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広報室長通信

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生物としての時間

生物としての時間

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

 4月に始まり3月に終わるという会計年度の会社は多いです。サクラの開花のニュースがあると理由なくソワソワするのは、4月入学・3月卒業のリズムで学校生活を送ったことも影響あるかもしれません。
 そしてこの時期、新卒の人が配属されたり、部署異動して会合に初参加されたりという場面もたくさんありました。企業ではいろいろなタイミングで人事

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「改めて」は改めていない

「改めて」は改めていない

 日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

 WBCで日本チームが決勝でアメリカに勝って優勝。最高の結果でした。一丸となって戦った監督をはじめコーチ、スタッフ、そして、最高のパフォーマンスを発揮した選手の皆さん、「感動をありがとう」。皆さんの戦う姿を見た人は何かを感じ、今後の生活において何らかの影響を受けたことでしょう。

 スポーツで自国を応援するのは純粋に楽しいです

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モヤモヤとワクワク

モヤモヤとワクワク

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

 いつものように「2月は逃げる」を体感し、3月ももうすぐ中旬。2023年の桜の開花は早めの予想です。
 ただ、春の訪れは花粉症持ちには苦痛でしかありません。考えてみれば地球環境に適さないやみくもな偏った植林、その上、アスファルトで覆われている道路やコンクリートの建物が多い都市では花粉の吸収ができません。ある一面で善かれと思って推

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企画書自動化への夢想

企画書自動化への夢想

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

そろそろ、お正月気分も完全に払拭され時間に追われる日常が戻っているかと思います。年が新しくなっていく年末年始のこの感じ。私は、生きていると強く実感するので、なんだろう。素に戻るといいますか。いつもと違った感覚になります。いつもとちょっと違うものを食べたり、飲んだりもしますし、何よりもゆったりしている感じがいいですね。

マーケテ

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オーセンティシティ(authenticity)に想う

オーセンティシティ(authenticity)に想う

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。
企業と消費者のコミュニケーションが変化する中で、近年のマーケティング業界でよく使われる用語が、「オーセンティシティ(authenticity)」らしいです。直訳では、「信憑性・信頼性」になりますが、フォーブスが2021年の「世界で最も影響力があるマーケティング責任者」のトップに選出した、ボゾマ・セイントジョン(45)は、その根底に

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ランキングってなんだろう。

ランキングってなんだろう。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

サッカーワールドカップの開催。日本チームが優勝候補といわれたドイツやスペインに勝ってグループリーグを1位で通過。日本人として実に痛快で嬉しく感じます。ワールドカップに出場すらできなかった時代を思えば、日本サッカーが目標に向かってひとつひとつ課題をクリアして進んできたことに深い尊敬の念を覚えます。

サッカーに限らず、一発勝負はい

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元○○という履歴の危うさ

元○○という履歴の危うさ

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

コロナ禍でセミナーは、オンラインのウェビナーが主流となりました。当社もご案内している通り、いくつかウェビナーを開催しています。ウェビナーは開催場所の確保や人員上限の制約から解放されたために、実に気軽に企画できます。それもあってか毎日たくさんのウェビナーが開催されています。当たり前ですが役に立つものもあれば、そうでもないものもあり

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「ダークパターン」考

「ダークパターン」考

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。
ダークパターンとは、「ユーザーを騙して何かを購入させたり、登録させたりするなど、意図しないことを実行させる、Webサイトやアプリで使われているトリックのこと」です。(参考文献:ハリー・ブリグナル「darkpatterns.org」)
具体的には、何らかの仕掛けを施し、1)より多くお金を支払わせ、2)より多くの個人情報を提供させ、3

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心地よいフレーズに流されない強い心

心地よいフレーズに流されない強い心

最近のコラムの書き出しの多くに、「コロナ禍は世界を一変させ、消費者の価値観と行動は急激に変化し、暮らし、働き方、買い物、人と人との交流の仕方は大きく変貌した。」というような文章をよく見かけます。

確かにコロナ禍は人の動きを一時的に止めたという事実はあります。しかし、価値観が急激に変化したかというと、一面では正しくても一面では違う気もしています。

また、生活経験の積み重ねが伴う価値観が短期的に変

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「モーケ(儲け)ティング」への違和感

「モーケ(儲け)ティング」への違和感

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

ファンベースカンパニーの佐藤尚之(さとなお)氏と電通の並河進氏のWeb対談(有料記事)で、「モーケ(儲け)ティング」に関して語られていました。
対談は非常に含蓄に富んでいましたが、特に、以下のような主張に強く同意します。

「マーケティングを企業側からのみで捉え、『囲い込み』や『刈り取り』といった顧客軽視の言葉がマーケティングの

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「マーケティングは古い」のか

「マーケティングは古い」のか

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

一般社団法人田中宏和の会代表理事の田中さんが、「マーケティング(Marketing)」からパラダイム・シフトする、オルタナティブ・コンセプトとして、コミュニティイング(Communitying)を提唱したい」とおっしゃっています。この主旨にほぼ同意です。
「コミュニティイング(Communitying)」とは、「人々を有機的につ

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無意識に見逃される情報。先入観を捨て、こだわりをコントロールする。

無意識に見逃される情報。先入観を捨て、こだわりをコントロールする。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

3か月弱更新しない間に世界情勢は激動を見せました。コロナもまだまだ収束しそうもないですが、それよりも21世紀に武力を大規模に行使する状況に直面するとは思いませんでした。しかし、どうしてこのような状況に直面しないと思っていたのでしょうか。

自身が触れた情報の中から、直面しないと判断していたわけですが、直面してから情報収集を再度行

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40年周期説

40年周期説

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

2022年はどのような年になるでしょうか。
様々な立場の人が、その人にとって気になる内容を用いて予想を発表しています。予想はその人にとってのビジネス上のPRみたいなものですし、私は楽しく拝見しています。ここ数年は、コメントでの反応に過激さが増しているのが気になります。

むろん、酷い予想もないとはいいません。しかし、予想だからい

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「2022年はどのような年かなぁ。」で感じること

「2022年はどのような年かなぁ。」で感じること

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

年末は、1年を振り返りつつ、次の1年にアレコレ思いを巡らせますね。
残念ながら2021年もコロナ禍という環境でした。2022年もそうでしょう。
これからしばらくは、「Withコロナ」なのではないでしょうか。

2022年はコロナウイルスとどのように共生するかが最大のテーマかとも思いますが、最近感じることとして、コロナ禍でテレワー

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