説田

身体障害当事者として相談員をしています。主人と大学生の娘とセキセイインコ1羽と暮らして…

説田

身体障害当事者として相談員をしています。主人と大学生の娘とセキセイインコ1羽と暮らしてます。時々折り紙、時々読書。岸田奈美さんを密かにリスペクト。

記事一覧

障害のあるわたしが考える、身体障害者の会はどうしてあるのか、立ちはだかる大きな壁は必ずしも、高齢化とか障害の重度化だけで…

 なかなか書きに来れなかった。それなりに理由がある。 考えても仕方のないことなんだろうけど、想いのたけを書ききってしまおうと思う。(長文ご容赦です、、、2000…

説田
1年前
1

障害のあるわたしが考える、世の中の人は障害者をなんだと思っているんだろうってな話。ほぼ愚痴?

ピアカウンセリング一例  障害当事者として、ピアカウンセリング(相談)窓口に座っていると、思いもかけず、『おいおい、それ、あたしに言っちゃう?』という場面にぶち…

説田
1年前
5

まずは障害者どうし仲良く出来なくて、何が出来ると言うのだろう、なはなし

 3月末で、婦人の会という団体が、会長不在となり、事実上、消えたみたいになったのだけど、それだと対外的に??いろいろと支障が出てくるので、とりあえずの代表を決め…

説田
2年前

障害のあるわたしが『親亡きあと』を考える日【最愛なる父のこと】

私が死んだらうちの子は!?  「親亡きあと」講演会を開催すると、ものすごい希望者があるそうだ。 かくいう、わたしのところにも相談にみえる方はいて、これが最近非常…

説田
2年前
1

障害のあるわたしが、『あの山』に上って「やっほー!」って叫んで帰ってくるくらい嬉しかったはなし

恩師からお手紙が!! まず、経緯はこちらから。  とあるテレビ番組で、有名芸能人が卒業アルバムをめくりながら、同級生との思い出を語って、そのうちの誰かと番組サイ…

説田
2年前
4

障害のあるわたしが障害者の結婚について考えてみた①

初めての結婚相談  あるとき、聴覚障害の方が相談にみえた。  最近は、ビデオ電話が発達して、聴覚障害の人がわざわざ事務所に出向かなくても、相談が可能になってきた…

説田
2年前
8

障害のあるわたしが『あの山』を思い出そうと恩師に手紙を書いたはなし

何年振りかの直筆の手紙  前回の投稿で、恩師の賀状メッセージが意味不明、じゃなかった、自分の記憶に残ってなくて、こともあろうに先生を認知症扱いしかけたはなしを書…

説田
2年前
8

『あの山』が全然思い出せなくて、恩師を認知症扱いしたはなし

大好きな恩師からの年賀状  障害のあるわたしの生い立ち③で、私に自信をつけさせてくれた担任の先生について少し書いた。音楽の先生で、手の不自由な私をクラス伴奏者に…

説田
2年前
6

障害のあるわたしが悩む、それは合理的配慮か過剰なサービスか

年末の買い出し~レジかごバッグ編~ 手の不自由なわたしが食料品を買いにいくときは、いつもレジの人に「このレジかごバッグに直接入れてくれませんか」と頼んでいた。 …

説田
2年前
3

あけましておめでとうございます。障害のある人もない人も共にnote生活を満喫できますように。今年もよろしくお願いします。

今年の目標:日記に挑戦する。ある方の【10年日記】に触発されて、私も挑戦します。 『5年日記』を。 。。。10年ちゃうんかい!! なんかね、 怖くて。 振り返る…

説田
2年前
5

ユニバーサルマナー検定3級の認定証が届きました‼️

説田
2年前
2

障害のあるわたしの悪戦苦闘なはなし

年賀状作りに苦戦する。 正確に言うと、『宛名印刷』に苦戦しています。 住所録のことは、この前書きまして、、    筆王様のおかげで、目鼻がついたと思ったところが、…

説田
2年前
1

障害のあるわたしが、年賀状に悩むはなし

今年もやっぱり年賀状 住所録がふっとんで、慌てて簡易住所録(無料のやつ)をダウンロードして、カタカタと入力して温めていたものが、いざ使おうと思ったときに、使い物…

説田
2年前
2

障害のあるわたしが考える、福祉サービスのこと。

移り変わる福祉制度 ※あくまで個人的見解です。  かつて、【措置】という長い時代を、『弱くてかわいそうな』立場の障害者は手厚く守られながら生きてきたらしい。何も…

説田
2年前
3

恋人はサンタクローース♪背の高いサンタクローース♪つむじ風邪こじらせてー。

クリスマスをカップルで過ごしたい! 短大を卒業して、障害のあるわたしでも採用してくれた英会話教室。 頑張って、英語免許取っといてよかった!  当時は少し規模も大き…

説田
2年前
3

障害のあるわたしの子育てのはなし

 障害のあるわたしの生い立ち1の中で、過保護な母について偉そうに書いたわたしだけど、『手の不自由なわたしが頑張って子育てする』ことに自己満足感を求めすぎるあまり…

説田
2年前
4
障害のあるわたしが考える、身体障害者の会はどうしてあるのか、立ちはだかる大きな壁は必ずしも、高齢化とか障害の重度化だけではないのでは?みたいなはなし

