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神社で「カラスの行水」を見た縁起のよい日

ある晴れた日、自転車で近所をぶらり旅。見慣れた町だけど、いままで通ったことがない道を通ろうと、路地を曲がったら石段の上に神社をみつけた。

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狭い境内でひときわ存在感をアピールしている大木を見上げていたら、背後で音がした「バッサー、ジャブジャブ・・」

振り返ると、手水舎にカラスが舞い降りて行水をしていた。1メートルくらいしか離れていないので、羽をばたつかせてはねた水が私の足にはねまくった。

「エッ!こんな近くで水浴びするの?けっこう水かかっているんだけど・・」じっと見ているのに怖がる様子もない。水浴びをして1分もしないでさーっと飛び立っていった。私の足元をすっかり濡らして。
飛び立つ前に目が合った瞬間、水をかけてからかわれた、というのではなく、何か好意のようなものを感じた。

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あとから調べたら、カラスは神の遣い、神社でカラスを見かけるのは、神様からの歓迎、応援のしるし、とのこと。

残念ながら、行水のシーンを撮ることはできなかったけど、飛び立つ前の瞬間を撮った1枚の写真を見ながらこう思う。

「カラスは前にしか進めない。幸運を運ぶ鳥。私の人生も、正しい道を歩んでいるからこのまま進んでいけばいい、それは幸運に続く道だから」

#この街がすき

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