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創作

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僕の大切な友達が 言った 「毎日1話書いて1000話まで行ったら 面白い事が起こるよ 俺も毎日1つ作品を作って 1000作った後に 実際そーなったし だから 誰が何を言おうが 1… もっと読む
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#孤独

【あのスネ夫じゃなくてこのスネ夫】 #996

【あのスネ夫じゃなくてこのスネ夫】 #996

自分は少数派なのでは無いだろうか
特別素晴らしいの方では無い

でも何が自分が少数派なのか
あまり上手く説明できない
違和感を感じるんだ

皆んなが喜んでいる事に喜べない
皆んなが怒っている事に怒れない
皆んなが悲しんでる事に悲しめない

流行ってるモノもコトも
何もかも同調できない

僕からしたら
こんなバカバカしい事でどうして喜ぶのか
怒るのか
悲しむのか
全く理解できない

流行りなんて興味

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【ロックって結局なに?】 #973

【ロックって結局なに?】 #973

高校生で音楽にのめり込んでバンドを始め高校卒業後上京してアルバイトを続けながらバンド活動をしたが
上京組の他のメンバーは大学生で次第に学校優先になり
1人減り2人減りしていき自然消滅状態だった時
知り合いのライブハウスの店長に飲みに誘われた

そこにはそうそうたるメンツが顔を揃えており
オレみたいなヘナチョコは焦った

「山口さんっ
オレどこ座ったらええっすか」

「おおっヤスが
急に呼び出してす

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【お母さんといっしょ】 #938

【お母さんといっしょ】 #938

私が37歳の時にお母さんが死んだ

シングルマザーでずっと一緒に住んでいたお母さん
身体が不自由で入退院を繰り返していた
お母さんの負担にならないよう
いつもお母さんには弱音は吐けなかった
お母さんに心配かけちゃダメだって思うから
高校は行かせてもらったけど
それ以上の進学はしなかった
それよりもお母さんの負担を無くす為に働きたいと思った

町工場で事務の仕事についた
私はあまり喋る方では無いので

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【引っ越したら良かった】 #915

【引っ越したら良かった】 #915

人として欠落しているなって思うのね
それが分かり出したのが40歳を過ぎた辺り
大嫌いな母ととても性格が似ているのだなと自覚もし始めた
母には友達は私が知る限り1人も居ない
兄妹仲も悪く付き合いが無い
祖母のお葬式で会ったのが最後でもう20年近く前だ
何処に住んでいるのかも知らない

私は仕事上の付き合いや職場の同僚
プライベートでも友人知人は程よく居た
でも40歳を過ぎた辺りで自分の人間性がおかし

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【草陰の恋】 #906

【草陰の恋】 #906

この話は実在する人物の話を元にした話である

取材に行った老人福祉施設に入所していた老人と出会い
数人に話を伺った内の一人の話だ

もうすぐクリスマスやなぁ

ワタシが子供の頃はクリスマス言うもんは無かった
アメリカは敵国やったからなぁ

ワタシのお母ちゃんは妾やった
せやからお父さんは家にはおらなんだ
小学生の時に一回だけ背中見たことあるけどそれっきりや

あの頃やったからかどうかしらんけど

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【恋上手】 #868

【恋上手】 #868

若き時

私は誰の物にもなりませんから
そう男どもをかわしている内に
気が付いたら
周りの女友達は皆結婚して
幸せな毎日を送っていた

私はいつしか誰からも言い寄られず
枯れた女になり
心の奥底では
私をさらって
そう思うも年を重ね

50を過ぎた頃
昔の女たちは
バッタバッタと離婚して行った

私はリバイバルのように
またモテだした

そして
調子に乗って

「私は誰の物にもならないのよ」

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【風の匂い】 #850

【風の匂い】 #850

どうしようもなく寂しい夜があったりすると夜の街を徘徊してしまったりする

そんな事を続けていると行きつけの店が何軒かできてくる

行きつけの店ができるとそこで出会う常連客と知り合いになり
場合によってはお友達になる

皆んな年齢も職業もバラバラだ

バラバラなんだけどお店を通して一体感ができる

そんな意味があるのか無いのかよく分からない連帯感の中で更に仲良しの友達なんかができてくる

友達になる

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【人は飽きる生き物だ】 #816

【人は飽きる生き物だ】 #816

時々
何もかもが
面倒くさくなって
逃げ出したくなる

でも
実際
逃げ出す

折角のキャリアも
何もかも手放して

そして
新天地へと
まさしく自分にとっての
新しい世界へ
ゲームの新しいステージと
似ているかもしれない

馴染みのない街
馴染みのない酒場
馴染みのない人人
馴染みのない部屋

一年もすれば
その全ては当たり前になり
知人ができ
行きつけができ
街の地図が頭の中で
おおよそ描けた

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【居場所】 #776

【居場所】 #776

妻と離婚してから随分と経つ
別れてからは1度もお互いに連絡を取り合っていない
どちらかが何かをやらかして離婚した訳では無い
単に合わないから離婚した

以前は都内に住んでいたが会社が完全にテレワークになったのを機に
母の故郷であった奈良へ引っ越した
當麻寺というお寺の近くの奥の方に良い物件があったので
思い切って購入した

住めるようにする為にかなり時間とお金を吸い取られた
難しい所は工務店に相談

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【人がわずらわしい人】 #699

【人がわずらわしい人】 #699

僕は嫌われる為に好かれている
どうせ最後は嫌われるんだから
無理してヘラヘラする必要も無い
だからと言ってぶっきらぼうって訳でも無い
無理せず自分らしく自由に生きていたい

良くも悪くも人に対して期待しなくなっているから気が楽になった
以前の僕だったら友達が離れて行ったり女の子にフラれたりしたら
凄く気になって悩んだり考え込んだりクヨクヨしたもんだ

人との関係性は儚いものだから期待しても無駄

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【孤独の出来上がり方】 #662

【孤独の出来上がり方】 #662

ふとした時に
スゴく孤独を感じたりする

例えば
沢山の知らない人が居る空間
知らない街
知らない店

何か裸で放り出された気持ちになる

家に1人で居る時は
全く孤独感を感じない

孤独ってなんだろう?

僕は今
知らない場所で
順番を待たされている

順番を待つ様にと言った
係員はやけに冷たい

「あのぉ…
どれくらい前から待ってたら良いんですか?」

「先着順です
そんなに数は無いから
所定

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【僕のお父さん】 #602

【僕のお父さん】 #602

僕のお父さんは僕のコトは
嫌いじゃないけど
愛してはいない

愛しているのは自分

自分を愛している自分として
自分以外の人と接する
だから
自分から与える人では無い
誰かから与えてもらえる
という所で自分への愛を図り
愛をくれる人へは優しく接するが
それでもやはり自分からは
何かを与える
というコトは無い

だから
与えてもらえなくなると
その人の悪口を言う
その度に僕はお父さんに言うんだ

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