障害のあるわたしが考える、身体障害者の会はどうしてあるのか、立ちはだかる大きな壁は必ずしも、高齢化とか障害の重度化だけではないのでは?みたいなはなし

 なかなか書きに来れなかった。それなりに理由がある。
考えても仕方のないことなんだろうけど、想いのたけを書ききってしまおうと思う。(長文ご容赦です、、、2000字超えました)
 
 わたしが所属している身体障害者の会は、もとはといえば『傷痍軍人さん』たちの会だった。(傷痍軍人さんとは、戦争などで傷痍を負った方々のことらしい。)そんな会の中で、生まれつき身体に障害のある者にはなかなか役が回ってこない

もっとみる
障害のあるわたしが考える、世の中の人は障害者をなんだと思っているんだろうってな話。ほぼ愚痴?

障害のあるわたしが考える、世の中の人は障害者をなんだと思っているんだろうってな話。ほぼ愚痴?

ピアカウンセリング一例

 障害当事者として、ピアカウンセリング(相談)窓口に座っていると、思いもかけず、『おいおい、それ、あたしに言っちゃう?』という場面にぶち当たる。

 たとえば、

『せっかく障害者になったのに、なにも得なことがないんだけど。』

。。てな感じのやつ。

 それ、障害者に面と向かって言うか、普通。
 あ、普通って言ったらダメか、普通のモノサシは人それぞれだし。

 でもまあ

もっとみる
まずは障害者どうし仲良く出来なくて、何が出来ると言うのだろう、なはなし

まずは障害者どうし仲良く出来なくて、何が出来ると言うのだろう、なはなし

 3月末で、婦人の会という団体が、会長不在となり、事実上、消えたみたいになったのだけど、それだと対外的に??いろいろと支障が出てくるので、とりあえずの代表を決めてもらう場を設けた。

 最近、老人会や婦人部が解散する話をよく聞くけど、今は引き受け手がおらず、大変なようだ。(PTAならあみだくじだけどな。)

 最初は、障害のあるご婦人の集まり、家庭の太陽である女性が障害者の場合、家族が家事を手伝っ

もっとみる
障害のあるわたしが『親亡きあと』を考える日【最愛なる父のこと】

障害のあるわたしが『親亡きあと』を考える日【最愛なる父のこと】

私が死んだらうちの子は!?

 「親亡きあと」講演会を開催すると、ものすごい希望者があるそうだ。
かくいう、わたしのところにも相談にみえる方はいて、これが最近非常にしんどい。聞くのがしんどい。我がことに変換して考えてしまう。

 親さんのいう『うちの子』とは、40代~50、60代を指すのだ。

40、50代にもなる息子、娘を、子ども扱いして、自分が死んだあとまで、自分の子が本当に生活していけるのか

もっとみる
障害のあるわたしが、『あの山』に上って「やっほー!」って叫んで帰ってくるくらい嬉しかったはなし

障害のあるわたしが、『あの山』に上って「やっほー!」って叫んで帰ってくるくらい嬉しかったはなし

恩師からお手紙が!!

まず、経緯はこちらから。

 とあるテレビ番組で、有名芸能人が卒業アルバムをめくりながら、同級生との思い出を語って、そのうちの誰かと番組サイドがコンタクトを取って、有名芸能人が思い出を語っている様子VTRを見せて、記憶のすり合わせやらなんやらで、笑いあり、涙あり、するヤツがあるけど。(←タイトルは自主規制しといた方がいいんだろうか?w)
 
 で、番組最後には、『たくさんい

もっとみる
障害のあるわたしが障害者の結婚について考えてみた①

障害のあるわたしが障害者の結婚について考えてみた①

初めての結婚相談

 あるとき、聴覚障害の方が相談にみえた。
 最近は、ビデオ電話が発達して、聴覚障害の人がわざわざ事務所に出向かなくても、相談が可能になってきた。
 でも、やはり年配の方には苦手意識があるようで、こうして事務所で話を聞くときもある。

あ!!そうそう、
わたしは手話ができるのです!!
手が不自由だけど。

 聴覚障害者のご夫婦のご相談、50代の息子さん(独身・健聴)の将来が心配な

もっとみる
障害のあるわたしが『あの山』を思い出そうと恩師に手紙を書いたはなし

障害のあるわたしが『あの山』を思い出そうと恩師に手紙を書いたはなし

何年振りかの直筆の手紙

 前回の投稿で、恩師の賀状メッセージが意味不明、じゃなかった、自分の記憶に残ってなくて、こともあろうに先生を認知症扱いしかけたはなしを書いた。
 
 だけど、それを書きながら、このことは、大変失礼ではあるけど、先生にも伝えたい!!という想いがどんどん強くなっていった。

曲名を聞いても思い出せなかったこと
先生が学年違いをしておられるのかも?と思ったこと
YouTubeで

もっとみる
『あの山』が全然思い出せなくて、恩師を認知症扱いしたはなし

『あの山』が全然思い出せなくて、恩師を認知症扱いしたはなし

大好きな恩師からの年賀状

 障害のあるわたしの生い立ち③で、私に自信をつけさせてくれた担任の先生について少し書いた。音楽の先生で、手の不自由な私をクラス伴奏者に選んでくれたおかげで、低かった自己肯定感がずいぶん癒された。

