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出会えて良かった記事さんたち。
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記事一覧

人生はずっと不登校

人生はずっと不登校

学校に行きたくないな。そう思う朝があった。

べつに何かあったわけでもなく。

クラスに居場所がないとかでもない。なんだろう。きょうは学校行くより大事なことがあるんじゃないか。透明な空気を写真に撮りに行くとか。

そんな気持ちが突然自分の中にあるのを発見するのだ。すると、途端に本当にきょう学校に行くべきなのかなという疑問がもたげてくる。

でもまあ、そんなの周りの人には理解もされない。それもわかっ

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オットに言いたいんだけど言えないこと #呑みながら書きました

オットに言いたいんだけど言えないこと #呑みながら書きました

このnoteは、#呑みながら書きました というなんとも楽しい企画に乗っからせtもらって書いています。なんせ、『呑みながら』なので、誤字脱s時などそのほかもろもろ、ご容赦くださいませ。

はーい、kん回も呑み書きでお世話になります~。

みんな、パートナーに言いたいんdあけど言えないことってある?わたし、あるのよね。もう1年半くらい言えてないことが・・・

それは、オットが食料を飼いすぎちゃうこと!

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世界地図

世界地図

 彼女が持ってきたのは世界地図だった。
 まだわたしも、彼女も子どもだったころ。
 わたしは水筒にお茶を入れ、おやつの準備も万端で、自転車にまたがって彼女を待っていた。目指すは海。わたしたちの生まれ育ったのは海からは程遠い内陸の郊外、自転車を一生懸命漕いで三時間はかかる長丁場だ。途中には山を越えなければならない。控えめに言って、その頃のわたしたちくらいの子どもにとっては大冒険と呼んでも差し支えない

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aikoを贈らせてください vol.19

aikoを贈らせてください vol.19

昨年の六月末の夜の事、「一晩限定!ご希望いただいた方のnoteを読んで、あなたにぴったりのaiko曲をささげます!そして、それに私のお手紙を添えさせていただきます!」と募集をかけさせていただいたところ、たった一晩、一晩のことにもかかわらず、たくさんの方にご応募いただきました。

……のにも関わらず!ちょっと間があいてしまいすぎた。本当に申し訳ないです。言い訳はしません。信頼を欠いても仕方のないこと

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死にたくない

死にたくない

死にたくない。

やりたいことがとにかくいっぱいある。加えて一日生きると3個くらい出てくる。やりたいことから逆算すると、130歳くらいまで生きないと計算が合わない。85歳くらいで引退して45年遊んで暮らしたい。85までに巨万の富を稼がなきゃならない。

130まで生きるとなると、たぶん運だけではどうにもなんなくて、意思みたいなものは確実に必要になる気がする。俺の天寿を全うするためにはまず願わなきゃ

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「蕾が満開」と書き記す彼女への感謝愛情爆発号【月曜日のたねまき】

「蕾が満開」と書き記す彼女への感謝愛情爆発号【月曜日のたねまき】

やっと長男の春休みが終わりました。
当分給食もないし、あっという間に帰ってきてしまうけれども、全然前より楽になった!
両腕と両足に重りをつけていたのを外した感じ。ああ、重かった!
同じ動きをしても今は全然身軽!月の重力!
(すぐに慣れてまた日々をしんどがるんだろうけど、今だけ春休み終わりハイ)

