ねおちブラック

欺瞞やりすぎてからだに出る人です。いろいろ吐いてみるためにはじめます。

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記事一覧

どうもしない二人

ひくわ信じられないわ かすれた声が携帯のスピーカーから飛んできた そいつはでっかい鉄の矢みたいにずっしり額に刺さって私の血が全部下に落ちた キミは悪くない 傷つ…

頑張るという呪い

呪いの話である。 表題のとおり、生まれてこの方この呪いにずっととらわれている方も多いと思う。 特に長男長女に多いと思う(個人の感想です) 第二子以降はそうじゃない…

カタナ

私の名前はカナ。 漢字で夏架と書いてかな、と呼ぶ。母方の祖父が名付け親だ。 流行りのキラキラネームほどキラキラはしていないが、一度で読める人はなかなかおらず、 「…

透けてみえちゃう〇〇〇〇

かわいそうって言われて可愛いっていわれて かわいそうと可愛いは好きのはじまりだって 大島弓子さんの漫画で読んだんだ なんとかしてあげたいだなんて 応援してますだなん…

年末年始トライアスロン

若い頃は、年末年始のイベントとはあまりゆかりのない生活をしていた。 世間様が休むときに働く、そういう職種ばかりに就いていること、もともとパーティーガール気質でも…

風邪ひかないバカ風邪ひくバカ

とんと風邪をひいていない。 というより風邪らしき症状が出ていない。 昨今はマスク常用の効果もあるだろうけど、それ以前からだいぶひいていない。 熱も出ず、咳も出ず、…

one

黄色のズボン嫌がって しかめっつらの赤いほお 彼の後を追って同じものを欲しがったけど きみはきみであるから覚えておいてください 唯一ただ一つ 暗い夜空にぺたりと星ひ…

虚無と踊ろう

季節の変わり目である。 私のメンタルは素直に率直に予想を裏切ることなく、四季の合間合間、きちんと不安定になる。 なにをしても心が浮き立たない。 なんならなんにもし…

めんどうな女

女はめんどくさいな、とテレビの中の誰かが言っていた。 同じセリフをいろいろな場面で一億回くらいは聞いたと思う。 最近はおおっぴらには聞かないけど、それでもまだ耳…

なにを言っているんだ君は

人は足りないけど人件費削りたい 仕事は増やすけど残業だめ 欲しいのは無償の愛 欲しいのは奉仕の心 すべてはお客様のためって神様がいう なにを言ってるんだキミはマジ…

オールザット雑魚

その場にいる全員がアホ そんな状況けっこうある ヒーローはいない 悪の大帝もいない ラスボスもいない ヒロインは勝手に失踪 3人よればもんじゅの知恵 散りまくる 三本の…

グリンピースと虫と父

小学生の頃。 夕飯のチャーハンに入っていたグリンピースの中に白い虫がいた。 正確に言うとなんかの幼虫がいた。 手足もはっきり見えた。 お母さん、むしがいる。 叫ん…

好きなひとよ

わたしの好きな人は明るい日の下で笑う人で こっちにきてみて、と優しく言う わたしの世界は曇りガラスのむこうで 君にはわたしがよくみえないんだ わたしもみえないよう…

備えなくて憂うな

朝から頭痛である。  万力でじわじわじわじわと頭の前後を締め付けられる痛みで起きた。 ふとんの上でしばらく身悶えする。 ううううおおおおぉぉ。 わたしが何をしたっ…

たそがれストレッサー

最近夕方からの情緒が安定しない。 凪のような気持ちで仕事をこなして退勤し、その20分後の帰り道、高校生の団体がワイワイ帰宅する姿を見て車内で嗚咽を上げるくらい泣い…

