ヒャッ!とした話
車を運転していたら、思わずヒャッ!とした話。
夕方の帰宅ラッシュの時間が迫り、渋滞するほどではないけれども道は少し混み始めていた。空いているときのように思うようなスピードは出せない。しかも、市街地なので信号が頻繁にあって、赤信号で何度も止まらなければいけない。
あちこち回って疲れを感じていた私は、少しイライラしながら運転していた。
前方の信号。歩行者用の青信号は点滅が始まっている。急ぎたいが、前には車が詰まっている。スピードを上げれば問題なく行けるが、混雑しているからアクセルを踏み込めない。
でも、ブレーキを踏んで止まるには微妙な距離とタイミングだ。
私は急ぎたくてイライラしていたこともあり、前の車に続いて信号を抜けるためにアクセルを少し踏み込んだ。
車道の信号は私が通り過ぎるかどうかというタイミングで黄色から赤に変わる。もしかしたら信号無視を取られるかもという微妙なタイミングだ。
でも無事に信号を通り抜けてホッとした瞬間、対向車線をパトカーが通り過ぎる。サイレンを鳴らさずに赤色灯だけを回しているので、パトロール中だろう。
こんな穏やかに走っているパトカーが、信号を通り過ぎた瞬間にサイレンを鳴らしはじめて、強引にUターンしてくる場面を何度か目撃したことがある。
ヤバい!私、今、信号無視取られたらどうしよう!
ちょっとヒャッ!っとする思いに襲われる。でもパトカーは何事もなく去っていく。大丈夫だったようだ。
もしかしたら、車の流れがスムーズだから見逃してくれたのかもしれない。まあ、自分で信号無視かもと思っているだけで、実際にはセーフだったのかもしれないし、、、と自分に都合の良い解釈もしてみようか。
なぜか街中で見かけると、大人になった今もワクワクしてしまうパトカー。サイレン鳴らして他の車を追いかけているのを見ると、何が起こったのか好奇心が疼きまくる。
でも、自分が運転しているときには絶対に出会いたくない。なぜか、パトロール中のパトカーとすれ違うだけでも緊張する。特に交差点や踏切では出会いたくない。
近くにパトカーが見えていたら、絶対に突っ込まなかったんだけどね。何ていうのはただの言い訳。パトカーを見てヤバいと思うのなら、やっぱりちゃんと止まるべきだった。
まあ、交通法規守っていれば、何の問題もないはずなんだけど。読者のみなさんも、交通ルールを守った安全運転を心がけましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?