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すきなことばと、好奇心。|旅と読書と恋のエッセイ 🌿| 毎日6:30更新・土曜はメンバ…

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すきなことばと、好奇心。|旅と読書と恋のエッセイ 🌿| 毎日6:30更新・土曜はメンバーシップ | 2020/11からnoteで毎日更新を継続中、公式コンテスト受賞4回 | 等身大のご自愛旅 | 江國香織とaikoがすき

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記事一覧

どうやらブリーチと家の相性が悪い

家が漏水した。初めての全頭ブリーチをかけた8月初旬のことだった。自分では明るい色の髪は夏を楽しんでいる人のそれで新鮮だったし、彼の反応も楽しみでうきうきと帰宅し…

mayu
1時間前
4

悔しいと思えるほど、次は頑張りたい創作大賞

こんにちは、まゆです。今週、noteが大変な盛り上がりを見せました。それもそのはず、創作大賞の中間選考結果が発表されましたね。旧Twitterにも選ばれた方の投稿、そして…

mayu
1日前
14

社外向けの広報に、グラレコの取り組みをのせていただきました

社会人4年目、それなりの規模の会社で適度に自己主張をしながら過ごしています。仕事は、契約業務やら通訳やらで、テレワークとワーケーションがだいすきです。 そんな私…

mayu
2日前
19

勉強のやる気がなくなってしまった日のやる気レシピ

中小企業診断士の2次試験が1ヶ月半後に迫っているというのに、最近の私はいまいち集中することができませんでした。  1次試験は、隙間時間の勉強の方法がたくさんあるん…

mayu
3日前
34

早朝のお伊勢参り。荘厳なやさしい森とひと

仕事を抜け出して新幹線に乗り、10年ぶりの場所に向かう。伊勢神宮。高校生の時に訪れたっきりになっていた三重に、行ってこようと思うのだ。 平日半休をとってお参りしよ…

mayu
4日前
17

インターン生の受け入れをして、社会人4年目の自分をふりかえった

先日、会社にインターン生がやってきた。インターンといっても実際の仕事を任せるやつじゃなく、1週間とか2週間とかの短期間で、会社を紹介したりプレゼンの場を設けたりす…

mayu
5日前
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はじめて妹に焼肉を奢られた夜

大学卒業後も数ヶ月はふらりふらりとしていた妹が突然就職して半年ほど経ったころ、家族5人で集まって焼肉を食べた。確か少しすぎていたけれど父の誕生日ということで、私…

mayu
6日前
18

自我を持て余した大学時代ぶりの歌舞伎町ラーメン竹虎

7年ぶりに新宿歌舞伎町の竹虎というラーメン屋に行ってきた。大学生だったあの頃、多分一年生か二年生で、バレーボールサークルの飲み会の後だった。ほとんど朝になってか…

mayu
7日前
11

3年記念日にこの恋愛をふりかえる

彼と3年記念日でした。 3年前の渋谷駅。東急の改札前で呼び止められて緊張で充血した目で告白されたとき、私は今みたいな未来になっているとは想像していませんでした。付…

mayu
8日前
12

日常と旅は、いつでもつながっていると信じたい

どうしようもなく日常から離れたくなって、仕事終わりにひとりで新幹線に乗った。16時48分東京発。フレックス退社をしての移動で、21時までに宿泊先に着くのが目標だ。いく…

mayu
9日前
18

8月の読書記録『窓ぎわのトットちゃん』ほか

あっつ〜〜〜って夏が過ぎて、ちょっとずつ日が落ちるのが早くなってきた気がします。8月に読んだ本についても、まとめてみました。このまま読書週間がどこまで続くかなあ…

mayu
10日前
29

〜9月の勉強日記〜1次試験合格と2次に向けての日々

どうも、まゆです。中小企業診断士試験に向けての勉強記録をつけています。8月に受けた1次試験の公式の合格発表があって、自己採点と変わらず、無事に合格していました!喜…

mayu
11日前
17

「二枚舌でもいいんじゃない」と先輩が明るく言った日

二枚舌。あまり印象の良くない言葉だ。嘘っぽい匂いがぷんぷんするし、何より誠実ではない気がする。でも、そんな言葉に、私はつい先日救われてしまった。 半年に一回、キ…

mayu
12日前
29

久しぶりに紙のアルバムを作ったら、愛おしくて驚いた

===== 先日、家族でスペイン旅行をした。写真をたくさん撮ってくれる妹たちと、家族写真好きの父がいて楽しくなってしまって、たった5日で数千枚の写真を撮った。初…

mayu
13日前
33

金髪にしてから、仕事で1週間が経ちました

金髪で出社してから1週間、触れる人触れない人がいる中で、変わったことがあったかなと考えてみました。 周りの反応 同僚 ・え!髪変えたんだ!いいね! ・(事前に伝え…

mayu
2週間前
24

英語がもっとできれば、あの恋愛は変わっていたのだろうか

ニュージーランドにいる8ヶ月間のうち、5ヶ月くらいを一緒に過ごした人がいます。彼氏でもパートナーでもなかったけれど、恋人と呼んで差し支えないくらいには皆のまえで一…

mayu
2週間前
11

どうやらブリーチと家の相性が悪い

家が漏水した。初めての全頭ブリーチをかけた8月初旬のことだった。自分では明るい色の髪は夏を楽しんでいる人のそれで新鮮だったし、彼の反応も楽しみでうきうきと帰宅した。なにげなくポストを覗くと、チラシに混ざって黄色の目を引く紙が入っていたのだ。おやおやと思ってその時はまだ気軽に読んでみると、「漏水の可能性」の文字と、60,000円の請求額。頭がクラクラするほどの金額に、一瞬状況が飲み込めなかった。 指定された番号に電話をかけて、メーターを確認することになった。おめかしした頭で庭

