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8. MEMORIES/ロバート・ハリス、家を建てる。
ハウスメーカー、もしくは建築事務所と家を建てる契約を結んだら、かなり早い時点で古家の解体、そして新居の着工という段階に入る、と勝手に思い込んでいたのだが、全然そんなことはなかった。
ここから間取りの細かいチェックと修正、外構や収納の打ち合わせ、設備メーカーを回ってキッチン、バス、トイレなどを選択(これが思ったよりずっと時間がかかります)、古家の家具、調度品、私物などの整理、照明やカーテンの選択、
【リコの家づくりノート】#02 コンセプト
リコの家づくりノートは、ぼくとは違う視点の、妻の家づくりの記事を掲載するものです。彼女はぼくの家づくりのパートナー。でも、同じ家づくりをしていても、目線が違うので、気づかされることが多く、間取りや家の設備、構造などに関しても、「そうか、そういう見方があったか」とよく思います。たまに意見が衝突する時もありますが、ほとんどの場合、彼女の意見が通ります。なぜなら、彼女曰く、「私が正しいから」だそうです。
もっとみる【リコの家づくりノート】#01家づくり
皆さん、今週からぼくとは違う視点で妻の家づくりの記事を掲載していきます。彼女はぼくの家づくりのパートナー。でも、同じ家づくりをしていても、目線が違うので、気づかされることが多く、間取りや家の設備、構造などに関しても、「そうか、そういう見方があったか」とよく思います。たまに意見が衝突する時もありますが、ほとんどの場合、彼女の意見が通ります。なぜなら、彼女曰く、「私が正しいから」だそうです。
もっとみる5.彫りが深くてかっこいい家/ロバート・ハリス、家を建てる。
新型コロナウイルスの蔓延によって緊急事態宣言が発令されてからは静寂が街に舞い降りた。横浜や東京の繁華街からは人の姿が消え、学校は閉鎖され(娘の大学も授業は全てオンラインに切り替えられた)、ぼくたち一家も家にいることが多くなった。でも、そんな中でも我々の家作りの計画は粛々と進められていった。
候補に残ったハウスメーカーや建築事務所とはZoomなどでやり取りを続け、前述した中川の住宅展示場「ハウス
4.風通しの良い町/ロバート・ハリス、家を建てる。
自粛生活が始まってからはよく妻と娘と近所を散歩するようになったと前述したが、散歩しながらよく思ったことがある。それは、今と比べると昔の町はもっとずっと外に向いて開いていて、風通しが良かったな、ということである。
ぼくは今いる横浜の高台の住宅地で生まれ育った。20代半ばから18年ほど海外にいたが、帰国してからもずっとこの高台で暮らしている。だからこのエリアのことはよく知っているつもりだ。
3.コロナと散歩/ロバート・ハリス、家を建てる。
家作りのプランは順調に進んでいった。2019年も終わりに近づき、ハウスメーカーや建築家(当時は7社と話を進めていた)たちからそれぞれ間取りのプランや外観のデザイン画などが届き始め、細かい価格の見積もりなども提出されるようになった。
彼らとのやり取りで二つの問題、というか事実が浮上した。
それは、ぼくたちが家族会議で挙げた理想の家の条件を全て満たすとなると、1)家の大きさは最大で50坪どころ