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2023WBC観戦記

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#侍ジャパン

何故私は侍ジャパンを応援したのか

新聞、地上波、インターネット、あらゆる媒体で侍ジャパンの快挙が取り扱われている。勝利から一夜が明けても様子はあまり変わらない。そんな中で私も、今日もあの勝利の味を噛み締めている。当然であるが、私は試合に出場した訳ではない。別に、知り合いが試合に出場した訳でもない。何なら野球人でもない。ただただ野球の好きな一般人である。それでも私は、大谷翔平が帽子を投げて雄叫びを上げたその時に、同じように雄叫びを上

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登頂

先頭打者を四球で塁に出し、長い9回になると思われた次の瞬間、続く打者を併殺に打ち取った。それでもまだ安心には至らなかった。事実、昨日の侍ジャパンは似たような光景を迎えて、逆転をし、メキシコを下した。しかし、今日の9回のマウンドに立っていたのは大谷翔平であった。伝説の主人公は迷わずに翔け抜けた。豪腕は雄叫びを上げて唸った。マイク・トラウトのバットはただ宙を切った。私はその時になってようやく安心をした

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WBCメキシコ戦観戦で衰弱する

一歩も外へ行っていないのに、かなり疲れている。原因は十中八九WBC準決勝である。朝8時前からテレビの前に座っていたが、試合途中、時折画面を直視するのが辛くなるぐらい、緊張感が高まっていた。正直に述べると、しんどかった。しんどい試合であった。楽になれたのは村上がサヨナラ二塁打を放ったあの瞬間だけである。メキシコとの勝負が付いて大谷や村上がインタビューを受け終わったら、次は明日の決勝、アメリカ戦に向け

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WBC準々決勝の翌日

WBC準々決勝日本対イタリア、の結果は、日本の大勝で終わった。イタリアも序盤こそ喰らいついて来たものの、中盤以降は侍ジャパンの地力勝ちである。そんな昨日の試合、岡本のナイスバッティングや村上の復調が騒がれる中、私が印象に残ったのは今永の好投である。左腕から伸びる154kmのストレートを見て、この投手はこの大一番に調子を合わせてきた投手なのだなと、感心とも感謝とも言える何かが私の中に生まれた。思えば

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野球、相撲、野球!

今日は、昼過ぎにとあるオンライン打ち合わせがあったり、そもそもゲームに熱中していたり、普段通り大相撲春場所を観戦したかったりして、散歩に行くのをやめた。即ち、一歩も外へ行っていない。そもそも、それらの都合に加えて朝からあまり体調が優れず、散歩に行こうとかそういう気分ではなかったとも言える。だが幸いにもその打ち合わせで人と話した事で体調は落ち着き、大相撲観戦をする頃には、楽しく相撲を楽しめるようにな

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今日の私とWBC、そしてヌートバー選手について

今日もよい天気である。しかし、近所のちょっとした商業施設へちょっとした用事で足を運ぼうとしたものの、どうも家を出ようという気持ちに中々ならなかった。家を出るのが若干怖かったとも言える。家を出ると碌でも無い事にしかならない予感がしたのである。そして、その予感は見事的中した。延べ1時間程の外出になったが、やはりと言うか、鼻はぐちゃぐちゃに崩れ、目は乱れに乱れ、集中力は四方に散った。怒りすら覚えながらふ

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侍ジャパンのWBC、開幕!

朝から始めたゲームは正午頃に電源を落とした。昼食を摂ったら歯医者の定期検診へ行く予定だったのである。此頃はこのぐらいの時間になると寒さとは程遠い、涼しいとも言えない、暑さを伴う気温になる。歯医者へ向かうべく家を出ると、やはりと言うか、ほら見たことかと言わんばかりの気温の高さが全身を包んだ。少しずつ季節が夏に向かってゆく。そんな今日は、決して歯医者が中心の一日ではない。私にとって春や夏の象徴であるプ

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