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島暮らしのススメ

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島暮らし推奨!離島暮らしのアレコレを25歳女子の視点から書き綴りました。
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#移住

島暮らしは老後が早く来たみたいだ

島暮らしは老後が早く来たみたいだ

この題名の結論から言うことにして…

私は3年前に、とある四国の離島に関東から移住した25歳で、色々と割愛して話すと、離島暮らしは本当に利便性とはかけ離れています!お食事処は限られ、スーパーや商店は19時には閉まってしまう。勿論、カフェやチェーン店やゲームセンターもない。

あることに目を向けると、人の温かさと距離の近さや地域のバレーボール、パン屋さん、海と山!広大な自然と静かな環境。自分にいら

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島から出る頻度が減った話-short trip-

島から出る頻度が減った話-short trip-

島暮らしも長くなってくると、まだ若いためか謎の危機感というか、街を見ておかなくちゃという気持ちも芽生えて、旅行などもなく2〜3ヶ月を島でしか過ごしていないと、1泊2日で街へ出かけに行く。

しかし、今回は新たな成長というか発見というか自分の中で変化があったので書き記します。

旅行でない限り、島から出る目的は
『食』・『癒し』・『買い物』
の3要素が起点となる。

『食』は、島では食べられないファ

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島は好きに過ごしてなんぼ!

島は好きに過ごしてなんぼ!

この言葉を呑み会の時に聞いてから、どことなく大切にしている。

この言葉を何気なく放ったSさんはバレーで知り合い、私たちより1世代お兄さんでいて、私と歳の近い奥さんと子供が2人いて、1番歳と距離が近い島のご夫婦である(そして、最後の島人同士のご夫婦なのである)。

Sさんご夫婦の存在が、私たちの世代にもお手本というか、島での夫婦像というか、心強い存在なのは確かだ。

島というある程度、自由極まりな

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心と時間に余裕があると趣味は増えていく

心と時間に余裕があると趣味は増えていく

島暮らし最高!と胸を張って言えるのだが、その1つに「心と時間に余裕ができた」ことがある。

心と時間に余裕ができると、「大いに人生が楽になる」ということを身をもって体感している3年間でもある。私の性格上、楽しいと同じくらい「楽ちん」であることも大切にしているし、しなければならない。

電車で通勤していた頃は、満員電車で往復2時間かけて通勤し、好きでもない仕事をして忙殺され、休日は夕方まで寝て終わる

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島の醍醐味? 物々交換

島の醍醐味? 物々交換

島は人と人との距離が街に比べて近く、近所の人はお知り合いで、助け合いの精神もあると感じている。
それをありがたいと受け取れるか、お節介だと思ってしまうかで、田舎や島暮らしの楽しさは変わる。
3年前まで、関東の街に住んでいた身としては(隣の人の名前も知らないような生活)、島の距離の近い交流は新鮮であったし、心強くもあり、本当にありがたい。

彼が職場の方が釣ったメジナ(グレ)を、クーラーボックスで頂

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移動販売トラック in 離島

移動販売トラック in 離島

島暮らしを始めたばかりの頃、時折、大音量で演歌を流して走る大型車がいることが少しだけ怖かった。
それが、週に1度の移動販売のトラック(通称、野菜トラック)だと知るまでは、当時住んでいたアパートからその音が聞こえると、また来た!とビビっていた。トラックは地区ごとに巡回してくれていて、来た合図に演歌を流して知らせてくれている。

移動販売のトラックがどこからやってきて、いつ頃からこの島に来てくれている

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田舎は車がないと不便というけれど、島も大概そうである

田舎は車がないと不便というけれど、島も大概そうである

移住したばかりの頃、お金も知り合いもそんなになく、島の反対側に住んでいたが、主な交通手段は自転車だった(雨が降ったときだけ、仕事にはバスを使わせてもらっていた)。

そもそも埼玉で原付に乗ったことはなく、いずれは島で車に乗って、ペーパードライバーを克服したいと思いつつ、今の自分の選択肢は自転車しかないと思っていた3年前。
1周が約20kmの小さな島ではあるが、自転車で約10km弱を往復した1ヶ月は

