紫原もこ(moko2020)

関西在住のアラサー女性。体調とメンタル面の不調により、5年間勤めた会社を退職。 拒食症…

紫原もこ(moko2020)

関西在住のアラサー女性。体調とメンタル面の不調により、5年間勤めた会社を退職。 拒食症の診断を受けており、現在はWEBライターとしての活動。 【興味・関心のあるジャンル】 映画(洋画)/ミュージカル/美術館/文具/神社仏閣 ファッション/コスメ/漢方/SDGs

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2021年、心の旅

「2021年は、私にとって淡々としながらも転換点だったといえるのではないか」 1年の振り返り、という年末らしい試みのうちに、私の中でそんな考えが浮かびました。 最大…

映画『ルックバック』に寄せる感情の荒波

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生まれて初めての歌舞伎鑑賞が最前列だった件

さる6月20日、京都は南座にて、坂東玉三郎さんの特別公演『阿古屋』を鑑賞してきました。 これまで観劇するといえば舞台やミュージカルばかりで、歌舞伎についてはまった…

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【月組公演】『Eternal Voice 消え残る想い』の所感

※この記事は、宝塚歌劇団 月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』のネタバレ要素を含みます。ご注意ください。 先日、宝塚大劇場にて、月組によるミュージル・ロマン 『…

米津玄師さんの「さよーなら、またいつか」が、ある意味私の中で原点回帰というか…改めてこのひとの世界観が好きだと感じて、こちらとしては「また会えたよ」というお気持ちです

モネの展覧会を見に行って、自分の見ている景色がモネの筆によって絵という形によって出力されたような、はたまたかつてモネが捉えた光と風景を現在の私が追体験しているような、方向性の異なる感覚を味わったのだけれど、この言語化がとてもむずかしい

【イザボー観劇感想文】私を私たらしめるもの

※以下本文には、ネタバレ要素が含まれます。ご注意ください。 2024年2月10日、オリックス劇場にて『イザボー』マチネを観劇してきました。 イザボー役の望海さんを私が…

宝塚歌劇団星組の「RRR」をライブ配信にて鑑賞。礼さん、歌とダンスほんとにうますぎん?暁さんのラーマ、まじ兄貴。そして個人的に一番ツボだったのが、極美ジャック。ジャックお前いいやつだよジャック。もうね、ナートゥをね…あの盛り上がりを存じ上げてしまったよね…たまらん楽しかった!

気が付いたら1月が終わってしまうー!個人的には師走よりも師走感のある1か月でした…その割に成果は「?」ですが…。脳内に浮かんだ文章をそのままごそっと移築したいお気持ち。

1年の振り返りや来年の目標やら、書きたいこと考えたいことはあれど、形に残すのが間に合わなさそうなあたり、2023年もわたしの計画性のなさは健在でした…。来年は辰年にあやかって、ちょっとでも地面からジャンプしていきたい。

チェリオの自販機とわたし

携帯電話を持っているのがほとんど当たり前になり、その代わり電話ボックスをあまり見かけなくなった。 そうやって、いつのまにやら消えゆきそうなものがたくさんあるなか…

思い出はいつもきれい、なわけではないので

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【推し短歌】推しという名の観劇趣味に寄せる短歌

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『ウエスト・サイド・ストーリー』来日公演で高まるブロードウェイへの憧れ

去る8月6日、大阪のオリックス劇場で行われた『ウエスト・サイド・ストーリー』の来日公演を観劇しました。 『ウエスト・サイド・ストーリー』のミュージカルが観たい!20…

2021年、心の旅

2021年、心の旅

「2021年は、私にとって淡々としながらも転換点だったといえるのではないか」

1年の振り返り、という年末らしい試みのうちに、私の中でそんな考えが浮かびました。

最大の理由は、ライティングを始めたこと。
もともと書くことが好きで、学生時代には二次創作小説の投稿なんかもしていた私。
社会人になってからは、ジャンルに対する熱量の低下や日々の忙しなさを言い訳に、創作からは遠ざかっていました。
それでも

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映画『ルックバック』に寄せる感情の荒波

映画『ルックバック』に寄せる感情の荒波

※以下の文章は映画を観た人間が書いているため、ネタバレ要素を含みます。ご注意ください。

映画『ルックバック』を観た。
原作者が『チェンソーマン』の藤本タツキ先生であることと、ガールミーツガールの物語であることくらいしか知らずに行ったわけであるが。

オタクでかつて二次創作もかじった私にとっては共感できる部分も多い一方で、強く心を揺さぶられる作品だった。

藤野と京本。
2人の少女の出会いと別れが

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生まれて初めての歌舞伎鑑賞が最前列だった件

生まれて初めての歌舞伎鑑賞が最前列だった件

さる6月20日、京都は南座にて、坂東玉三郎さんの特別公演『阿古屋』を鑑賞してきました。

これまで観劇するといえば舞台やミュージカルばかりで、歌舞伎についてはまったくの初心者な私。

そもそも、伝統芸能の鑑賞経験も少ししかなく。
思い出せるのは、小さい頃に連れて行ってもらった「都をどり」と、高校の課外授業で見た狂言くらいだ。
どちらも記憶が薄いうえに、後者の狂言に至っては途中で寝るという失態をかま

