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水木三甫
2023年8月30日 08:34
人生は真っ平らな道ではないのだからつまずかない人生なんてない人生は山あり谷ありなのだからつまずいてすり傷や打撲傷があって当たり前だでも、しっかり地に足をつけて歩いていればつまずく回数も少なくて済むつまずかないことを考えるよりいかにつまずいて歩いていくかを考えばいい
2023年8月25日 07:36
ミラクルは未来が来ること未来が来ることは奇跡なんだ明日が来ることは奇跡なんだそんなふうに考えると今日という日がどんなに大切なものなのかがわかるいつ大地震が起きるかなんて誰もわからないいつ自動車に跳ねられるかなんて誰もわからない明日が必ず来るなんて保証はどこにもない今日をしっかり生きること今日を自分らしく生きることそれができる人にこそミラクルが起きる
2023年8月24日 07:50
縁側で風鈴の音が鳴る透明な冷たい風が和室の中を通り過ぎていくエアコンもない和室でおばあちゃんが冷えたスイカをお盆にのせて持ってくる僕たちは汗をかきながらもスイカにかぶりつく黒い種は飛び散り赤い果汁が顎を伝わって畳に落ちる食べ終わると僕らは網と虫かごを手に外へ飛び出すミンミンゼミの声がすぐ近くから聞こえるシオカラトンボがお花畑をスーッと横切る僕らは時間を忘れて虫たちを追い回す
2023年8月21日 07:17
君の奏でるメロディが街の灯りを滲ませる郷愁のような トラウマのようなどこか懐かしくそれでいて忘れてしまいたくなる君独特のギターの音色が街の中を彷徨うように空の果てまで飛ばされるように僕の亡霊を過去へと引き戻す君の音楽が終わったとき僕は君の前にひざまずくだろうそして君に縋るだろう音楽の続きを聞かせてほしいと君は僕の言葉に気づかぬ振りをして通りの向こうへと消えていく
2023年8月20日 08:50
安全ピンが指に刺さった安全ピンが危険ピンになったぼくは危険ピンを慎重に留めた危険ピンが安全ピンに戻った安全ピンが不器用な僕に笑いかけていた
2023年8月19日 07:51
風に任せて歩いてみても風は僕に行き先を教えてくれない風に逆らって歩いてみても風は僕の努力を褒めてくれない風の前に立ち止まってみても風は僕を邪魔者としか思わないだっていつだって風は風
2023年8月17日 09:56
雲は芸術家である僕は朝、家を出るとまず空を見上げる今日はどんな雲が浮かんでいるのかとまったく同じ雲はないいつも雲はオリジナリティ溢れる姿を見せてくれるほぼ毎日、美術館に行かないで芸術が見られるのだから、下を向いて歩くなんてもったいない
2023年8月16日 07:18
「好きです」と書いた紙を丸めて君のいる場所に指で弾いてみるでも、丸めた紙は君に届く前に止まってしまった幾度も繰り返しやってみたがいつも途中で止まってしまうだから僕の恋はいつも中途半端
2023年8月15日 08:27
涙を集めて湖を作ろうたくさんの人たちの涙を集めて大きな湖を作ろう湖には緑の藻が育ち湖には小さな魚が泳ぎ回るやがて虫や鳥たちも集まりそこは自然へと生まれ変わる悲しみや悔しさをすべて涙で洗い流して湖に流しこもう涙の湖は太陽の光を浴びて空色に輝くだろうそして涙を流した人たちの心も輝かせるだろうだから涙を集めて湖を作ろう
2023年8月14日 09:55
人は誰でも妄想の世界を持っている辛くなったとき悲しくなったとき孤独になったとき人は妄想の世界へ逃げ込む妄想の世界で癒やしを求める妄想の世界を夢と呼ぶ人がいるしかし現実の世界の夢と妄想の世界の夢には違いがある妄想の世界の夢は叶わぬ夢に終わるそれがわかっていないと現実の世界と妄想の世界の区別がなくなってしまう妄想の世界を持っているのに気づかない人がいるそんな人は癒やしを現
2023年8月11日 21:45
緑色の風が通りすぎる空は青らしく青く、どこまでも続いている僕は列車の車窓から流れゆく景色を目で追っている人はなぜ、悲しくなると北へ向かうのだろうか北にはどんな癒やしがあるのだろうか目指すあてはなく列車の中の孤独を一人味わっている失恋なんてそこいらじゅうにあるものにどうして僕はこれほど胸を痛めるのだろうか人はなぜ失恋すると一人旅をしたくなるのだろうか線路には終着駅がある別れた彼
2023年8月10日 08:06
何もかもが煩わしくなって何もかもが疎ましくなって何もかもが面倒臭くなって何もかもがつまらなくなって何もかもが嫌になって何もかもが苦しくなって何もかもがわからなくなって何もかもがいらなくなって自分さえもが煩わしくなって自分さえもが疎ましくなって自分さえもが面倒臭くなって自分さえもがつまらなくなって自分さえもが嫌になって自分さえもが苦しくなって自分さえもわからなくなって
2023年8月9日 08:07
満ち足りない思いを抱いて窓を開け夜空を見つめる夢を叶える流れ星も希望を照らす星座もどこにも見えない寂しい夜空三日月だけが輝いている満ち足りない思いを抱いて三日月だけが浮かんでいる夢や希望の欠片のような細長い月が恥ずかしげに顔を出しているいつか満月になれば夜は夢と希望で輝くに違いないが僕の欠けた部分はきっとそのままだろう何を求めれば僕は満月になれるのだろう何を手
2023年8月7日 07:30
愛されるより愛したほうがいいなんてそんなの愛される人だから言えるのよ片想いばかりで振られ続けてきた私の気持ちをあなたは理解できないでしょう愛されない孤独ほど苦しいものはないなんてあなたは理解できないでしょう私の愛があなたに届くなんて思っていないだけど、そんな言葉を私の前で言うなんてあなたって、私が思っていたほど女心をわかってないのね君にだってきっと愛してくれる人は見つかるよだな