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島の回りもの倉庫と休日BLOG VOL23

島の回りもの倉庫と休日BLOG VOL23



冷凍庫、開けない時は何日も開けないと気づく。
朝の喉の渇きをパピコでも食べて潤そうと、数日ぶりに冷凍庫を開けると、見知らぬ大魚がスーパーの袋に無造作に入って冷凍されていた。

「なんか魚入ってるんだけど〜」
「言うの忘れてた、○○さんにヒラメ貰った」

ヒラメ!
確かに顔が左側にある。
2人でまるまる1匹は食べられなさそうだし、フライパンにも収まらないので、解凍してから半分にして煮付けにした。

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島暮らしのデメリットと、島暮らしに向いている人

島暮らしのデメリットと、島暮らしに向いている人

このnoteを始めてから今まで、
「関東から、何の縁もゆかりも無い離島へ20代女子が単身移住した視点」
で、島事情や島暮らしの様子をポジティブな面を捉えて書き記してきた。

過去の私のように、今生きている場所が何か違うと感じている人や、島(田舎)へ移住してみたいけれど実際にはどうなの?という人の背中を、少しでも押せる記事を書くことをモットーにもしてきた。

けれど、表裏一体という言葉のように、島暮

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少ないからこそのいいこともある。

少ないからこそのいいこともある。

私の住む島の人口は、約2000人ということになっている。
スーパーで働いているが(もちろんスーパーに来ない人がいるにしても)、2000人もの人が、この島にいるようには思えない。

島は65%がお年寄りの超高齢化社会だ。
20代は数える程しかおらず、40代や50代の方たちが若い衆と呼ばれる世界線にある。
職場でも20代は私だけで、働き出した頃から、比べられるということがないので気が楽だった。都会にい

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島を出たら行く場所(買うもの)リスト

島を出たら行く場所(買うもの)リスト

私の住む島にあるお店は、1軒のスーパー兼ホームセンター(サラダ館やオールドファッション服もある)と、小さな商店がいくつかと、これまた小さな薬局くらいなもので、フェリー代がかかっているから仕方のないことなのだが、物価も高い。

18時には店はおおかた閉まってしまうし、品揃えが若者が欲しいものはないのが実情なので、以前に書いた「島暮らしで恋しくなるもの」と題したnoteも照らし合わせながら読んで頂けた

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標準語で23年生きてきた女が、伊予弁に3年囲まれた結果

標準語で23年生きてきた女が、伊予弁に3年囲まれた結果

生まれも育ちも埼玉県。

父(埼玉)も母(青森)も標準語で話し、島に単身移住するまで、標準語しか飛び交わない環境で23年間生きてきた。

小学生の頃、仲の良かった友達のお母さんが、関西弁のお父さんと結婚して自分も関西弁になってしまったと言っていて、そんなことがあるのか?と高学年の私は疑問に思っていたが、今の自分だと、とてもよく分かる。

職場のスーパーは、ネイティブな方言をスピードラーニングするの

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魚を捌くのは、気力と体力のある時に。

魚を捌くのは、気力と体力のある時に。

島にいると、こんな大魚を頂くことも割とある。
買ったら1000円は確実にするであろうお魚たち。今日は立派すぎる鯛。
けれど、冷凍庫はパンパンだし、鮮度がいいうちに捌いて彼と食べたいという気持ちと、生理で無駄にイライラしているのと仕事終わりの疲労と、彼の非協力的な態度とが内混ぜになって、喧嘩をしてしまった。

私は魚を捌くのが得意なわけではない。
鯵は小さくて捌きやすいのと、何度も捌くうちに手慣れて

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島歴3年で、何人とお知り合いになったか。

島歴3年で、何人とお知り合いになったか。

6月で島歴3年目に突入した私。丸2年、島暮らしをしたことになるわけだけれど、1年目が夏のビーチでバイトをしたり、移住して半年も経たずに彼ができたり、お酒の席に誘ってもらう機会が多かったりと目まぐるしく過ぎたこともあり、今年が4年目のような気がしてならない今日この頃である。
島は相変わらずの平凡さと緩やかさを兼ね備えている。何もないけれど豊かな心持ちでいられる不思議。島時間と言えども、確かに時間は過

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