kitty killer

プレゼントした白いネコのポシェット びりびりにやぶられてゴミ箱に捨てられていた 口の無い白いネコ 口の無いふわふわのネコ 丸い黒い目でわたしを見てた

どうもしない二人

どうもしない二人

ひくわ信じられないわ

かすれた声が携帯のスピーカーから飛んできた

そいつはでっかい鉄の矢みたいにずっしり額に刺さって私の血が全部下に落ちた

キミは悪くない
傷ついたのはキミ
それが理不尽だとしても気持ちは気持ち
キミは正直なだけ 気分表明しただけ

私も悪くない
理解できないとしても 受け入れられないとしても
私はやるべきことをしただけ
矢を撃ち返すなんてできない
そんなことをしても気持ちは

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頑張るという呪い

呪いの話である。
表題のとおり、生まれてこの方この呪いにずっととらわれている方も多いと思う。
特に長男長女に多いと思う(個人の感想です)
第二子以降はそうじゃないとは言えないが、悲壮感がただようほどではないと思う(大偏見です)
元気じゃなくても反射的に大丈夫というし、時には死に物狂いで自分さえも騙そうとする。
私は強い。このくらいで負の感情を持ったりしない。嫌いな人などいない。人は皆いいところがあ

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カタナ

カタナ

私の名前はカナ。
漢字で夏架と書いてかな、と呼ぶ。母方の祖父が名付け親だ。
流行りのキラキラネームほどキラキラはしていないが、一度で読める人はなかなかおらず、
「なつ..か..さんかな?」と聞かれることが多かった。
中学入ったくらいから自分でも、
(8月に生まれたから、夏という字がつくのはわかるけど夏に架、と書いてカナ、は無理やりすぎないかな..)と思い始めた。
そこで母に聞くと、母はああそうそう

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透けてみえちゃう〇〇〇〇

透けてみえちゃう〇〇〇〇

かわいそうって言われて可愛いっていわれて
かわいそうと可愛いは好きのはじまりだって
大島弓子さんの漫画で読んだんだ
なんとかしてあげたいだなんて
応援してますだなんて
君のために言ってるだなんて
ありがとうありがとう 
オーガンジーなきみたち
ありがとう
ゆらゆらきれいなまぼろしみたい
うっすら透けてるけどモザイクにするよ
モザイクはきれい 伏せ字はミステリアス
割と問題ない すてきだ 指摘うけな

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年末年始トライアスロン

年末年始トライアスロン

若い頃は、年末年始のイベントとはあまりゆかりのない生活をしていた。

世間様が休むときに働く、そういう職種ばかりに就いていること、もともとパーティーガール気質でもないこと、大人数での付き合いが苦手なこと、なぜか年末に失恋、または急なる体調不良、などなどが原因だが、ザクッと言えば貧乏ヒマなし人生だからだろう。一人暮らしを長くしていたわたしには働いていることが平常だったので、そんなに苦にも思わなかった

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風邪ひかないバカ風邪ひくバカ

風邪ひかないバカ風邪ひくバカ

とんと風邪をひいていない。
というより風邪らしき症状が出ていない。
昨今はマスク常用の効果もあるだろうけど、それ以前からだいぶひいていない。

熱も出ず、咳も出ず、悪寒もせず、ただなんか頭が痛くてだるいっす..眠いっす...人と話したくないっす..という状態が数日続いたことは何度かあった。

風邪ひいたかな、と思っていたけれどいわゆるココロの風邪だったかもしれない。
自分の状態が自分でよくわからな

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one

one

黄色のズボン嫌がって
しかめっつらの赤いほお
彼の後を追って同じものを欲しがったけど
きみはきみであるから覚えておいてください
唯一ただ一つ
暗い夜空にぺたりと星ひとつ
あたらしいひかり  道しるべの星

雨の中傘さしてひとり
私を待ってたよって聞いた日
もどれたらなあ

甘いにおいも高い笑い声も消えても
見上げたら星ひとつ

虚無と踊ろう

虚無と踊ろう

季節の変わり目である。

私のメンタルは素直に率直に予想を裏切ることなく、四季の合間合間、きちんと不安定になる。
なにをしても心が浮き立たない。
なんならなんにもしたくない。

ギリギリ仕事だけはしているが、仕事だけで全てのHPは消える。
入浴の壁が高い。
お腹は空くが何も食べたいものがない。
好きなホラー映画さえ頭に入らない。
お笑い番組見て爆笑したあと、急激に侘しくなってソファに突っ伏してしま

