マガジンのカバー画像

読書記録

9
私の大好きな本を紹介させて頂いています。記事の投稿は、毎週土曜日で1年間で年間48冊の予定です。これから読もうという方の少しでも参考になれば嬉しいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

題:ねじまき鳥クロニクル 作:村上春樹

題:ねじまき鳥クロニクル 作:村上春樹

何年前だろうか?幼馴染が私が本が大好きだという事を伝えたら、20冊くらい帰国した時にプレゼントしてくれた。「私もまだ読んでないものもあるし、読んで欲しい本もあるけど、とりあえずこれだけ。」

その本の一部を日本旅行中の新幹線やバス移動のお供にして、帰国には10冊くらいにしておいた。特に村上春樹は私にとって初挑戦だったし、文庫で小さかったこともあって、アメリカに一緒に帰ってきた。

読書初心者の私に

もっとみる
題:表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 作:若林正恭

題:表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 作:若林正恭

オードリー若林君を知ったのは、アメトークの読書芸人か、しくじり先生だった。その頃は、若手なんだろうという事のみで全然知らなかったのだが、オードリーが人気だという事は察することが出来た。

いつも日本に帰国すると、その時々のお笑い芸人がブームで世間を席巻していて、生き残るにはなかなか大変だろうと素人ながらも思えるほど、毎年ブームは変わりまくっていた。

でも、オードリーは違った気がする。爆発的にとは

もっとみる
題:Life in Prison 作:スタンリー・ウィリアムズ

題:Life in Prison 作:スタンリー・ウィリアムズ

本日5月29日(アメリカ西海岸)は、未だ数日前にミネアポリス市で起きた事件(警官が黒人男性をジョージ・フロイトを間接的に殺害)で市民の怒りが収まらず今日もLAPD(ロサンゼルス市警)本庁前から始まりダウンタウンのフリーウェイにまでもプロテストが行われていました。

今日、特に酷かったのは、ジョージア州アトランタ市でここは昨日のミネアポリスの如く人々は荒れ狂って警察と何度も衝突が起きていました。

もっとみる
題: それでも俺は、妻としたい 作: 足立紳

題: それでも俺は、妻としたい 作: 足立紳

この本は、ツイッターで以前東野幸治さん(以下:ダディ)が紹介していた本で私がずっとずっと読みたかった本でした。ダディの「メッセンジャーの黒田がめっちゃ推していて自分も読んだんだが、本当にめちゃめちゃ面白かった!」という投稿を見てから私の中ではどうしても手に入れたい本の一つになっていました。

あいにくロサンゼルスでは、3/15からロックダウンが始まり市内の書店も図書館も全てクローズされてしまってお

もっとみる
題:蜜蜂と遠雷 作:恩田陸

題:蜜蜂と遠雷 作:恩田陸

この本も2017年に帰国した際に出逢った本だ。直木賞を受賞している事も大きかったが、本の分厚さに圧倒されて手に取った本だ。

アメリカに戻ってからは、すっかり仕事に追われてしまい、机に置いたままになってしまっているこの本をいつも横目に気にしながら過ごしていた。でもチャンスはやっぱり訪れてある休日の掃除の後、コーヒーを淹れた後に手に取ることが出来た。

さぁ、読書開始!先ずこの本はなかなか分厚い。そ

もっとみる
題:CHANEL ココ・シャネルの言葉 作:山口路子

題:CHANEL ココ・シャネルの言葉 作:山口路子

今回はお題の #推薦図書  に投稿する記事になります。

この本は私が2018年に帰国した際に出逢った本になります。日本に帰ると大量に本を買ってしまい、スーツケースの重さが直ぐ重量オーバーになってしまうという本オタの私ですが、この本は、帰国と同時に駅の本屋さんで目につき新幹線移動の際に一気に読んでしまった本になります。

「経済力がないから離婚できない」と、くよくよする暇と エネルギーがあるなら、そ

もっとみる
題: 野心のすすめ 作: 林真理子

題: 野心のすすめ 作: 林真理子

ロサンゼルスでは、昨日から肌寒かった10度台の気温が一転して30度近くの真夏日となっている。そして気温とは裏腹に私は連日夜更かしをしてしまっており全く朝早くに起きることへの対応が全く出来なくなってしまっている。恥ずかしい限りだ。いつも愛犬が散歩に連れ出すようにドアの前で吠えて起こすのがルーティーンとなっているのだが、まぁ朝日の眩しいこと!ここ数日は信じられないくらい朝日がキラキラしている。寝ぼけま

もっとみる
題:一〇三歳になってわかったこと 作:篠田桃紅

題:一〇三歳になってわかったこと 作:篠田桃紅

(今回はお題の #推薦図書  に投稿する記事になります)

私がこの本に出会ったのは、2016年に帰国した時です。或るドキュメンタリーをインターネットで見て桃紅先生の事を知りました。書家でありそこから画家に転身した事など、一人でずっと制作を続けて来られた桃紅先生は私にはとてもたくましく見えました。だって、私が知った時は既に103歳だったんですよ!それでも、一人暮らしで、未だ凛とされている姿に私は心を

もっとみる
題:アルケミスト 夢を旅した少年  作:パウロ・コエーリョ

題:アルケミスト 夢を旅した少年  作:パウロ・コエーリョ

(今回はお題の #推薦図書  に投稿する記事になります)

この本に私が出会ったのは、大学のクラスメートがプレゼントしてくれたのがきっかけです。もう10年も前になります。

私は当時アルケミストがベストセラーだとかパウロ・コエーリョだとかこの本について一切知らなかったので私は何の先入観もなく読み始めました。主人公のサンチアゴは羊飼いで様々な旅に出ながら、漠然とした人生を生きていく途中で自身の人生の意

もっとみる