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8月の読書記録『窓ぎわのトットちゃん』ほか

あっつ〜〜〜って夏が過ぎて、ちょっとずつ日が落ちるのが早くなってきた気がします。8月に読んだ本についても、まとめてみました。このまま読書週間がどこまで続くかなあ。


『女ふたり、暮らしています。』キム・ハナ、ファン・ソヌ

恋人でも単なるルームメイトでもないという2人のウィットに溢れるエッセイ。女子校時代にはこんな生活に憧れた気がして、それが現実のものとなっている文章に引き込まれずにはいられません。


『ランジェリー・ブルース』ツルリンゴスター

このマンガすっごくおすすめでした。初めて自分でちゃんと買った漫画かもしれません。別記事にしています。


『地下鉄で隣に黒人が座ったら』イェロン

差別とは、マイクロアグレッションとはという、誰もが無関係ではない問題についてとても読みやすく考えられる本。文章というより、絵に添えてある言葉を読み進める感じです。


『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子

ずっと存在を知りながらも読んでこなかったことを後悔するほど良い本でした。扱いづらい問題児として処理されてしまうトットちゃんのような子がのびのびと個性を伸ばせるだけでなく、通常の学校形態の中でやって行ける子だったとしても、ここではもっと輝けるだろうと想像できる学校でした。トモエ学園のような存在があったことを伝えたいと黒柳さんが文章を綴った理由が、一読者にもすごく伝わってきました。


『たまごの旅人』近藤史恵

新人ツアーガイドの旅を描いた一冊。先日日本人ツアーに参加したばかりだったからこそ、そのツアー客たちの様子が鮮明に思い浮かんで、悲しくなったり怒りが沸いたりするのでした。


読書の秋と言われる季節が近づいてきています。疲れると書店に立ち寄っては、あまり明瞭ではないままの頭で色々と買い込んでしまうので、積読は増える一方です。ただ、積読も悪いことはなくて、時間がある時に手をつけ始めると、以前の自分のチョイスにちょっとだけ救われたりします。来月は何を読めるかな。


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