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すきなことばと、好奇心。|旅と読書と恋のエッセイ 🌿| 毎日6:30更新・土曜はメンバーシップ | 2020/11からnoteで毎日更新を継続中、公式コンテスト受賞4回 | 等身大のご自愛旅 | 江國香織とaikoがすき

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お寺の門には萌えが詰まっている

本命に出会った。初めて南禅寺の三門に対面した時、私はそれを確信しました。 京都には5度目の訪問だったあのときから、私は京都を訪れるたびにそこで時間を過ごしています。最初に私を連れて行ってくれた友人は、隣で私がそんな衝撃を受けていたとは露ほども知らなかったでしょう。ただ無邪気に水路で写真を撮っている23歳の女の子だと思ったに違いありません。ところがみんなが写真映えにはしゃいでいる間にも、私はひとりその門の力強さに圧倒されていたのです。 これです。これが南禅寺の三門です。トッ

    • 結婚式、あげるあげない問題

      彼氏が初めての結婚式にご招待されたということで、わたしはちょっと気になることがありました。わたしたちカップルは結婚前提で付き合っているも同然なのですが、結婚式はあげないでいいよねというお互いの思いがあって。でも、一度式に出てみると考えが変わる可能性だってあるじゃないですか。だからちょっと気になっていたんですよね。

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      • 神田に野球ファン必見の居酒屋があった

        野球ファンであるパートナーが珍しく自分から行きたいと言い出した場所があり、東京近くに行くついでに訪れました。場所は神田駅から徒歩数分。リリーズ神田スタジアムという、なかなか初見では入れなそうな癖、というか圧のある外観です。 それもそのはず、ここは生粋の野球ファンである店長がはじめた「ベースボール居酒屋」なる場所なのです。 プロ野球の試合にあわせてお店が開くそうで、私たちは巨人のデイゲームを観に行きました。 お店に入る前の階段からこんな感じ。野球好きだったら絶対楽しいじゃ

        • 何にも生かさなくても、勉強は楽しい

          資格の勉強をしていると、何をしたいの?仕事を変えたいの?昇進したいの?と言われることがある。次はこの資格やってみたいな〜というと、資格ハンターのように言われることもある。けれども、私は仕事で使いたいからとか、活かしたいからとか、そういう動機はあまりない。診断士の資格勉強も、どうせやるなら目標があったほうが燃えるからで、それを仕事に繋げたいとは今のところ思っていない。 友人たちは、勉強するなんて偉いねと言ってくれる。確かに、ものすごく時間を費やしているので、そんなことないよ〜

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        メンバー特典記事

          結婚式、あげるあげない問題

          彼氏が初めての結婚式にご招待されたということで、わたしはちょっと気になることがありました。わたしたちカップルは結婚前提で付き合っているも同然なのですが、結婚式はあげないでいいよねというお互いの思いがあって。でも、一度式に出てみると考えが変わる可能性だってあるじゃないですか。だからちょっと気になっていたんですよね。

          結婚式、あげるあげない問題

          思い出は侵せない、変えられないもので。

          *** 虫かごにめだかを移した日のように愛でたあたしの息の根とめて *** 漠然と恋愛について文章を書き続けていた過去を思うと、今はなんてその一つ一つに具体性を宿してしまうのでしょう。ある夜、いつものように眠る前の彼を抱きしめながら会話をして、彼の大学時代の話がふと出てきた時に、その眩しさ、彼がそこに抱いていただろう愛着、もしかしたらいた別の彼女、そういったものに急速に絡め取られそうになるのを感じました。

          思い出は侵せない、変えられないもので。

          あの夜、私は誰と手をつないでいたんだろうか

          夏が始まる時の夜って、いつだって何かが始まりそうな浮ついた空気を人々が纏っています。 あの夜も、そんな6月の終わりでした。 仲間同士で飲んで、酔っ払って。ほろ酔いというにはみんな限度を超えていて、学生のようにふらふらと駅までの道をゆっくり進んでいました。

          あの夜、私は誰と手をつないでいたんだろうか

          別々の部屋で、別々の夢を見る

          来年はギリシャに行きたいんだ。そう言ったら、彼は驚いたように私を見ました。あれ、そうなの。うん、言ってなかったっけ。今度一緒にいくのはどこにする。関西かなあ。いいね。そんな会話をいつも通りして、私たちは別々に眠りにつきました。別々の部屋の、別々のベッドで。 通勤電車に揺られる日々が続き、いよいよ試験のプレッシャーがかかってくると、私たちの恋人らしさはどんどん薄れていきました。ともに戦うもの同士。予備校が合宿でもしているのかなという感じで、これでいいのかなという焦りも覚えなが

