見出し画像

みんなで「生きづらさ」に向き合うこと

みなさん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


今日は朝から「台風」に関する情報が飛び交っていますね。

危機管理を喚起する意味での報道は分かりますが、過度な伝達には気を付けて、台風に備えたいと思います。

みなさんも、どうか無事に過ごされますように。


私は自分が「HSP」であることを、実際の生活圏やSNS上でお話していますが、HSPを認識してもらうことや、苦手なことを助けてもらうことにも、「非HSPの人の力」が、必要だと実感しています。

非HSPの人の力も貸してもらってこそ、HSPの探求を進めることができるのです。

ちなみに、私の生活圏で代表的な「非HSP」は、母です。


💟

私の家族全員で、エレイン・アーロン博士版の「HSP自己診断」を受けてみたことがあるのですが、家族の中では、

私が一番「HSP気質」を持っていて、母が一番「非HSP」と呼称される気質であること

が分かりました。

この受診結果を見た時、自分の「内気さや落ち込みやすさや、考え過ぎるところ」は「欠点」のせいではなく、「HSPゆえだった」ことに、胸をなで下ろしました。

一方母はというと「こんなふうに考えたことはなかったな。ふーん・・・一つの気質かぁ・・・」と、いう反応でした。


このテストを受けてみた時、母との確執はまだバリバリに続いていました。

母は、私が「HSP」という気質を持ちつつも、感情では、世でいう”普通”が良かったと思っていた事を、後になって話してくれました。

他人と繋がる「社会生活」の中で、そんなことを考える母をまったく見たことがなかったので、驚いたというのが、正直な感想です。

母は、元養護教諭であり、自分の子どもの経験話を含めた「子どもの教育」について学校教諭や、親戚にいる先輩養護教諭と議論を交わすような人ですが、私が「HSP」であることには、さすがに面くらったそうです。

自分の周囲の教育者でさえ「HSP」という言葉を聞いたことがなく、誰にも相談出来ないと思っていたと、教えてくれました。


その時の私は「HSP」を自分自身で理解するのに必死でしたし、母は元々謎な私がさらに「謎の気質」を持っているかもしれないと思うと、余計に混乱していたことだと思います。

母は混乱しながらも、私に「どういう状態のことをいうのか、説明して欲しい」という言葉を、よく言っていました。

ですが私は、今までの「生きづらさ」で味わってきた「苦しさ」ゆえに、

「そんなの、親なんだからよく見といてよ!!」

と、半ば「理解してもらえないこと」に対する「怒り」と「悲しみ」で、そう言ったことがあります。

このような、自身の気質を含めた「自分の生き方」について、長い時間、母と確執があったのですが、今ではお互いに遠慮せずに意見を言えています。


その確執に向き合うことができたのは、私の中で、

非HSPの母に「認知してもらうこと」を目的に、説明を繰り返した

ことが、大きいです。



💟

母にもHSPの記事で、読んでもらった時の感想や意見を仰ぐことがあるのですが、ある日こんな風に教えてくれた時がありました。


「HSPじゃない人にとっては、HSPの人の感覚がそもそも分からないから、DOESのこととか、急に話されると分からないの。

綺羅は”そうそうって頷く”部分が、私にとっては”宇宙語”を聞いているような感覚。

何を言っているのか、さっぱり分からない。

それが分からないままだから、不安になって、イライラしてくる。

それが結局、”甘えなんじゃないの?”に、繋がる部分があると思うの・・・。」


これを聞いた時に、「一般常識」を盾にして、単に分からないと言っているのではなく、

非HSPの人でも、本当に純粋に「分からない」と思いつつ、HSPを知りたいと思う人はいる

と、思いました。

「HSPを知りたい」と思ってくれている気持ちを、今まで理解してくれなかった「怒り」や「悲しさ」や「苦しみ」で見えなくしてしまっているのは、

・・・・「あなたを知りたい」と言ってくれている「手」を振り払っているのは、私自身なのでは?

と、思ったのです。

もちろん、こう考えていても、自分一人で苦しんだ時間が消えるわけではありません。

その時に滾っていた、激しい「負の感情」を覆い隠すつもりはありませんし、美しい言葉で表現できるものでもありません。


ですが、自分の周囲で「HSP」の認知を広げることが、自分の負の感情と向き合うことにも繋がると分かった時、

非HSPの人でも、HSPの人でも「”HSP”を知りたい」という気持ちに寄り添い発信していくこと

が、周囲の人の「HSP」認知を上げることになると、思いました。


HSPの人の「生きづらさ」に寄り添うだけでなく、非HSPの人の「知りたい」にも寄り添えたら、せめて自分の周囲くらいは、優しい世界になるのではないだろうかと考えています。

優しい世界が広がるかもしれないなら、自分一人だけで「HSP」を探求するんじゃなくて、非HSPの人も巻き込んでいけたらいいな・・・。

HSPの人にしか分からない感覚もありますが、非HSPの人の疑問に感じる感覚もあわせて、

一緒に「生きづらさ」に向き合うことが、当たり前にできる日を夢見ています。



💟

トップ画像は イラストレーター min様 からお借りしました!

ありがとうございました。


みなさんからの、スキやコメントやフォローにも、いつも元気をもらえています!

この記事にお時間をいただき、ありがとうございます。


それでは、今日はここまでです。

みなさん、台風には気を付けてくださいね。



この記事が参加している募集

クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。