悔しいと思えるほど、次は頑張りたい創作大賞

こんにちは、まゆです。今週、noteが大変な盛り上がりを見せました。それもそのはず、創作大賞の中間選考結果が発表されましたね。旧Twitterにも選ばれた方の投稿、そしてそれを祝福する投稿が流れ続けていました。こんなにnoteの方々が活発なことも珍しいと思うくらい。みなさん、お元気にされていたようで良かった!と思うほどの賑わいっぷりでした。選考に残った方、本当におめでとうございます。 そんな中、私は選ばれることなく、仕事が忙しい平凡な平日を送っていました。うん、それは、書い

社外向けの広報に、グラレコの取り組みをのせていただきました

社会人4年目、それなりの規模の会社で適度に自己主張をしながら過ごしています。仕事は、契約業務やら通訳やらで、テレワークとワーケーションがだいすきです。 そんな私が、社外向けの広報に個人インタビューを載せていただきました。社員数もそれなりの規模の会社だと思うと、そこから数人、数十人に選んでいただけたことはそれなりに活動を認められているのかな、なんて。ありがたいなあと思う一方で、そうやって目立つからにはやらなきゃなあという責任感も湧いてきます。(好き勝手に金髪にしたりするくせに

勉強のやる気がなくなってしまった日のやる気レシピ

中小企業診断士の2次試験が1ヶ月半後に迫っているというのに、最近の私はいまいち集中することができませんでした。  1次試験は、隙間時間の勉強の方法がたくさんあるんです。マークシート形式で大量の暗記が求められるので、とにかく量をこなすことが大事です。そして、下手すれば5分でも3分でも、できることがあります。実際にやる気の出ない日は、10分だけ動画を聞き流したり、5問だけ練習問題を解いたりしてきました。 ところが2次試験は、80分の論述試験が4科目。さあ机に向かおう!と思うた

早朝のお伊勢参り。荘厳なやさしい森とひと

仕事を抜け出して新幹線に乗り、10年ぶりの場所に向かう。伊勢神宮。高校生の時に訪れたっきりになっていた三重に、行ってこようと思うのだ。 平日半休をとってお参りしようという算段で、仕事の予定を押さえている。ほとんどの神社はくるりとすぐに巡れるが、ここは違う。外宮と内宮があり、4キロほど離れているのだ。つまり、それぞれのお参りに1時間ほどかかるのに、さらにその間も移動しないといけない。 ホテルを調べるときも、伊勢神宮まで徒歩10分!という売り文句の宿は多かった。一方で内宮にい

インターン生の受け入れをして、社会人4年目の自分をふりかえった

先日、会社にインターン生がやってきた。インターンといっても実際の仕事を任せるやつじゃなく、1週間とか2週間とかの短期間で、会社を紹介したりプレゼンの場を設けたりする、いわゆる就活用のイベントだ。今年は2年ぶりに自分のチームが受け入れることになって、準備はほとんど上司がやったものの、私も社員紹介に参加したり、プレゼン等の講評に参加させてもらったりした。 私は普通の就活道からは転げ落ちていて、通年採用でとってもらった身である。だからこういう大企業インターンみたいなものにはそもそ

はじめて妹に焼肉を奢られた夜

大学卒業後も数ヶ月はふらりふらりとしていた妹が突然就職して半年ほど経ったころ、家族5人で集まって焼肉を食べた。確か少しすぎていたけれど父の誕生日ということで、私が実家に帰った夜だった。東京都に住んでいて実家も東京だが、なんだかんだで日常生活では遠い。 仕事終わりに寄っただけで、何か大きなプレゼントやサプライズがあったわけではない。ただ、数ヶ月帰っていないから、顔を見せがてらお祝いしようと思ったのだ。我が家は、誕生日には少しうるさい。連絡をしないのは言語道断で、会えるなら直接

自我を持て余した大学時代ぶりの歌舞伎町ラーメン竹虎

7年ぶりに新宿歌舞伎町の竹虎というラーメン屋に行ってきた。大学生だったあの頃、多分一年生か二年生で、バレーボールサークルの飲み会の後だった。ほとんど朝になってから行ったのだったか、誘ってもらったのか、なんとなく飲み会の生き残りだけでついて行ったのか。わからなかったけど、私には貴重な機会だった。 周りにうまく馴染めない証拠に、私は友達とラーメン屋さんに行ったことがなかった。おそらく私が大学生活で食べた、唯一のラーメンだったかもしれない。ラーメンに対して思い入れも思い出もなかっ

