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胸"トクン"な記事

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好きだなぁと感じたり、惹き込まれたnoteをまとめていきます。
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終わった恋の、正しい始末のつけ方

終わった恋の、正しい始末のつけ方

「本当の愛」というものを知らないくせに、大きな口を叩きますがね。

大人になると、時々、常軌を逸した失恋を経験してしまうことがあるじゃないですか。

あれ、なんとかならないもんですかね。

「あの経験をして良かった」

そんな風に思えるのは少なくとも数年先で、あいつに似た姿を街中で見かけるだけで、普通にパニックになりますからね。

「可愛い私を見ろバカ後悔しろ死ね」という思いから、SNSをアヒル口

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勉強は嫌い、学びは好き。

勉強は嫌い、学びは好き。

「勉強は嫌いだけど、学ぶことはすきなんだよね。」

こんなことを言ったら、彼に怪訝な顔をされた。
何言ってんの?って。

彼に言わせればどっちも一緒だと。
どちらも何かを学習すると言う点でなんら変わらないと。

こんなような議論をコイツとはよくする。
今まで意見が一致した試しはないけど。

まぁ意見が対立してこそ
それが議論の醍醐味と言えるからいいんだけども。

彼とは小学校からの幼馴染である。

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私は"私"以外の何者にもなれない

私は"私"以外の何者にもなれない

夏に向かっているこの時期の夕方の気温が好きだ。
風がほどよく冷たくて、いい感じに私の表面の熱を奪い去ってくれる。

外を歩いていると、季節の変わりを目で、耳で、肌で、体全体で感じ取ることができる。風に体を任せると、足で歩いていることも忘れてしまう。自然の一部になった気分にも、町並みの一つになった気分にもなる。それと同時に、自分自身の感情や思考も落ち着いてくる。

もちろん、運動がてら散歩をすること

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【エッセイ】結婚 “無” 願望

【エッセイ】結婚 “無” 願望

結婚したい。

と思ったことが
生まれてこの方一度もない。

友達は言う。
早く結婚して子供が欲しい、と。

分からない。
そんなに結婚したい意味が。

だってめんどくさいじゃん。

甘えかもしれないが
夫婦喧嘩も親子喧嘩もしたくない。

争いごとは好きじゃないね。

あと、同居することによって
相手の見えなかった嫌な部分が見えるとよく言うが
それもキツい。

結局、そこから喧嘩に発展するからだ。

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忘れてしまうことは無くなることではない

忘れてしまうことは無くなることではない

向暑はるは既に大学生の思い出を忘れ始めている。

いつものようにスマホを開くと、Googleフォトが3年前の写真をおすすめしてきた。

これどこで撮った時の写真だっけ。

どこかの商店街を向暑はるともう一人が並んで歩いていて、その背中姿が映されている。

ということは別の誰かが撮った写真である。

そこから唯一分かることは、すごく楽しそうであること。

数分考えてやっと思い出せたことは、写真に映っ

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