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六本弦で鳴かせた木魚の声

騒めきだけが、耳鳴りを掻き消して
胸の締め付きも、気がつけば幻のような。

弾きながら
泣きながら
鳴らしながら
亡骸と皮肉って
吟遊詩人にいつかなれたらと。

笑って誤魔化し
まだ柔い指で強い弦を押さえて
時間の痛みを忘れる痙攣する木魚。

上手くは弾けないのは
上手くは生きられない私のような。

それでも、指が馴染んでいく
こんなに、指先が痺れる和音に
あんなに、与えてくれた他が恩に

時を忘れた頃のように
根色を音色に
悲しみを忘れるまで。。

夢を描いた頃のように
鼓動をリズムに
溺れて酔い倒れるまで。。

強い痛みに耐えず、崩れ、撫でる。

今度は壊れないように
ゆっくりと皮膚を厚く堅く
心が裂けてしまった過去に
皮膚が剥けてないように。。

鋭い爪深く切り落とし
爪を隠し強く立ち向かって

唄にいつか音色を
私に空間に温度と湿度を
六本の弦の挿話。

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メンヘラで引きこもり生活困窮者です、生活保護を申請中です。ガスも止めてスポーツジムで最低限の筋トレとお風呂生活をしています。少しでも食費の足しにしたいのが本音です。生恥を重ねるようで情けないのですがお慰みを切にお願いします。