3年記念日にこの恋愛をふりかえる

彼と3年記念日でした。 3年前の渋谷駅。東急の改札前で呼び止められて緊張で充血した目で告白されたとき、私は今みたいな未来になっているとは想像していませんでした。付き合ってみて、ダメだったらすぐに別れればいいんだし。そのくらいの温度感で始まったのが逆によかったのか。気づけば大きな波風も立たないまま3年が経過していました。

日常と旅は、いつでもつながっていると信じたい

どうしようもなく日常から離れたくなって、仕事終わりにひとりで新幹線に乗った。16時48分東京発。フレックス退社をしての移動で、21時までに宿泊先に着くのが目標だ。いくつかの打ち合わせには出られませんと事前に連絡し、珍しくスーツケースをひいて歩いている。 落ち着いて休めばいいのに、せっかくなら数日旅行をすればいいのに。そんなふうに言われることが多いけれど、日常に風穴をあけることが、観光をするよりも私にとって大事なのだ。日常の延長に旅があると確かめて、少し呼吸が整うのを感じるだ

8月の読書記録『窓ぎわのトットちゃん』ほか

あっつ〜〜〜って夏が過ぎて、ちょっとずつ日が落ちるのが早くなってきた気がします。8月に読んだ本についても、まとめてみました。このまま読書週間がどこまで続くかなあ。 『女ふたり、暮らしています。』キム・ハナ、ファン・ソヌ 恋人でも単なるルームメイトでもないという2人のウィットに溢れるエッセイ。女子校時代にはこんな生活に憧れた気がして、それが現実のものとなっている文章に引き込まれずにはいられません。 『ランジェリー・ブルース』ツルリンゴスター このマンガすっごくおすすめで

〜9月の勉強日記〜1次試験合格と2次に向けての日々

どうも、まゆです。中小企業診断士試験に向けての勉強記録をつけています。8月に受けた1次試験の公式の合格発表があって、自己採点と変わらず、無事に合格していました!喜んでばかりいられないのは2次がもっと難しいから。そんな日々を書き残しておきたいと思います。 ちなみに、前の記事のタイトルを見たらわかると思うんですが、このときには事例Ⅳにしか絶望してなかったんですよね。違うよ、ぜんぶだよ、って言ってあげたいです。 事例Ⅰ 人事や組織についての問題。文章は読みやすいし、問われている

「二枚舌でもいいんじゃない」と先輩が明るく言った日

二枚舌。あまり印象の良くない言葉だ。嘘っぽい匂いがぷんぷんするし、何より誠実ではない気がする。でも、そんな言葉に、私はつい先日救われてしまった。 半年に一回、キャリア面談のエクセルシートの提出が求められている。 あなたはどんなキャリアを目指しますか? 3年後は何をする?1年半後は?今期は? マネージャーになりたいですか。なりたいですよね。 成長したいんですよね。 終身雇用は終わって転職が当たり前になって、年金すら保障されない。自分のことは自分で責任をとってねっていう時代

久しぶりに紙のアルバムを作ったら、愛おしくて驚いた

===== 先日、家族でスペイン旅行をした。写真をたくさん撮ってくれる妹たちと、家族写真好きの父がいて楽しくなってしまって、たった5日で数千枚の写真を撮った。初めてLINEのアルバムの月の上限を超えて、iPhoneもぱんぱんに重くなった。 お気に入りの写真にはレタッチをしたり、インスタグラムの投稿を作ったりしたけれど、なんだかそれだけでは物足りない気がした。もっと撮った写真を見ていたい。あと、絶対に本にしたら可愛い。その衝動だけで、私はわざわざ電車に乗ってカメラのキタムラ

金髪にしてから、仕事で1週間が経ちました

金髪で出社してから1週間、触れる人触れない人がいる中で、変わったことがあったかなと考えてみました。 周りの反応 同僚 ・え!髪変えたんだ!いいね! ・(事前に伝えていた人は)もっと金にするのかと思った〜! 上司 ・髪色変わったね〜!いつから! ・おお、金にしたんだね。素敵だと思います。 ・素敵〜みんなもっと個性出せばいいよね〜 (絶対に気づいているけど言わない勢) 取引先 (言わないけど秘書がまさか私だと思わない) 友達 ・いいじゃんかわいい! ・それ仕事大丈夫なん

英語がもっとできれば、あの恋愛は変わっていたのだろうか

ニュージーランドにいる8ヶ月間のうち、5ヶ月くらいを一緒に過ごした人がいます。彼氏でもパートナーでもなかったけれど、恋人と呼んで差し支えないくらいには皆のまえで一緒にいた人です。彼の同居人たち(彼は3人で住むシェアハウスに住んでいて、家賃の高いニュージーランドではそれは当然の文化だった)は私が訪れれば当然ように迎えてくれたし、そのまま寝室に消えていくのも、当然のように受け入れられていました。 私にとって、その恋愛が最初の本気のものでした。恋に恋する状態で大学時代のしばらくを