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音楽

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2024年1月の記事一覧

【エッセイ#35】魂を吸う魔物 -バッハ『無伴奏ヴァイオリン』の魅力

【エッセイ#35】魂を吸う魔物 -バッハ『無伴奏ヴァイオリン』の魅力

以前、メロディが時や場所を超えて変奏されることについて触れましたが、それを奏でる楽器や編曲もまた、音楽にとって重要です。楽器によってその曲の個性そのものが決まる場合もあります。

ヨハン・セバスティアン=バッハの編曲の多彩さは、驚くべきものがあります。大曲『マタイ受難曲』から、チェンバロ(ピアノ)の『平均律クラヴィア』まで、当時のあらゆる楽器で作曲されています。

しかし、同時に、どこか編曲す

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忘れられない曲

忘れられない曲

今日は、講師仲間の「こもりん」こと、湖森章月(こもりあきと)さんと、インスタライブをしました。
1月30日が本番のライブで、そのリハーサルを兼ねてのライブ。
内容は決めていなかったのですが、先日、こもりんが初めて浜田省吾のライブを観に行ったので、音楽ネタを中心にゆる~く二人でおしゃべりしよう!ということになりました。

視聴してくださった方からも推しのアーティストをについて聴かせてもらったのですが

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日本語しか喋れない人は西洋古典音楽を弾きこなせないか?

日本語しか喋れない人は西洋古典音楽を弾きこなせないか?

という西洋音楽文化に関わりを持つ人ならば、誰もが抱いている疑問に関して、次の新書は次のように答えます。

わたしの言葉で換骨奪胎して書き換えると:

西洋音楽は二元論を精神的支柱とする西洋文化というユニークな文化の産物。西洋音楽は普遍的な人類の文化と呼ぶにはあまりに歪。文化として個性的で独特に歪んだ西洋文化を日本文化という特殊な文化の中に取り入れると、歪になる。

西洋文化を支配する構造は、独自の

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楽器が上手い人には
ある特徴がある

その特徴とは

【他人と比較しないこと】

弾けないとダメ
ではなく
これが弾きたい!

常に自分の心の声に
純粋に反応する

すると気づけば
比較癖のある凡人が
比較癖のない人を
天才とみなし始める

天才などいない
自分に集中しているだけ

バンドメンバー全員が
凄腕だと大抵まとまらない

逆にただ仲が良い良いバンドは
奇跡的サウンドを生み出す

なぜなら【恐怖心がないから】

凄腕同士だと
心の底では恐怖を感じ
音で牽制しあう

人間関係が良いと
恐怖心が消え
想像以上のサウンドを生み出す

これがバンドの本質!

つたない演奏でも
感動を呼ぶことがある

高度な演奏でも
それが鼻について
嫌われる事もある

実は多くの人は
音そのものを聞いていない

奏者が醸し出す空気を聞いている!

だから優秀な音楽家は
観客との関係作り
雰囲気作りを怠らない

音楽は空間の芸術でもあるのだ!

若いミュージシャンが
社会への怒りを曲にして大ヒット!

素晴らしい社会現象であり
人々の闇が晴れる瞬間

ところがその後
落ちる音楽家が少なくない

ネガティブエネルギーは
離陸時に役立つが安定飛行できない

あなたは怒りを原動力に
楽器を奏でていない?

チェックしてみて

向日葵のような人もいれば
月見草のような人もいる

ソリストタイプもいれば
伴奏タイプもいる

陰陽が混ざり合って
バランスするのが自然体

陰は陽に憧れる節があり
陽は調子に乗ると陰に転ずる

置かれた場所で咲き誇れば
自ずとあなたの楽器から
調和の取れたサウンドが響き渡る!