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カテゴリー・ストーリー

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記事一覧

ミステリーとは言わないで

ミステリーとは言わないで

ロマンス、サスペンス、ヒューマンドラマ

ミステリー、冒険・飲酒・暴力

数々の賞を総なめ

批評家から絶賛の嵐

世界中が泣いた感動作

近年で最も印象に残る映画

それを踏まえてお楽しみください

はあ?

もうちゃんとみれないじゃないか

人生は1つのジャンルで括れるの?

どこの誰だかわからない

何の話かわからなくていい

僕は最初から映画が観たいよ
#ミステリー #カテゴリー #日記

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カテゴリの神さま

カテゴリの神さま

 後悔の渦の先に新しいチャンスがやってきた。飛び込む以外の選択はない。
「さあ!」
 優しい顔をしたおじさんは大きく両手を広げていた。その場所こそが僕が目指すべき着地点だ。優しい顔をした存在こそが邪魔者だなんて。
「チケットは持ったか?」
 自分に問題はないという顔をしていた。同じ座標に共存することはできない。世界の掟に背いて僕は飛ぶ。誰かを傷つけたとしても逃せないチャンスがあるからだ。
 階段か

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【コラム・エッセイ】楽しみは先にあるとうれしくないですか?

 好きなものはいつ食べるか。メインを真っ先に食べてしまうと、その先はどうなるか不安になる。だから、最も好きなものと割と距離をとることがある。好きと嫌いは、一見紛らわしく見えることがあるのではないか。一番遠ざけているものが、実は一番好きなものであることもある。これは食べ物だけではなく、一般的にも言える話だろう。



 連ドラをみていて不安なのは、主人公が不在の回だ。これには考えられるパターンがあ

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きき感覚

きき感覚

「一口に酒類と申しましても、これはもう皆さんも十分ご承知のように、ワインから始まりまして、と言ってもこれは始まりは他にあるという声もあるところですが、また種々の酒類がもたらす効果についても自由研究の枠を超えて、これまた世界中から様々な知見を集めてそれに当たっているところと聞いております。いずれにしろ、そうしたことをミックスして得られる快楽や危機的な状況へとつながる高揚感を持ったカウンターを注視して

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カテゴリの待機

カテゴリの待機

 久しぶりにnoteを書いた。
 noteには、ファッション、ゲーム、恋愛、コラム・エッセイ、旅行・おでかけ、小説、サッカー、ガジェット、アート、テクノロジー、マンガ、ラジオ、野球、音楽、サイエンス、ショッピング、創作、テレビ・映画、地域・行政、スポーツ、芸能、ビジネス、フード、ペット、写真、読書、他にも多種多様なカテゴリが存在するが、その背後には、「次は私だ」、「いいえ私よ」、「次は僕だよ」、「

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ロック感性(カテゴリ仕分け人)

ロック感性(カテゴリ仕分け人)

「いいか。だいたいロックだから。がんがん決めて行け!」

 春は仕分けが忙しい。
 即戦力として望まれた僕は右も左もわからないまま現場に立つことになった。大変な時だけど君ならできるとチーフからは熱い言葉をかけてもらった。こうなったらもうやるしかない。「当たって砕けろ」のハートで、僕は無数の作品をカテゴライズする仕事に挑んだ。(これまでの人生において自分なりに感性だけは磨いてきたつもり)ささやかな自

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【短歌】復活の将

【短歌】復活の将

快調に負けて覚える一着の
ために指し継ぐ挑戦の将
(折句「かまいたち」短歌)



勝つことを忘れてしまう探究のウォーズの中に新手いっぱい

手がないと突いた端歩を受けられてもう本当にすることがない

駒組みにロマンをみつけ落ち着けば早中盤で時間切れ負け

リサイクル・グッズを埋めて新たなる城を築いた穴熊の将
#カテゴリ #将棋 #短歌 #探究心
#折句 #かまいたち #穴熊 #ミレニアム

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【短歌】シングル・ヒット

【短歌】シングル・ヒット

耳当てを空に放ったさよならと
桜は落ちて一塁走者
(折句「ミソサザイ」短歌)