長男は新しいクラスに思ったより早く馴染めたようです。
いや、馴染めてはないのか。
「もうひとりで遊べ

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バンドマンがBTSの「dynamite」で脳トレした話

バンドマンがBTSの「dynamite」で脳トレした話

BTSについて興味を持った。
本当に最近。ビルボードで首位を獲得したって話を聞いてようやく聴いた程度の初心者であり、門外漢だ。

どれくらいかというと、BTSとバンタンと防弾少年団は全部違うグループだと思っていたし、ジードラゴンってのが居るのがそれだと思っていた。

テレビや有線で何度も曲を聴くうちに「いい曲だなあ…」と真剣に感じるようになった。

最近はライブも無いので時間だけはある。

改めて

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死んでから永い

死んでから永い

あれは京都だったか。
幼い私の背丈を超えて、紫陽花はどこまでも続いていた。
春先で、花はまだない。瑞々しい萌芽が色あせた枝から次々と湧き出ていた。

ひいばあちゃんに手を曳かれ、俯きながら歩いていた。喜寿の祝いの小旅行。
皺だらけの乾いた手は馴染みがなく、私は少し怯えていた。

「あ…」

紫陽花の根本に白く光るものを見つけて立ち止まる。

「どうしたぁ?」

低くしゃがれた声が優しく降ってくる。

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体の話

体の話

自分の体を好きな人って、どれくらいいるだろう。

部分的には気に入っている箇所があっても、「自分の体がまるっと全部好き」と胸をはって言える人は、少ないんじゃないだろうか。

かく言うわたしも、自分の体の中で、好きなところと好きじゃないところとがある。

その割合は、残念ながら好きじゃないところの方が多い。

**********

自分の体で好きなところは、髪の毛の色と肌の色と眉毛の形の三つだ。

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詰まった雨どいの猫

詰まった雨どいの猫

屋根の雨どいに猫が詰まってるからなんとかしてほしい。山あいに住むおばあさんから事務所に依頼の電話があった。

雨どいのイメージが湧かない人もいるかもしれない。家屋の屋根のちょっと下に付いている雨水を受けて流すためのあれ。流しそうめんの流れるところというか、ウォータースライダー的なやつだ。

もちろんなるべく雨どいでそうめんは流さないほうがいい。

困ったことあったら言ってくださいね、とは言った。前

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だらーっとしててキリンな息子

だらーっとしててキリンな息子

長男が幼稚園に通い始めて二ヶ月ほど経つ。
最初は行きしぶり、幼稚園バスに乗せるまで苦労したが、今は楽しく通っている。

この日から5日連続で、バス停まで送って行く苦労話。今見返すと忘れてて面白い。

ところでおしゃべりな息子は、あまり幼稚園の話をしてくれない。

「今日も楽しかった?」とか「なにして遊んだの?」と聞いても、ニヤニヤしながら
「それはひみつです」と言ってくる。

お前はスナドリネコさ

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Quodlibet #1 「聖餐」をめぐって(1)―『さよなら子供たち』の聖餐  Yu Amin

Quodlibet #1 「聖餐」をめぐって(1)―『さよなら子供たち』の聖餐  Yu Amin

 このコーナー(Quodlibet:好き勝手におしゃべりする)は、映画の話を無理やり枕にして、映画以外のテーマについて好き勝手に思ったことを書くコーナーです。たまに映画のことも書きます。

 ルイ・マルの『さよなら子供たち』(1987年)は、ナチ占領中のフランスで、ユダヤ人の少年を匿うカトリックの寄宿学校を舞台にした映画だ。主人公のユダヤ人少年ボネは、身分を隠しながらも友人を得て次第に周囲に溶け込

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家に、溺れるナイフの大友がいる

家に、溺れるナイフの大友がいる

溺れるナイフをご存じだろうか。
ジョージ朝倉による、最高破壊力大傑作青春少女漫画だ。
とにかく四の五の言わずに読んでほしい。前半では十代特有のひりつきに胸がじりじりと焦げてしまうし、中盤から後半にかけては闇と光が暴力的に絡み合って叫びだしたくなる。
作品自体のエネルギーがすごい。なにを食べたらこんな曼荼羅みたいな漫画が描けるんだろう。

話は東京から転校してきた主人公の夏芽と、資産家の息子コウちゃ

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方言がかわいすぎてもうだめだ【#呑みながら書きました × #方言note】

方言がかわいすぎてもうだめだ【#呑みながら書きました × #方言note】

こんばんは。呑みながら書きましたの本妻、ちがうよ本祭に遅刻しまして後夜祭に出ております。

呑みながら書きましたが「???」な方は、普段の私のnoteとは違う感じで書いておりますので、こちらでお引き取りくださいませ。ガラガラガらがっしゃーん。

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よし。いましがた、自家製ふぃじょ亜種(Feijoa酒)を3口ひっかけてきました。呑み書きのたびに呑んでいます。ほんとは、クラフトビール飲むつも

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