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あの頃、君は可愛かった……
4月にうちのおばあちゃんがリハビリ施設に入ってから、家の中をどうにかしなければと思って少しずつ片付けを進めているのだが、最近、昔の写真が発掘された。
亡くなった旦那が結婚前の若い頃に家族旅行に行って、こちらもすでに亡くなったおじいちゃんと一緒に写っている写真や、息子が幼かった頃の写真なんかが色々と出てくる。
旦那、相変わらず、かっこええな、と思いつつ、こっちはどんどん齢を重ねていくだけさ。遺影
墓は誰のためにある?
親の高齢化に伴って、将来的な墓守問題も頭をかすめる今日このごろ。
今住んでいる亡夫の実家の墓は、子供が継いでくれるだろう。子供には、将来的に継承していくのが難しいのなら、永代供養をお願いして墓じまいするように伝えてある。
問題は実家の墓だ。
女の姉妹だけの実家では、私を含め他の姉妹もよそに嫁いで出ている。実家の名前を継ぐ跡継ぎはいない。
実家は父の実家の名字だが、父も上に何人も兄がいて跡継
壁、乗り越えてないよな、って思った話
家の中を片付けていたら、子どもが中学生の時に部活用に私が買ったタオルが出てきた。「壁を乗り越えろ!」って、とても熱いメッセージが書かれたタオルだ。でも、子どもは一瞥して「そんなモノいらん」と言い、一度も使わなかった。
せっかく出てきてもったいないから、今は私がお風呂上がりに頭を拭くのに使っている。
「壁を乗り越えろ」って、自分はなんにも壁を乗り越えてないな、とちょっと落ち込む。
うだうだ、う