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鳴らない鐘の夜露

誰かの孤独が触れた。

孤独と孤独が触れ合った。

鳴りあった、孤独の鐘が響いた。

それぞれの音は違えど空気を揺らした。

私の鐘を通り過ぎた、私は共鳴しない。

遠い鐘の鐘は涙まで流している。

鳴らない鐘を見つけた。

その鐘は孤独。

その孤独に触れた。

私が鳴った、私だけが。

その鐘は孤独。

鳴らした孤独。

鳴らない孤独。

二つの孤独が並ぶ。

並んでしまったら、孤独なのだろうか。

並ばないほうが、孤独なのだろうか。

鳴らしたほうが、孤独なのだろうか。

鳴らないほうが、孤独なのだろうか。

鳴らない鐘を朝露から夜露を眺めて

私の鐘は泣いていた。

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メンヘラで引きこもり生活困窮者です、生活保護を申請中です。ガスも止めてスポーツジムで最低限の筋トレとお風呂生活をしています。少しでも食費の足しにしたいのが本音です。生恥を重ねるようで情けないのですがお慰みを切にお願いします。