- 運営しているクリエイター
記事一覧
Kamasi Washington『Fearless Movement』/音楽レヴュー
正座して初聴した際、満足できなかったのだけど、わたしが力み過ぎていたらしい。ドライブしながらふふ〜んと聴き重ねていくうち、繊細な表現にハッとしたり。サックスの咆哮に胸アツしたり。前作までと変わらない綱渡りのようにスリリングな演奏+今まで感じることのなかった傷を癒やすようなアンビエントなプレイに満足。まだまだわたしの感性を刺激してくれそうなので星は以下の通り。大きな期待を込めて。可能性は輝いている。
もっとみるただの映画感想『レザボア・ドッグス』
★★★★★
*ネタバレあり注意⚠
4点か5点か迷っての満点。個人の好みなので嫌いな人は嫌いな映画かもだけど。DVDでは何度も観ているのだが、映画館で観るのは初めて。やっぱ大きなスクリーンで観るのや、大音量で体験できるのイイネ!そこが5点にした後押しでした。ほかの理由はカッコいいからっていう言葉しか出てこないんだけど笑。お話の展開の仕方、登場人物たちのアナザーストーリーの挟み方、冴えに冴え渡るジ
芸術作品としての『らんど』
ここで言う芸術作品とは、商業主義一切抜きで、かつ受け手のことをあえて考えない、純粋に自分自身に向けられて作られたARTのことを指す。しかし、この芸術作品『らんど』(2024年1月24日発売)を生み出す時点でZAZEN BOYSは少なくとも稼ぐためにやっているのだろうし、リスナーのことだって意識して考えているはず。それでも、根底にあるのはビジネスでもファンサービスでもなく、自己探検だとわたしは確信し
もっとみるただの映画感想『12人の優しい日本人』
★★★☆☆
「痛快&爆笑の会心作。渦巻く人間模様とテンポの良い展開に目が離せなかった。老若男女にウケる邦画史上の金字塔!」……、きっとそういう作品なのだろうが、年々、脳みそがおじいちゃん化しているわたしには複雑だった。いや、全然複雑ではないと思うのよ、中3の娘は話についていってたからネ。わかった範囲で書くと、日本人の性格をあんなに明瞭に書き分けているところ、三谷幸喜すげえ。あと一貫として有罪を唱
ただの映画感想『ちょっと思い出しただけ』
★★★☆☆
会話の巧妙なトリックが印象的。最初は気づかず、内容のない会話だなあとマイナススタートだったわけだが、決めるとこではきっちりパンチラインハメめてくる展開にハッとした。会話劇ならぬ《会話映画》だった。あと、妻を待ち続ける男(永瀬正敏)の存在も気にかかった。葉(伊藤沙莉)は待っているタイプではなく、自分から掴みにいくタイプに見えた。妻を待つのも、恋をトライしようとするのも、儚くていいな。そ
コンテンポラリーダンス、わかんねえよ!
【公演名】
Choreographers2023松本公演
2023年12月8日(金)19:00
【内容】
コンテンポラリーダンス作品が4作楽しめるイベント
【行った理由】
①友人が上演前のプレトークに出るから。
②その友人の奥さんが上演される1作品に出演するから。
【総じての感想】
わからないままでいいこともたくさんある。わからないままで生きている節も大いにある。だから、それでいいんだと噛み
チバさん、ありがとう。じゃあ、またね。
「チバよりかっこいい男はいない」って言った
旧友は訃報をどう受け止めたのだろう。
今さら連絡を取れる相手でなくて。
でも、この機会を逃したら一生後悔するだろうから
メールしてみるよ。
LINEは知らないんだ。
機会をくれてありがとね。
昨日は泣かなかったのに
今日は泣けて、全然違う曲で。
ミッシェルでもバースディでもなく、
ほかのバンドの曲で。
嫌だなあ、もう。
♪「お前のそのくそったれの世界
使命は音楽を鳴らすこと。
❏ライブレポート
ZAZEN BOYS/長野クラブジャンクボックス
序章~今夜も泣けなかった~
泣けない自分が情けなかった。手も足も出ない自分が悔しかった。だからこそ、わたしは書き続けることで戦っていくんだと決意した。
久しぶりの再会と初の対面
2023年11月16日木曜日、午後7時に開演。定刻通りに登場したメンバー4人を目撃した時、静かにわたしは興奮。ライブ参戦人生で、初めて最前列で陣取