 学年途中で、私は背骨の手術のため3ヶ月ほど休学することになり、先生と離れることになった。退院して戻ってきた時には、産休に入られてしまって会えずじまい。再会したのは、ずっとあ

もっとみる
障害のあるわたしが悩む、それは合理的配慮か過剰なサービスか

障害のあるわたしが悩む、それは合理的配慮か過剰なサービスか

年末の買い出し~レジかごバッグ編~ 手の不自由なわたしが食料品を買いにいくときは、いつもレジの人に「このレジかごバッグに直接入れてくれませんか」と頼んでいた。
 コロナ前の話だ。

 レジかごバッグのときだけでなく、他のサイズのエコバッグを使うときも、ダメ元で「直接入れてってもらえませんか。入れかたは文句言いませんので。」とレジの人に頼んでいた。

 何度か同じような時間帯に通い、顔を覚えてもらい

もっとみる
あけましておめでとうございます。障害のある人もない人も共にnote生活を満喫できますように。今年もよろしくお願いします。

あけましておめでとうございます。障害のある人もない人も共にnote生活を満喫できますように。今年もよろしくお願いします。

今年の目標:日記に挑戦する。ある方の【10年日記】に触発されて、私も挑戦します。

『5年日記』を。

。。。10年ちゃうんかい!!

なんかね、

怖くて。

振り返るのが。

50歳もすぎると、悲しいことも多いもの。

、、てゆーか、振り返る楽しみは

『1年書き終わってから』

なんですけどね(笑)

頑張ります!!

昨年、ご縁をいただいたみなさま、今年もよろしくお願いします。

※#タグ

もっとみる
障害のあるわたしの悪戦苦闘なはなし

障害のあるわたしの悪戦苦闘なはなし

年賀状作りに苦戦する。 正確に言うと、『宛名印刷』に苦戦しています。
住所録のことは、この前書きまして、、
 
 筆王様のおかげで、目鼻がついたと思ったところが、やはりプリンターインクが少なくて、、あらかじめ近くの家電量販店までインクを買いに行ってたんです、、万全で臨んだ印刷のはずが、『ブラザープリンター』に特有の【目詰まり】にあっちまいまして、何回ヘッドクリーニングしても、全然改善されず、、の沼

もっとみる

障害のあるわたしが、年賀状に悩むはなし

今年もやっぱり年賀状 住所録がふっとんで、慌てて簡易住所録(無料のやつ)をダウンロードして、カタカタと入力して温めていたものが、いざ使おうと思ったときに、使い物にならなかった、、、

 お義父さんが亡くなって、喪中はがきに使おうと住所録を開けようと思ったところが、開かなかったのだ。

 どうしよう!!と思い、テンパって、半泣きで手書きした。

 書いてみると、意外と手書きもいいかも、、と思ったのが

もっとみる
障害のあるわたしが考える、福祉サービスのこと。

障害のあるわたしが考える、福祉サービスのこと。

移り変わる福祉制度 ※あくまで個人的見解です。

 かつて、【措置】という長い時代を、『弱くてかわいそうな』立場の障害者は手厚く守られながら生きてきたらしい。何も言わなくても、適切なサービスがあてがわれていた、感じなのかな。知らんけど。
 鴨が葱しょってえっさほいさ、みたいなーー?知らんけど。
 
 次に新しくできた【支援費制度】は、あっという間に終焉を迎えたし。
ずっと、サービスは『あてがわれる

もっとみる

恋人はサンタクローース♪背の高いサンタクローース♪つむじ風邪こじらせてー。

クリスマスをカップルで過ごしたい! 短大を卒業して、障害のあるわたしでも採用してくれた英会話教室。
頑張って、英語免許取っといてよかった!
 当時は少し規模も大きくて、東海3県またいでいたくらい有名な英会話
教室で、私はそこで教材作りなどの事務をしていた。(戦力外?)

英語は大好きだったので、毎日毎日、英語漬けの毎日。
ある日、英語堪能な先輩に恋をした。

20歳の頃のおはなし。
毎朝、彼の机だ

もっとみる
障害のあるわたしの子育てのはなし

障害のあるわたしの子育てのはなし

 障害のあるわたしの生い立ち1の中で、過保護な母について偉そうに書いたわたしだけど、『手の不自由なわたしが頑張って子育てする』ことに自己満足感を求めすぎるあまり、自分が子供にやりすぎたことは、結構たくさんある。てへぺろ(笑)最初はコレ。

 園服は自分で着れるようにさせてください。

年少のとき、先生から言われたひとことだ。

 ずっと、私が着せてました。はい。

 ボタン、私がかってました。ごめ

もっとみる