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フリーランスマザー

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2016年3月に長男、2019年10月に次男を出産。 フリーランスライターという立場からみる、妊娠・出産・育児のこと。
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#フリーランス

仕事とシングル育児。両立のカギは「切り替え」「中長期的な投資の視点」――起業家・田村梨江さん

仕事とシングル育児。両立のカギは「切り替え」「中長期的な投資の視点」――起業家・田村梨江さん

フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児と向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第6回は、HANGOUT COMPANY株式会社 代表取締役の田村梨江さんです。バリッバリに働きながら、シングルマザーとして5歳児の子育てもされています。

連載タイトルに「フリーランス」と冠しておきながら、この方は厳密にいうと、経営者。でも、自分自身で仕事の舵をとり、働きながら子育てをしている点では、通じる部

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子どもを優先しながら、でも自分らしく働きたい。そのためにフリーランスを選んだ――エシカルプランナー 鈴木有希さん

子どもを優先しながら、でも自分らしく働きたい。そのためにフリーランスを選んだ――エシカルプランナー 鈴木有希さん

フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児と向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第5回は、エシカルプランナーの鈴木有希さんです。

出会ったときはオーガニック・スキンケアの会社で働いていた有希さんが、フリーランスになったと聞いたのは、1年半ほど前のこと。有希さんの息子くんが、幼稚園から小学校に上がるタイミングでの転身でした。いまはエシカルイベントの企画・PRなどをしながら、フード系の新事業

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青森へのUターンは、紙媒体中心だった仕事とワンオペ育児をどう変えた?――編集者/ライター 栗本千尋さん

青森へのUターンは、紙媒体中心だった仕事とワンオペ育児をどう変えた?――編集者/ライター 栗本千尋さん

フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第4回は、編集者/ライターの栗本千尋さんです。

ライフスタイル系の雑誌・Webで活躍している栗本さん。仕事のかたわら、6歳と4歳の兄弟を育てています。「紙媒体をつくる最前線は東京」というイメージがあるなかで、2020年夏に地元の青森県八戸市へUターン。それまで担当していた案件も続けつつ、八戸中心商店街のWeb

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「妊娠中も/産後すぐに仕事してる人は偉い!」の呪いを解きたい

「妊娠中も/産後すぐに仕事してる人は偉い!」の呪いを解きたい

「産む前日まで原稿を書いていた」「産後1ヶ月で取材復帰した」みたいな話をすると、しばしば「妊娠中もずっと働いてたなんてすごい」「産後すぐ復帰したなんて偉いね、私なんかめっちゃ育休とってたよ」などと言われます。褒めてもらえるのはありがたいことだけど、じつは偉くもないし、すごくもありません。

そういうこと言われて嫌な気持ちになっている、とかじゃないんですよ。私自身も人のことを「えらいね! すごいね!

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産んでも働き続けられる方法が、きっとある――ヨガ講師・磯沙緒里さん

産んでも働き続けられる方法が、きっとある――ヨガ講師・磯沙緒里さん

フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第3回は、ヨガ講師/イベントプロデューサーの磯沙緒里さんです。

磯さんとは、5年ほど前にインタビューをさせてもらったときからのお付き合い。すこやかに楽しく生きる女性の暮らしをうかがう企画でした。取材のとき、長男を産んで半年ほどだった私には、身体の声にしっかり耳を傾けて生きる磯さんが、いっそう素敵に見えたのを覚

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身体と仕事を整えて、産みどきをつくるーーフォトグラファー・石野千尋さん

身体と仕事を整えて、産みどきをつくるーーフォトグラファー・石野千尋さん

子どもを持つことに不安を感じている人、とりわけフリーランスで働いている人たちに、なにかポジティブな妊娠・出産・育児の情報を伝えたくてはじめた、この「フリーランスマザー」マガジン。

私自身がフリーランスのライター・編集者として、もしくはアラサー/ワーママ/二児の母として、ごく個人的な気持ちや考えを書いてきました。

40本近い記事をアップしてきて、はたと「ほかの人の話ももっと聞いてみたいな」と思っ

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家族と話し合いながら、自分が優先する「軸」を持つ――ライター・藤堂真衣さん

家族と話し合いながら、自分が優先する「軸」を持つ――ライター・藤堂真衣さん

フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第2回目はライターのまいもんさんこと、藤堂真衣さんです。

