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ぶらり散策でみつけた感動 フォトエッセイ&フォトポエム

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散策や旅のおともはカメラ。自然大好き。空、海、道端の花・・・身の回りにある心を動かされたシーンとその時感じたことをフォト&エッセイ・ポエムで。ほっこりしていただければ嬉しいです♡
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#エッセイ

フォトアルバム 飛び立てる自由

フォトアルバム 飛び立てる自由

小さな枠の中に自分をおさめようとしていた。
窮屈で狭くて、不自由だなと感じながら
その中で生きるのが当たり前だと思っていたから。
ここから出ちゃだめって言われたわけでもないのに
自分で決めた小さな世界にとどまろうとしていた。

木の上で休んでいた鳩が一斉に飛び立った
散り散りに、広い空へ

とどまっていないでいいんだ
自由に飛べるんだから
空がどこへでも行ける広さを見せてくれた

フォトアルバム 私のパワースポット

フォトアルバム 私のパワースポット

「きれいな花が見たい」
「何も考えずゆっくりしたい」
「リフレッシュしたい」
と思った時よく行くのが
港の見える丘公園(横浜市)

四季を通していろんな花が咲いているパラダイス。
横浜ベイブリッジ、横浜港を見下ろせる高台にあり、川崎方面の工業地帯の夜景もきれいらしい(夜は行ったことないけど)

JR石川町駅から元町を抜けて公園へ。花に囲まれたベンチにすわって、花を見ながらランチを食べるのも楽しみ。

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フォトエッセイ 線香花火に見る人の一生

フォトエッセイ 線香花火に見る人の一生

花を見ていたら、線香花火を思い出した。花火の季節にはまだ早いけど、私は夏以外でも線香花火をすることがある。ベランダの暗いところで線香花火に火をつける。1本の花火が終わるまで見つめているととても落ち着く。

花火に「線香」という名がついているから、亡くなった人に捧げる花火なのかなと思っていたら、江戸時代、線香のように香炉に立てて火をつけて楽しんだからだという。

線香花火は、蕾、牡丹、松葉、柳、散り

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フォトポエム 光ある方へ

フォトポエム 光ある方へ

朝一番、今日も明るく元気に過ごそうって思っても
帰る頃には気力が衰えて虚しさを感じることもある。
世の中は陰と陽、光があれば闇もある。
気持ちに反して、無理に頑張ろうとしなくていいんだよと
充分頑張った自分をねぎらい、優しく語りかける。

見かけた花がきらきらの太陽の光を浴びて楽しそうだった。
植物は目がなくても光を感じて芽をだしたり、
光に向かって花を咲かせたりする。
先が見えない闇の中に入り込

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フォトポエム 自分を照らすキラキラの光

フォトポエム 自分を照らすキラキラの光

この1週間、何をしてたんだろう?
いろんなことをたくさん考えたけど、
何を見ただろう
何を感じただろう
頭だけフル活動
心の活動は停滞
今朝、久しぶりに空を見た気がした。
澄んだ水色の空
もくもく真っ白な雲
降り注ぐ太陽の光
この1週間、何を見てきたんだろう?

太陽の恵みを浴びたくて飛び出した。
自然に目を向けずいる間に
桜の花は散り、葉だけになっていた。
美しいものを見逃してしまった淋しさはす

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フォトアルバム 世界から色が消えてしまったら

フォトアルバム 世界から色が消えてしまったら

あたりまえのように
いつも自分のすぐそばに
いろんな色があふれている
空にも地上にもいたるところに

もしこの世界から色が消えてしまって
モノトーンになってしまったら
きっと喜びも楽しみも消えてしまう

いろんな色があることで知る
いろんな人がいていい
いろんな考えがあっていい

ご機嫌モードにしてくれた綿あめ桜

ご機嫌モードにしてくれた綿あめ桜

「なんだか今日は疲れちゃったな」
仕事からの帰り道、今日起きたいろんな出来事を思い出しながら暗い気分で歩いていると、目の前に綿あめのような桜が咲いていた。

「わあ~ふわふわ。なんてかわいんだろう」
一瞬にして喜びモードのスイッチが入った。今日の私の頑張りに対するご褒美みたい。

不機嫌って実態がないものだから、自分が望んだ瞬間、もっと心地よい気分にかえることができる。それにはちょっとのきっかけが

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空を見上げると元気になる

空を見上げると元気になる

考え事をする時に宙に答えがあるかのように上を見るのは、目に入る大量の情報を一時見ないようにして考え事に集中するためだという。

空を見上げると、
さっきまで頭をめぐっていた様々な考えが動きをやめ、空の美しさに集中できる。
宇宙のとてつもない大きさの中にいて、自分の悩みがどれだけ小さいかってことがわかる。

今日の空はきれいだな。
さっきまでもやがかかっていた心の空に、光が射して澄み渡っていく。

神社で「カラスの行水」を見た縁起のよい日

神社で「カラスの行水」を見た縁起のよい日

ある晴れた日、自転車で近所をぶらり旅。見慣れた町だけど、いままで通ったことがない道を通ろうと、路地を曲がったら石段の上に神社をみつけた。

狭い境内でひときわ存在感をアピールしている大木を見上げていたら、背後で音がした「バッサー、ジャブジャブ・・」

振り返ると、手水舎にカラスが舞い降りて行水をしていた。1メートルくらいしか離れていないので、羽をばたつかせてはねた水が私の足にはねまくった。

「エ

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砂浜に芽がでた奇跡

砂浜に芽がでた奇跡

生きる上で必要なのに持っていないものがあった。あせりと不安だけがたくさんあっても生きていけないのに。悩んでいても仕方がない、浄化の海に出かけた日のこと。砂浜を歩いている時に小さな芽をみつけた。砂の上に落ちているだけかと思い触ってみたらしっかり根をはっていた。

砂浜ではたいてい植物は育たないという。海辺の砂は塩分が強いし砂には保水性がない、それに波や風の影響も強いから。
砂浜を見渡した、広い砂浜。

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空を舞う大きな龍が運ぶもの

空を舞う大きな龍が運ぶもの

朝出かける時にベランダから富士山を見るのが日課。富士山が見える日は、通勤電車でドア付近に立って外を眺める。ビルの合間から富士山がちらりと見えると「見えた!」と子供のように喜ぶ。
富士山が見えない日は、車内でずっと携帯を見て過ごす。

富士山が見えない朝なのに、車窓からぼんやり空を眺めていた。空一面をうろこ雲が占領している。神秘的な雲に魅せられて、写真を撮ろうと思った。携帯を取り出す数秒の間に、うろ

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