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檸のひとりごと

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ないものねだり/あるものぎらい

あまりしたくないけど、仕事の話。

7月から現在所属している部署から異動になり、新しい部署に配属されることになりました。明日が新部署の初出勤日です。

6月最後の週、本当に有難いことに部署内の送別会、そして係内の送別会もやっていただいた。そして、色々な人からとても優しい言葉、励みになる言葉、緊張が和らぐ言葉をかけてもらって、花束、お菓子、生活用品などのプレゼントまでいただけた。

今まで職場や仕事

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泡(あぶく)

泡(あぶく)

ないものねだりを前提とした人生だった。
嫉妬、羨望、憧れに塗れる日々。
寂しさを覚えたら愛情を求め、
愛情に触れたら孤独が欲しくなった。
何にでもなれる気がした。
何にもできない気もした。

眠りにつく3分前に考えることはいつも同じ。
綿雲の上、深海の底、木星の裏。
いつか辿り着く日は来るのだろうか。
せめて、夢の中で、と祈り、
涙に潤んだ目を、そっと閉じる。

例えば、友達の定義とか、幸せの正体

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6月はヤミ

6月はヤミ

6月は酷い月だった。
過去のことはどうしても風化されてしまうので、比べようがないけれど、今までの人生でトップ3に入るぐらい酷い1ヶ月だったと思う。
思えば、昨年の6月もまた違った理由で病んでいた。6月は私の敵だ。

今回は暗い話が中心になるので、苦手な人はここから先は見ないように。
お願いします。

 この1ヶ月はとにかく仕事に押し潰された。世間的に見たら、今自分がいる職場は恵まれている方ではある

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久しぶりに「夢」ができたという話

久しぶりに「夢」ができたという話

「将来の夢」

そう聞くと、反射的に小学生、中学生の卒業アルバムを思い出す。あるいは教室の壁にかけて並べられた毛筆の字。そこに自分が何を書いたかは思い出せないのに、それが載っているアルバムのレイアウトだったりとか、誰々の字が上手だったとかはしっかりと思い出せる。不思議なことだ。今、旧友とアルバムや当時の教室を振り返ってみると、馬鹿馬鹿しくて笑えるのだろうか。それとも、純粋すぎて切なくなるのだろうか

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自己に対する新しい気づき

自己に対する新しい気づき

毎日「仕事面倒くさい」とか「仕事やめたい」「働きたくない」と思っているのは、あまりにも「仕事は人生のほんの一部」でプライベートを重視したいと思い過ぎているからだ。今までは、休日の使い方とか仕事していない時間を有効に使うことで仕事への嫌気を誤魔化そうと考えていたけど、自分の性格的にそれよりも仕事にやりがいを見出した方が早いかもしれない。

家には捨てられるものがたくさんある。少しづつでも良いから捨て

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日記:コンプレックスと我儘

さて、久しぶりに人間のことで悩んでいる。
その人間というのは"自分"のことで、要は久しぶりに自分のことが物凄く嫌いになっている。

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やっぱり人付き合いが苦手なんだな、と思う。苦手でもあるし、単純に下手。不器用。今日とある人と話している時、そんな自分が明からさまになってしまって物凄く負い目を感じた。その人は、自分にとって

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日記:1人で抱える思い出

日記:1人で抱える思い出

気づいたら外はもう寒くなっていた。風が冷たい。
今年は秋を楽しむ余裕がなかった。
秋特有の空色を見上げることはほとんどなかったし、大好きな金木犀の香りも2度、3度漂っただけだった。秋大好き人間からすると、物凄く寂しい。
「秋は至高だ!!!!」という毎年1回のツイートは自分の中で名物になりつつあったわけだが、今年は1度も秋について呟くことはなかった。切ない。

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日記:くらい

暗い話が苦手な人は、この先見ないようにして下さい。

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泣いた。思わず。仕事帰りの電車の中。
意図せずに流れた涙。それが何に対しての涙なのかは別に人に分かってもらうことでもないし、誰しもが思うことなのだろうから触れないでおく。
人目は気になったけど、もう堪えきれなかった。正直、自分でも驚くぐらいの涙の量だった。声は必死に押し殺したけど、鼻水を

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「かわいそうに。」

「かわいそうに。」

私は特定の誰かに対して"怒り"という感情を抱くことがほぼ全くない。

なんとなく人間全般に対して不満をぶちまけることは多いが、それは一種のストレス解消法だし、結構話を盛ったり大袈裟に言ったりしてるし。そもそも自分もその人間のうちの1人なんだし。

でも、そんな私が特定の個人に対して猛烈な"怒り"をおぼえた瞬間が人生で2回ある。いや、数えてみたらもう少しあるんだろうけど、その大抵は自分に非があったこ

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傘

さて、町が傘で溢れる季節がやってきた。
この時期、人は雨が降ろうが降らまいが傘をさす。

雨は嫌いだが傘は好き。

そういう人もいるかもしれない。
自分もその1人、"自称"傘愛好家である。

傘にはいくつもの良さがある。

傘が雨粒を弾く音。
あの音には何か安らぎを与える成分が含まれていると思う。ポツポツという音は、心の深くに快く響く。ちなみに、傘を閉じ、表面にひっついた雨粒を弾く時の「バサバサバ

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日記:疲れてるだけ

姉からの連絡。
「GWの予定は?もし何もなかったら久しぶりに家族みんなでご飯に行かない?」ごめん。今は返す気になれない。ちょっと疲れてるもんで。
家族は大好きだ。母親、父親、2人の姉それぞれに対して強い思い入れがある。でも、今更集まって何を話す?お決まりの「さてさて、働いてみてどうですか?」という話ですか?そのことに関しては別に何も話すことないよ。まぁ心配しないでほしい。死にはしないと思うから。

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『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』を読んで

『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』を読んで

今日は前々から気になっていた『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』という本を読了した。綺麗な表紙絵に惹かれて読み始めたのだが、中身もとても読みやすかった。実は、最近本を読むことが滞っていた。直近まで読んでいた本にかなりの時間を費やしてしまい、新しい本を読むことができなかった。そして、昨晩その本を読み終えてすぐ、この物語を読み始めて、先ほど読み終えてしまった。物語の内容も表紙の綺麗さに負けないぐら

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日記:重い想い

今日がいい日だったのは間違いない。でも、今日ここに書くことが必ずしも良いことだとは限らない。ここに書くという行為自体に意味があるのかは分からない。自分の気持ちを整理するつもりで書いても、逆に荒れてしまうかもしれない。これを書き終わったとき、自分がどういう気持ちになっているかとても不安だ。

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今日は好きな人と遊びに行った。

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"書を読む"ということ

"書を読む"ということ

最近は本ばかり読んでいる。今年に入って読んだ冊数は6冊で、これは"自称"読書愛好家の自分にしてはかなりハイペースである。読んでいる本の大半が小説で、稀に俳句や短歌などがある。どうしてこうも書を読んでいるのか。読みたくなるのか。

そもそも本を読むようになったのは大学生になってからである。それ以前の人生では、読書感想文や朝読書といった強制の場面で仕方なく読むことはあっても、自ら興味を持って読書をする

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