まいもんさんには、彼女が編集者をしていた時代にお仕事をいただいたのが出会い。同い年、同じ関西出身ということもあり、交流が生まれました。その後まいもんさんもフリーランスのライターになり、いまではビジネス系のかっちり案件からアニメや漫画などのカルチャー案件

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妊娠中もここちよく働くために必要な4つの対策

妊娠中もここちよく働くために必要な4つの対策

妊娠中、もしも運よく体調が安定していて、仕事がしたいと前向きに思った場合。フリーランスのわたしが気をつけたポイントは、この4つでした。

<1、取引先とのコミュニケーション>お仕事とはいつだって、相手ありきのものだと思っています。働くことも妊娠することも、個人の権利。でも、お仕事を続けると決めた以上は、いっしょに働く方への配慮や敬意は必要です。私には「妊娠を理由に、取引先にご迷惑をかけたくない」と

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妊娠しながら、どれくらい仕事ができる?【答え:個人差しかありません】

妊娠しながら、どれくらい仕事ができる?【答え:個人差しかありません】

今回は、問いと答えをそのままタイトルにぶちこみました。産前産後にこなせる仕事の量は、完全に人それぞれです。だけど一例として、私の場合のお話をしたいと思います。

妊娠前は「お腹が大きいだけなら普通に働けるのでは?」「つわりってどんな感じ?」くらいの、ふわっとした知識しかありませんでした。というか、いろいろ調べはしたんですが、最終的に「これは自分がどうなるのか、そのときになってみないとわからんな!」

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子育てマガジン、リニューアルします

子育てマガジン、リニューアルします

つらつらと「私の妊娠・出産・育児」について書いてきた、こちらのマガジン。この春からリニューアルしようと思います。

まずは、以前「フリーランスと子育てのリアル」というトークイベントでお話した内容を、note向けに再編集していきます。

<妊娠・出産編>
・妊娠しながら、どれくらい仕事ができるの?
・妊娠中も働くために心がけた「4つのポイント」
・フリーランスにも適用される公的支援から、資金繰りを考

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子どもに罪悪感を持たないで働くための3か条

子どもに罪悪感を持たないで働くための3か条

ワーママ向けのコンテンツでしょっちゅう目にするキーワード「罪悪感」。仕事でなかなか子どもとの時間がとれなかったり、忙しすぎてイライラしたりすると、親はつい、子どもに対して罪悪感を抱えてしまいがちです。

フリーのライターとして働きながら、子育てをして3年ちょっと。
そんな私は、あんまり罪悪感を抱いたことがありません。「親としてどうなの? 冷たい!」と言われればそうかもしれないけど、ちょっとした思考

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3歳児を育てながら働くわたしの時間割

3歳児を育てながら働くわたしの時間割

「子ども育てながらそんな働ける!?」「いつ寝てんの!?」みたいなことを、めっちゃ言われます。が、毎日8時間は寝ているし、周囲の売れっ子ライター/編集者の皆さんに比べたら、近ごろはすっかりぬるま湯生活です。去年は取材記事を175本書いたけれど、このペースでいけば今年は、100本切るんじゃないかな……?

とはいえ、毎日どんなふうに時間をやりくりしているか? という質問をしばしば受けるので、時間割を公

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待機児童を抱えながら仕事を続けるために、大切なこと

待機児童を抱えながら仕事を続けるために、大切なこと

2016年3月に出産してから、2017年4月に息子が保育園に入るまでの1年ちょっと。子育てしながらも、出産前とさほど変わらない量の仕事をしていた。勤務時間は4割カットで案件のボリュームは3割減、収入は1.5割減というところ。実際にどんな暮らしをしていたか、振り返ってみる。

基本的に、平日の午前中は子どもと2人でのんびり過ごす。取材や打ち合わせなどの外出は、なるべく午後に固める。そして週1回はお義

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仕事を休みたくないのに、早生まれは保育園に入れない

仕事を休みたくないのに、早生まれは保育園に入れない

noteではたびたび書いているけれど、私は産休・育休を取っていない(詳しくはこちらの記事で)。フリーランスだからもともと産休とか育休の制度がない、ということもあるけれど、単純に、楽しい仕事を休むのがいやだった。

だから、できるだけ早く、子どもを保育園に預けたいと思っていた。まずは都内の保育園について、わたし視点で簡単にまとめてみる。

認可保育園…いろいろと国の基準を満たした園で、世帯年収に応じ

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