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#家事
【読書】クリームイエローの海と春キャベツのある家/せやま南天
またまた久しぶりの読書記録です。
今回は、インスタでお見かけしたせやま南天さんの作品です。
note主催の創作大賞2023で朝日新聞出版賞を受賞されたそうなので、noteの皆さんはご存知の方も多いかもしれませんね。
本作は、勤め先の商社で激務で体調を崩して退職した主人公の津麦が、社会復帰の一歩として始めたのが家事代行サービス。
その派遣先として担当したのは、5人の子どもを育てるシングルファザ
「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家
あるとき、「暮らし」と「生活」の似て非なる響きについて考えたことがある。
暮らしは、憧れや理想のライフスタイルのニュアンスを多分に含んでいる。
雑誌や書籍、YouTubeで描かれているような、すっきりと整い余裕が感じられるさま。
一方、生活はもっと地に足のついた、それどころか時折田んぼに片足を突っ込んだような、何とももどかしく精一杯に気を張りつめている感じがする。
どちからというと、私は現実
『クリームイエローの海と春キャベツのある家』せやま 南天
創作大賞2023(note主催)朝日新聞出版賞受賞作で本作がデビュー作。
主人公は五年間勤めた大手商社を辞め、家事代行派遣会社に登録したばかりの永井津麦。
新しく担当する事になった織野家に出向き目にしたのは、床一面を覆いつくす洋服の山。
その光景は全体に薄っすら黄身がかったクリームイエローの海のよう。
5人の子どもを育てるシングルファーザーと津麦。
不協和音を奏でていた二人だったが、家事に対
それでいいよと私の元にやってきた本
こんにちは、めげないやつ子です。
久しぶりに小説を読みました。
note主宰、創作大賞2023のお仕事小説部門で朝日新聞出版賞を受賞された作品です。
昨年から色んな出来事があった我が家。
息子のことも自分も、家族のことも、一つの答えが出たところでした。
暮らしが大切なんだと気付いた途端に “そうそう、それでいいんだよ…” と言わんばかりに、私の元にやってきた本です。
読み終えてから、ふわ
息苦しさを感じている人は、救心でも、キャベジンでもなく、「クリキャベ」を読んでみるといい
「コレハワガヤノコトデスカ?」
小説を読んだ瞬間、それはもうカタコトになるくらいビックリした。読みすすめ、ちょっと怖くなり、どこかにカメラでもあるんじゃないかと我が家の四方を見渡した。
「クリームイエローの海と春キャベツのある家」 せやま南天さん
家事代行サービスを始めたばかりの津麦が、5人の子どもを育てるシングルファーザーの織野家と出会い、育児や家事、仕事や生活の本質に向きあい、成長を遂げ
クリキャベを読むと、回鍋肉を作りたくなる。
発売日(4/5)に、せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を書店へ買いに行き、先週、子供達の新学期バタバタ週間の隙を見ながらゆっくり読んだ。
オリジナル版のストーリー展開と雰囲気はそのままに、過去エピソードがふんだんに追加されたことで、主人公・津麦のキャラクターが、より人間味豊かになって、とっても満足な読み応えだった。
やって当たり前、地味で面倒、無償の労働――そうやって
家事が苦手な私への応援歌みたいな小説だった。#創作大賞感想
家事が苦手だ。子供の頃から身の回りのことをするのが苦手で、大人になった今でも、掃除も片付けも裁縫も人並みにできない。できるのは、猫の世話だけ。一人暮らしが長かったから、なんとか料理はする。でも、うまいわけじゃない。レトルト調味料に助けられ、冷凍食品に支えられ、何を出しても「おいしい」と言ってくれる夫に救われているだけだ。洗濯は唯一嫌いじゃない家事だけれど、得意なわけじゃない。アイロンなんかすれば余
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