【英語は学習量を増やすことがすべて】とにかく目標を決め走り出す。学習方法は修正していく。好きになった人が強い
前職で数百人の英語学習者と話す機会があり、自分でも英語を学習、仕事とプライベートで使用していて気付いたことがある。
それは、英語学習に劇的、奇跡的な学習方法なんてないということ。
〇ヶ月でTOEIC〇〇点UPなど、華やかな成功例の陰には、毎日続く、地味で面倒臭い、ささやかな努力の積み重ねが必要だ。
(これはダイエットや禁煙など、意志を試されるすべての行為に共通だろう。)
等価交換の法則よろしく、英語力の伸びは、どれだけ真剣に英語学習に向き合ったかに比例する、プロポーショナルで美しい世界なのだ。
(成績が伸び悩む高原現象など一時的な停滞はありうるが、それでも巨視的に見れば、学習を積み重ねればおおむね解決する。)
奇跡は起きない。だから努力が報われる英語
もちろん、習得スピードは各人により異なる。
大学受験で英語をしっかり勉強してきた人は勿論のこと、言語運用能力に優れ、音楽的素養があり、読書量の多い人ほど、同じ努力量でもより早く英語力は向上する。
でも、それだけだ。差はあるにせよ、誰でも学習した分だけ必ず成長できる。
実世界では、努力は決して報われる訳ではない。でも英語学習は、努力が(長期的には)必ず報われる。
方向を決めたら走り出す、止まって修正、また走る
英語学習をしようと決めた段階で、なんのためにどれぐらいの英語力が必要なのかを(ざっくりとでも)決めてしまうことをお勧めする。
そうすれば、どのように学習すればよいかの算段が立てられるようになる。
(例えば、TOEIC800点以上を目指すなら、ライティングの学習は後回しでも良い。オーストリアにワーホリに行くなら、アメリカ英語だけでなくオーストラリア英語に慣れた方が良い。)
参考とすべき学習方法は、書籍やネットにいくらでも転がっている。
世間的に正しいと思われている方法なら極論、どんな方法でも問題ない。とりあえずひとつ方法を選んで、とにかく英語学習を開始する。
その学習方法が自分に合っているかどうかは、自分でやってみないと絶対わからない。ある程度継続して、効果を感じなければ、その都度修正すれば良いのだ。
(心配ない。どのような方法に取り組んだとしても、コアとしての英語力は必ず伸びる。)
英語は学習量がすべて。好きになった人が一番強い
英語学習の成果は1日では見えない。数日から数週間、長いときは数か月ほど「本当にこの努力で合っているのか」と自問することになる。
成果が見えないとモチベーションが下がる。モチベーションが下がると学習しなくなり、脱落する人は多い。(脱落してもいい、また帰ってくればいいのだ。)
英語学習を続けられる人は、努力が好きなのではない。(ぼくは努力が嫌いだ。)
英語学習を続けられる人は、英語が好きなのだ。もしくは、好きになってしまったのだ。
英語のもつ言語としての面白さ、ハリウッド映画・ドラマシリーズ・洋書を通して味わう新しい価値観、外国人との国際交流による驚きの連続。
言い間違いや勘違い、失敗すら面白い。英語学習を通して、知的なプライドと冒険心を満たすができる。
ビジネススキルとして、就職・転職・昇進に活用することも可能だ。思い切って、英語を必要とする部署や外資系会社に飛び込むのもいい。人によっては年収もあがるだろう。こんな実用性の高い趣味はないと思う。
英語を好きになってみよう。そうすれば、英語学習に苦しさはない。それが一番脱落しない英語学習法だと思う。
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