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「9月にムーラン・ルージュ、10月にウィキッドが待っているから梅雨にも夏にも負けてらんねぇぜ!」って思える私は最強。

【月組公演】『Eternal Voice 消え残る想い』の所感

【月組公演】『Eternal Voice 消え残る想い』の所感

※この記事は、宝塚歌劇団 月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』のネタバレ要素を含みます。ご注意ください。

先日、宝塚大劇場にて、月組によるミュージル・ロマン
『Eternal Voice 消え残る想い』を観劇してきました。

これまで私が興味関心を持って見た舞台は、花組と星組、宙組。
星と宙に関しては配信やDVDなので、生ではない。
なんともわかりやすい、花組一極集中のスタンス。

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米津玄師さんの「さよーなら、またいつか」が、ある意味私の中で原点回帰というか…改めてこのひとの世界観が好きだと感じて、こちらとしては「また会えたよ」というお気持ちです

モネの展覧会を見に行って、自分の見ている景色がモネの筆によって絵という形によって出力されたような、はたまたかつてモネが捉えた光と風景を現在の私が追体験しているような、方向性の異なる感覚を味わったのだけれど、この言語化がとてもむずかしい

【イザボー観劇感想文】私を私たらしめるもの

【イザボー観劇感想文】私を私たらしめるもの

※以下本文には、ネタバレ要素が含まれます。ご注意ください。

2024年2月10日、オリックス劇場にて『イザボー』マチネを観劇してきました。

イザボー役の望海さんを私が初めて舞台で観たのは、宝塚歌劇団に所属されていた頃。
望海さんは、花組の『エリザベート』でルキーニを演じられていました。ルキーニは狂言回しのような役割で、エリザベートやトートに劣らぬ存在感を放つ存在。強烈で、鮮烈で、魅了される。「

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宝塚歌劇団星組の「RRR」をライブ配信にて鑑賞。礼さん、歌とダンスほんとにうますぎん?暁さんのラーマ、まじ兄貴。そして個人的に一番ツボだったのが、極美ジャック。ジャックお前いいやつだよジャック。もうね、ナートゥをね…あの盛り上がりを存じ上げてしまったよね…たまらん楽しかった!

気が付いたら1月が終わってしまうー!個人的には師走よりも師走感のある1か月でした…その割に成果は「?」ですが…。脳内に浮かんだ文章をそのままごそっと移築したいお気持ち。

1年の振り返りや来年の目標やら、書きたいこと考えたいことはあれど、形に残すのが間に合わなさそうなあたり、2023年もわたしの計画性のなさは健在でした…。来年は辰年にあやかって、ちょっとでも地面からジャンプしていきたい。

チェリオの自販機とわたし

チェリオの自販機とわたし

携帯電話を持っているのがほとんど当たり前になり、その代わり電話ボックスをあまり見かけなくなった。

そうやって、いつのまにやら消えゆきそうなものがたくさんあるなかで、自販機はなんだかんだ生き残っているほうなんじゃないかと思う。
なんなら最近じゃあ、飲み物やお菓子にとどまらず、パンや餃子、惣菜すら自販機で買えるんだから驚きだ。

わたしはというと、自販機には、もっぱらお茶や水がほしいときにお世話にな

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思い出はいつもきれい、なわけではないので

思い出はいつもきれい、なわけではないので

あるバンドの名前を目にするたびに、そのバンドが好きだといっていたひとのことを思いだす。
気紛れなお誘い。不意打ちの「誕生日おめでとう」メッセージ。お気に入りの置時計が、とある画家の絵に由来するものだと気づいてくれたことも。
わたしは彼を好きだったけれど、彼はそうではなかった。彼には恋人がいた。ただ、自分に好意を寄せている存在は、欲求を満たす遊び相手としてちょうどよかったんだろう。
きっと歯牙にもか

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この文章が好き、というより、このひとの綴る言葉が好き、というほうがしっくりくる。

【推し短歌】推しという名の観劇趣味に寄せる短歌

【推し短歌】推しという名の観劇趣味に寄せる短歌

「しんぞうが どくどく脈打つ その時間
芯から生きてる 客席のわたし」

観劇の2、3時間って、基本的にアドレナリンどばーっと溢れ出している状態で。
とにかく何かしら考えて感じて、五感はフルスロットル。
第一幕でテンションが上がりすぎた結果、幕間は座席で沈み込んでいたり。
カーテンコールで拍手しすぎて手が痛くなってくるんだけれども、感動を伝えるにはこれしかないって必死になったり。
「あー!生きてる

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『ウエスト・サイド・ストーリー』来日公演で高まるブロードウェイへの憧れ

『ウエスト・サイド・ストーリー』来日公演で高まるブロードウェイへの憧れ

去る8月6日、大阪のオリックス劇場で行われた『ウエスト・サイド・ストーリー』の来日公演を観劇しました。

『ウエスト・サイド・ストーリー』のミュージカルが観たい!2023年夏、『ウエスト・サイド・ストーリー』のワールド・ツアー版が来日するうえに、なんと最後に大阪に巡回すると知ったわたし。
「こんな機会はまたとない…!」と、全編英語のミュージカルに対する不安も若干感じつつ、勢いで申し込みました。

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