          別々の部屋で、別々の夢を見る

          ひとりより増えるハッピーがないなら、一緒にいる意味などないと号泣した日

          人生28年目。子供の時期を脱出したあとには、人前で泣いたことなど両手で数えて収まるくらいの人生を送ってきた私だが、同棲してからはじめて彼の前で号泣してしまった。それが先月のこと。彼の前で泣いたのは、3年前に祖母が亡くなったときだけだった。 同棲をしてから積もりに積もった違和感が、噴出した瞬間だった。 きっかけは些細なボタンのかけ違いだったと思う。そして、これはケンカですらなかった。悲しかったと言っていい。

          ひとりより増えるハッピーがないなら、一緒にいる意味などないと号泣した日

          父と健康診断と。

          久しぶりに実家に帰ると、父はたいそうご機嫌だった。私が帰ってきたというだけで、月曜日から晩ごはんは焼肉に。たらふく食べてお酒を飲んでにこにことしている父は、本当に家族が好きなんだなと思う。もう全員が成人している三姉妹の写真を撮って、家族みんなの集合写真も何枚か撮った。そんな父の人間ドッグの結果が良くなかったことは、母からそれとなく聞いていた。

          父と健康診断と。

        記事

          CHANELのルージュがこの恋愛の歴史になる

          二十代の前半。私は初めて自分に彼氏ができたら、CHANELの口紅を買おうと決めていました。なぜそう思っていたのか、今となってはよくわからないけれど、ひたすらに強い憧れだったのです。(当時のnoteを読み返したら理由がわかりました。私はその強い憧れに手を伸ばすほどの強い動機を求めていたのでした。)二十四歳で今の彼と付き合いはじめて、その憧れは叶いました。この恋でいいのだろうかと、歩きはじめたばかりのときでした。 CHANELココフラッシュの152 色、香り、テクスチャと使用

          CHANELのルージュがこの恋愛の歴史になる

          noteはやっぱり、パソコンで書きたい

          最近は家でゆっくりと机に向かって文章を書く時間がとれません。理由はいろいろあるのでここでは書かないけれど、家で自分ひとりのためにくつろげる時間が減っています。今は、旅行中とか通勤中とかオフィスの昼休みとか、出先でスマホのメモに文章を叩き込むことが多いです。でも本当は、スマホよりキーボードを叩くほうが、湧いてきたことを一瞬で言葉にできるから好きなのです。 以前、noteをなさっている野やぎさんが、何でnoteを書くかをテーマに、みなさんの記事を募っていました。(振り返ってみた

          noteはやっぱり、パソコンで書きたい

          北欧10日間、ぶっちゃけいくら使ったのかを計算してみる

          北欧旅、楽しかった〜とたくさんの記事で振り返りましたが、避けて取れないのがクレジットカードの引き落としです。友人からも、「で、結局いくら使ったの?」と聞かれることもあり、いや〜計算してないけどだいぶだね、というと真顔で「一回ちゃんと計算してみな?」と言われるのでした。 ボーナスを頼りにしていましたが、果たしてカバーできるのか。北欧10日間を選んじゃった時点で、私のお給料じゃできなそうだなあと思いつつ、目を逸らし続けていたこのメモを見直そうと思います。 これによって、これか

          北欧10日間、ぶっちゃけいくら使ったのかを計算してみる

          2024年後半の旅行計画をたててみたい

          2024年は、旅行に振り切っていないものの、なかなか活動的な年になっています。すでにヨーロッパは2回。今年は47都道府県の行きそびれていた県にも全ていくことができ、自分の旅行歴においても一つの区切りになった年かもしれません。さて、下半期、どんなふうに過ごそうかな。次の旅先のことを考えると自然とわくわくしてきます。やっぱり私、旅行好きなんだよなあ。 もともと予定があるのは、あと海外2回と国内1回です。でも、よくよく考えたらもっといけるぞと思う欲が出てきました。そもそも、毎月お

          2024年後半の旅行計画をたててみたい

          思い出は侵せない、変えられないもので。

          *** 虫かごにめだかを移した日のように愛でたあたしの息の根とめて *** 漠然と恋愛について文章を書き続けていた過去を思うと、今はなんてその一つ一つに具体性を宿してしまうのでしょう。ある夜、いつものように眠る前の彼を抱きしめながら会話をして、彼の大学時代の話がふと出てきた時に、その眩しさ、彼がそこに抱いていただろう愛着、もしかしたらいた別の彼女、そういったものに急速に絡め取られそうになるのを感じました。

