解放された

          「頑張りたいけど頑張れない」の消化の仕方

          頑張る自分が好きだった。 自分で掲げた目標に向かって、 やるべきことは取りこぼさずにやり、 努力を惜しまず、全力を出し尽くす。 周りの誰よりも時間を捧げ、 怠けずサボらずコツコツとやり、 頑張り屋さんという評判をものにする。 頑張れている時の高揚感は、自分をゾクゾクと心地よくさせる。 自己を疑うことなく肯定できる状態は、安心をもたらしてくれる。 やり切った後の達成感と開放感は、空を飛んでいるかのような爽快さがある。 あれを原動力に、人生をやってきた。 私にとっての

          「頑張りたいけど頑張れない」の消化の仕方

          適応障害で休職していた2ヶ月間の過ごし方

          2024年の1月から、わたくし夜風 (28歳女性) は、新卒から4年勤めている会社を休職していた。 休むことを決めた頃の私は、抑うつ症状、焦燥感、希死念慮など、おおかたの負の感情をコンプリートし続ける毎日で、とても生きた心地がしていなかった。 そして、2ヶ月間の人生お休みタイムを経て、当時の闇を懐かしむことができるくらいにはうまいこと回復でき(たと思っており)、本日から復職している。 休職を始める頃、さて、何をして暮らせば良いのやら、と何のガイドラインもない当イベントに

          適応障害で休職していた2ヶ月間の過ごし方

          復職が決まった日の気持ち

          「やったー!!!」 復職までの手筈が整い、明日から復帰でお願いしますとの連絡をもらった時、私はそう思った。 そして、そう思った自分に驚いて、そう思えた自分に対してまた「やったー!!!」と思った。 あんなに辛くてしんどくて逃げたかった仕事に対して、戻れることが嬉しいと思えるまでに回復できた、その健やかさに対する喜び その健やかさは自分の力で成し遂げたものだという達成感 やっと一人前の人間に戻れるという安堵感 (仕事を休んでいる人間が一人前ではないってことではないのだけ

          復職が決まった日の気持ち

          久しぶりに風邪をひいてしまったけど、私は私の人生をやる

          タイトルの語尾にも表れている通り、やっちまった〜、ミスった〜、悔しい〜、の気持ちを胸に、どこかから頂いてしまった風邪菌を主に喉にかかえながら、昼までお布団に潜りっぱなしで療養している。 風邪を引いたのは久しぶりだ。2年前の年越しをコロナで超えて以来である (可哀想すぎ) 。コロナをカウントしなければ、社会人になって初めての風邪、実に5年ぶりの遭遇である。 適応障害で仕事をお休み中なので、体調を崩しても支障はない。むしろ体調を崩していた方が格好がつくとさえも言える。 でも

          久しぶりに風邪をひいてしまったけど、私は私の人生をやる

          休職八週目 | 復職間近の過ごし方編

          今年1月頭からの約2ヶ月間に渡った「病院でもらった紙切れ一枚で叶う!人生の特大夏休み!〜病気ではちゃめちゃな精神と共に〜」も、今週でほぼ終わり。来週の後半あたりから職場に復帰する計画を立てている。 ということで、今週は休職ラストweek。思いっきり遊び呆けるという選択肢もあったが、クソ真面目ガールこと私は、スムーズに職場復帰ができるようゆるりと準備に取り組むことにした。 復職に向けた過ごし方をnoteにまとめてくださっている先輩方が沢山いるので (特大のありがとう!!)、

          休職八週目 | 復職間近の過ごし方編

          聞きたい音だけ聴いていたい

          工事現場から聞こえる、ドンガラガッシャーン!という音が苦手だ。大太鼓の、心臓まで響いてくるドスンとした音が苦手だ。大きな足音が苦手だ。不意打ちで後ろから話しかけられると、ビクッとしてしまう。 ざわざわしているところでは人の声が聞き取れず、何度も聞き返し、しまいには諦めて適当な返事をしてしまう。アニメやドラマは字幕がないと、何を言っているのか分からない。ふいに話しかけられた時は百発百中で理解できず聞き返す。 昔から、私は音に過敏で、耳が悪いと思って過ごしてきた。学校の聴力検

          聞きたい音だけ聴いていたい

          息を吸うのも難しかったけど

          今朝、オンラインでピラティスのレッスンを受けた。ヨガマットの上で体を伸ばしながらzoomに入室すると、世界中の誰とでも友達になれそうな朗らかな雰囲気の講師の先生は参加メンバーと声をかけ合っていて、そのまま明るい雰囲気でレッスンが始まった。 今日のレッスンは、呼吸の練習や姿勢の作り方、加えて骨盤周りやお尻の筋肉を使うメニューを重点的にという内容。リラックスする時間も挟みながら、先生の指示がテンポよく飛んでくる。 「息をふーっと吐ききって、吐き切った後にあばらを締めて、みぞお

          息を吸うのも難しかったけど