カフェインを泳ぐ詩情をかっさらうフードコートのエア・ホッケー

手の空いた人がおやつを持ち寄って賑わう席の背中は孤独

こんなはずではなかったとため息をついてパーティションと向き合う

隣人の丼までは2メートル シングルだけが許される街
#言葉遊び #折句 #短歌 #縦読み
#孤独担当 #詩 #コーヒー #ホ

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【短歌】小説バジル

耳鳴りはソニックの風さよならの
残像だけが今も恋しい
(折句「ミソサザイ」短歌)



書き置きを残して行ったヒロインの夢は異世界ハイ・ファンタジー

展開が読めないスパイ小説に栞をさして飛ばすハイウェイ

個は消えて語りが残る人の世は涙を呑んで瞬く内に

リゾットに鬼を投じて煮詰まればモダン・ホラーはミラノ・テイスト
#カテゴリ #ミソサザイ #短歌 #折句

【短歌】勇者の一手

【短歌】勇者の一手

【短歌】勇者の一手

勝ち負けに勝る宇宙の探究に捧げた桂の跳躍ロマン

手の尽きたはずの相手がラッシュする 穴熊ならば勝てていたのに

恋をした君の向かいに振り出せば私はいつも逆転の将

リプレイが明白にする敗着を見つめる君は明日の勇者



【夢】遅刻、反則、退場

「お前が後手じゃ」

 声がしてからずっと通信が遅れて対局に入ることができなかった。数秒後にようやく入れた時には、既に何者かによ

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【短歌】スマッシュ・ヒット

【短歌】スマッシュ・ヒット

結び目の詩歌となってナナフシと
そよぐ枯れ木のハスキーボイス
(折句「むじなそば」短歌)



数撃てば外れが増える伝説のガンマンに格言は当たらず

停滞に滲む焦燥モチーフは夜明けを前に書き出しをみず

ごまだれにつけるべきもの小説か非小説かに割れるテーブル

リクエスト曲に打たれて引き返す天国行きの螺旋階段
#カテゴリ #創作 #天国 #詩
#ごまだれ #かばちたれ #折句 #言葉遊び

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【短歌】小説の旅

超越と虚空に浮かぶ半月に
翼を広げ飛び立った朝
(折句「チョコバット」短歌)



書きあぐね眠ってしまうモチーフを叩き起こして書き出す勇気

手の中に小説がある喜びをもって抗う現代社会

米粒の暗号文を書き込んで小説までの夢を見ている

理詰めではたどり着けない生と死と愛に迫った小説の旅
#チョコバット #note #創作 #和食
#アクロスティック #折句 #詩 #言葉遊び
#カテゴリ

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【短歌】みんなの短歌

愛犬が表をかけるカテゴリの
削りに漏れた硯に詩歌
(折句「アオカケス」短歌)



上の句で尽きた言の葉結べない短歌が溜まる下書き倉庫

手短にまとめてみせるメソッドの裏でくつろぐ短歌生活

転んだら歌を拾って起き上がる歌人は強く逞しき人

理想から遠く離れた暮らし向き歌ってみればみんなの短歌
#詩歌 #アオカケス #折句 #アクロスティック
#カテゴリ #短歌 #カテゴリー #言葉遊び

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【短歌】都合によりけり

早馬はルビーをつけてやってくる
素顔の君を見下ろすように
(折句「春休み」短歌)



神さまをたずねた夢の中にいるチケット売場僕は独りだ

天国に届ける花束を抱え21時のドラッグストア

公約は仮定の話振り返る時がきたなら昔の話

良薬を棚に上げたら小気味よいジャンクフードが夜の支配者
#カテゴリ #折句 #アクロスティック
#言葉遊び #天国 #詩
#短歌