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めんどうな女

めんどうな女

女はめんどくさいな、とテレビの中の誰かが言っていた。

同じセリフをいろいろな場面で一億回くらいは聞いたと思う。
最近はおおっぴらには聞かないけど、それでもまだ耳に流れこんでくる。
違和感を感じる。

めんどくさくない女なんているのか。
石は噛んだら固いね、って言ってるのと同じなように思う。

性差のある無しは置いといて、女はだいたいめんどくさい。

めんどくさい、というのは手間がかかる、説明をす

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なにを言っているんだ君は

なにを言っているんだ君は

人は足りないけど人件費削りたい
仕事は増やすけど残業だめ
欲しいのは無償の愛
欲しいのは奉仕の心

すべてはお客様のためって神様がいう

なにを言ってるんだキミはマジで
いったい何を話してるんだガチで

論理破綻 支離滅裂 サイコマン
脳みそ洗って出直して来い
と思ってたら脳みそ洗われて粛々と無賃で働いてる同僚いてオドロキ

なにをやってるんだキミは目を覚ませよ
心を消費する場所が違うだろ
周りも

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オールザット雑魚

オールザット雑魚

その場にいる全員がアホ
そんな状況けっこうある
ヒーローはいない
悪の大帝もいない
ラスボスもいない
ヒロインは勝手に失踪
3人よればもんじゅの知恵 散りまくる
三本の矢どころか一本も折れない
自分の言いたいことしか言わない
全員リーダー
全員指揮官
混じるなりきり軍曹
非建設的 非効率的 非現実的
時間だけがすぎてく
会議は踊る
雑魚が踊るピチピチと
楽しそう

グリンピースと虫と父

グリンピースと虫と父

小学生の頃。
夕飯のチャーハンに入っていたグリンピースの中に白い虫がいた。
正確に言うとなんかの幼虫がいた。
手足もはっきり見えた。

お母さん、むしがいる。

叫んで、皿を押しやった。

母は、顔をしかめただけで、グリンピースだけよけて食べろと言った。しかたなくそうして残りを食べた。
食べた気がしなかった。

それからしばらくは、グリンピースがあると必ず箸の先で潰してから食べるようになった。

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好きなひとよ

わたしの好きな人は明るい日の下で笑う人で
こっちにきてみて、と優しく言う

わたしの世界は曇りガラスのむこうで
君にはわたしがよくみえないんだ
わたしもみえないように見栄を張って
ふつうに笑ってふつうをしてるんだ

でも風が強くて耳が割れた時は思う 
わたしがきみだったらなあ
鼻の奥が苦くて息ができないときは考える
ほんとに きみだったらなあ 
目を閉じて耳を塞いでじっと思う
すきなひとよ
すきな

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備えなくて憂うな

備えなくて憂うな

朝から頭痛である。 

万力でじわじわじわじわと頭の前後を締め付けられる痛みで起きた。
ふとんの上でしばらく身悶えする。
ううううおおおおぉぉ。

わたしが何をしたって言うんだという気分と吐き気でガチな呻き声が出る。 

今日は休日で、外は快晴で、久しぶりに外出して好きな古着屋を巡ったり、新作のデニーズのパフェも食べるつもりだった。
なのにこのていたらく。

すでに立ち上がって薬を飲みに行く気力も

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たそがれストレッサー

たそがれストレッサー

最近夕方からの情緒が安定しない。

凪のような気持ちで仕事をこなして退勤し、その20分後の帰り道、高校生の団体がワイワイ帰宅する姿を見て車内で嗚咽を上げるくらい泣いたりする。

危ないし、我ながらだいぶキモいと思う。

イメージとしてはダムのレバーがガシャンとおりて、一気に放水された感じだ。

子供が小さかった頃通っていた保育園のそばを通ったときや、若い頃によく聞いていた恋愛ソングが不意に流れてき

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kitty killer

kitty killer

プレゼントした白いネコのポシェット
びりびりにやぶられてゴミ箱に捨てられていた
口の無い白いネコ
口の無いふわふわのネコ
丸い黒い目でわたしを見てた