不安の96%は起こらない?〜不安に未来をコントロールされるな〜
過去記事ではいくつか「不安」に対する考え方を
記載してきました。
本日も「不安」に対する考え方を1つご紹介
します。
先日、私の大親友が結婚式を挙げ、友人代表
スピーチという大役を任せていただきました。
彼はとても人気者キャラなので、昔からの
古い友人もたくさんいる中で、社会人からの
付き合いである私を選んでくれて、本当に
心から嬉しいことでした。
その嬉しい反面、とてつもないプレッシャーと
不安に襲われました。
普段から人前で研修をしたり、人の前に立って
話す仕事をしていますが、最近は不安感が強く
どうしても人前で話すのを避けがちでした。
そんな中やってきたスピーチでしたので、
しっかりやりきって喜ばせたいという気持ちと
大丈夫かなという不安感が当日まで常に入り
混じっていました。
そこで、別の友人と話していた時に、
私にとって気が和らぐ考え方を話してくれました。
心配事の8割は起こらない
最近本屋に並ぶ書籍も「○○が8割とか9割」
というタイトルが多いので確率論はあまり
好きじゃないのですが、これはちゃんとした
研究に基づく確率論のようです。
米国ミシガン大学の研究チームが行った調査
では、心配事の80%は実際には起こらず、
また、残りの20%のうち16%は事前に準備
や対策をとることでカバーできるという
ものです。
そのため、96%の心配事は起こらないという
ことです。
このように友人が励ましてくれ、実際にもしも
のときの16%の対応策も一緒に考えてくれ、
私も無事スピーチを大親友に送ることができ
ました。
なお、こういった不安を掻き消すには、
「幸せホルモン」であるセロトニンの分泌が
重要になります。
このセロトニンの分泌量を左右する遺伝子に、
セロトニントランスポーター遺伝子
という遺伝子があるそうです。
このセロトニントランスポーター遺伝子は
民族によって数値が異なるようですが、
悲観的な傾向を持つのがS型、
楽観的な傾向を持つのがL型、
とされています。
アメリカ人のS型は45%に対し、
日本人のS型は80%に相当するようです。
そのため、もともと日本人という民族は
歴史的に見ても不安を感じやすい民族である
ということがわかります。
なお、先ほどの96%の不安事は起こらないという
研究結果はアメリカでの結果であるため、
元々不安体質である日本人はより不安への
準備に長けているため、この数値はもう少し
伸びるのではと思います。
「不安」という感情については、多くの人が
苛まれて、時間と労力をかけていますが、
実際には96%は起こらないということを考え
ると、その時間は無駄遣いと言えます。
不安は過去の失敗体験やトラウマ、後悔などが
元になって、沸き起こる感情ですが、
私が愛読している本にもこのように記載されて
います。
過去の失敗や後悔は断ち切り、不安に繋がらない
よう「いま」を生きていきましょう。
不安に私たちの未来を邪魔する権利はないので。
それでは。
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