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          思い出は侵せない、変えられないもので。

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          『政治的に無価値なキミたちへ』読書感想

          都知事選挙があった。結果は現職の再選だったけれど、その後のSNSで、“ある候補者に自分なりに考えて入れたのに、その候補者に入れたことを批判されて辛い。これじゃあ若者は次の選挙に行きたくなくなる”というニュアンスの20代だろうコメントを見た。 それに対して、“落ちた候補者に入れたことは間違ったということではない”というコメントを見てハッとした。そうか、自分が選んだ候補者が批判されたり、あるいは選挙に落ちたりすると、自分が間違っていたと否定された気持ちになるのかと。 その感覚

          『政治的に無価値なキミたちへ』読書感想

          旅をする崇高な理由は見つけられない

          最近、自分がスタンプラリーのように躍起になって旅行している自覚がある。あまりにも「行ったことのない場所、見たことのない景色、感じたことのない空気」に執着していると思う。だから行ったことのある場所ではなく、どうせなら自分にとって未知の場所にいきたい。でも、それって自分が胸を張れるものなんだっけ、とどこかで怪しんでいる自分がいるのを実は感じていた。 連休が終わって会社の人と何気ない雑談をしているとき、年上の女性たちだったがみんな旅行好きで、でもそれぞれ旅のスタイルはずいぶん異な

          旅をする崇高な理由は見つけられない

          幼稚園のころ、私が独占していた友人について

          誰しも元トモ(疎遠になった友達)について、思いを巡らせたことは一度や二度ではないでしょう。疎遠になった友達へのメッセージ、彼らのものがたり。それを扱うラジオの人気コーナーから、たくさんのエピソードが一冊に集められたそうです。 老若男女。様々な関係性のエピソードが集まったこの本を読むにつれ、自分の元トモについての記憶が滲み出てくるのを感じたのです。今日は私の記憶がある中で最も古い友人について書こうと思います。 *** しおりちゃん(仮)は私が幼稚園の年少さん時代、やたらと

          幼稚園のころ、私が独占していた友人について

          箱根の紫雲荘でまったり過ごす休日

          久しぶりに箱根にやってきました。箱根といえば都心からのアクセスもいい神奈川の温泉街。学生時代の10年間、ずっと小田急線ユーザーだった私からすると、とっても身近な温泉でもあります。 今回はそれぞれが忙しく過ごす友人たちとの旅行なので、集合も15時、プランも決めないゆっくりの旅行です。箱根湯本駅からバスで3駅ほどの場所にある、紫雲荘でゆっくりと過ごすことにしました。 温泉は久しぶりに入るので、とても楽しみ。ここはザ・温泉旅館という佇まいの宿です。昔ながらの老舗感。朝夜お部屋食

          箱根の紫雲荘でまったり過ごす休日

          夏の始めの読書日記 『好きよ、トウモロコシ。』ほか

          積読が立派にたまり、並行で数冊を読むことにも慣れてきた今日このごろ、読書記録までためこむ前に書いておこうと思います。さすが読みたい本が手の届く場所にあるだけあって、読書が進んだ2ヶ月弱でした。 『好きよ、トウモロコシ。』中前結花ぐっと心に残り、なんだか深く嫉妬すらするエッセイ。何度も噛み締めたくなります。多方面からおすすめされて読みましたが、私もおすすめしたい本になりました。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆SNSで大変話題になっていた本書を読んでみました

          夏の始めの読書日記 『好きよ、トウモロコシ。』ほか

          雑記)夏の日差しとワンピース

          スリーコインズで800円の日除けを買った。運転する時に母が腕につけていたそれを、私も買う年になってしまったのか。雨傘すら持ち歩くのが苦手な私は、日傘をうまく使えない。(いや、持ち歩いているし使うんだけど、馴染んでる感じがない。)でも今年の太陽はしばらく光を浴びるだけで肌が痛くなるので、何かカバーをしないとしのげない。 外国人の上司は例に漏れず日に焼けるのが好きなようで、私は今のところこの厳重な日除けは日本の文化ということにしている。上司は大げさに「全く理解できない」という感

          雑記)夏の日差しとワンピース

          あの夜、私は誰と手をつないでいたんだろうか

          夏が始まる時の夜って、いつだって何かが始まりそうな浮ついた空気を人々が纏っています。 あの夜も、そんな6月の終わりでした。 仲間同士で飲んで、酔っ払って。ほろ酔いというにはみんな限度を超えていて、学生のようにふらふらと駅までの道をゆっくり進んでいました。

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