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水木三甫
2022年10月29日 08:12
裏切者はどこにいる?まわりは裏切者だらけだ。この前はあいつに裏切られた。そして、昨日は君に裏切られた。明日は誰に裏切られればいいというのか?人のために生きることが素晴らしいなんて、いったい誰が言ったんだ?人のために生きれば自分も幸せになれるなんて、いったい誰が言ったんだ?裏切者のために生きて苦しみ、裏切者のために生きて不幸に陥っている。裏切者のために生きるんじゃ、何
2022年10月29日 07:57
君の瞳は何色?黒? 茶色? それとも碧色?いや、どれも違う君の輝く瞳は、僕が初めて出会った色だから、君の瞳は君の瞳色君の唇は何色?赤? 桃色? それともオレンジ色?いや、どれも違う君の濡れた唇は、僕が初めて出会った色だから、君の唇は君の唇色君の心は何色?白? 青空色? それとも無色透明?いや、どれも違う。君の優しい心は、僕が初めて出会った色。だから、君の心は君の心色
2022年10月27日 05:10
尖った言葉が空中を飛び交い、体中を傷つける。凹凸があるから世の中はうまくいくのに、凸ばかりでは突っつき合うのは当たり前のこと。尖った言葉が飛び交って、心の中が傷だらけになる。真綿に包んだ言葉なんて、一言だってありはしない。傷つく前に相手を傷つけてやろうなんて、いつから人間の心は狭くなったのか。尖った言葉が飛び交って、世の中が傷だらけになる。狭い心を持った人間たちが狭い心を
2022年10月26日 08:54
世の中には幸せの全体量が決まっていると思っている人がいる。最近は特にそう思っている人が特に増えた気がする。だから、一人分以上の幸せを手にするためには、他人の幸せを奪わないといけないと考える。そして、幸せの奪い合いが始まる。だけど、いくら人の幸せを奪っても二人分の幸せは手に入らない。なぜなら、幸せの全体量なんてないから。幸せの量は決まっていないから。本当は幸せの量は一定でなくて、
2022年10月25日 06:26
カーテンがエアコンの風に揺れている動きたくないのに仕方なしに揺れているのかそれとも風に任せて自ら踊りたいのかカーテンはそのときどきの気分によって、それを使い分けているコロナが流行っているから換気しなければいけないよと、エアコンを切って窓を開ける外からの熱い風にカーテンが揺れる熱さにのたうち回っているのかそれとも自然の風のほうが心地よいのかそれも、カーテンはそのときどきの気分
2022年10月24日 08:23
僕の視線に気づかなくなったね前はすぐに気づいて、照れたように僕を見つめてくれたっけ作り笑顔が多くなったね君は気づいていないみたいだけどうつむく君は出会った頃の笑顔を置き忘れてくるようになったね僕と君との距離は変わらないはずなのに人はいろいろな定規を持っているから君は僕との定規をどこかに捨ててしまったんだね仕方ないね 人生だから僕といるときの君は苦しそうに見えるそんな君を
2022年10月23日 11:25
ただ生まれてきただけなのに 悩み続けただ生まれてきただけなのに 苦しみを引きずりただ生まれてきただけなのに 眠れぬ夜を過ごしただ生まれてきただけなのに 人生に絶望するただ生まれてきただけなのに「生まれてきたくて生まれたわけじゃないんだ」そんな言葉を胸に抱えこんだまま今日一日のストレスを昨日までの荷物のうえに重ねていき生きている意味を探しながらヤケ酒を飲むただ生まれてきただけ
2022年10月22日 17:08
思いやりが大切だと人は言う。人を思いやる気持ちをみんなが持てば、世界は平和になると人は言う。しかし、相手を思いやってみても相手はそれを当たり前だと思う。自分は思いやりを受けて当然の人間だと思う。そして、思いやった人を自分より下の人間だと思う。そんな世の中なのだから、思いやリストはエゴイストの餌食になる。今や思いやりはハイリスクノーリターンの売れない投資物件でしかない。
2022年10月21日 16:36
無口だと言われる。しかし、言いたいことがないわけではない。それどころか言いたいことはたくさんある。それでも僕が話さないのは、言っても人間関係を乱すだけだから。言ってもどうせ聞いてくれないから。言っても仕方ないとあきらめているから。だから話す言葉がどうしても喉元で止まってしまい、息苦しくなる。言いたいことが言える人は、さぞ気持ちいいのだろうな。あれだけはっきり言えたら、胸に
2022年10月21日 06:53
<春>春が特別な季節なのは、春が始まりの季節だから木々は枝先に小さな芽を吹きだし、葉の淡い緑色は明るい未来を描いてみせる春は黄緑色の希望に溢れている太陽の温もりは木々を暖め、草花を暖め、僕自身も暖めてくれる春は誕生の季節だから、僕もここから始めればいい新しい一歩を踏み出せばいい失敗など恐れずに、夢に向かって進めばいい<夏>夏が特別な季節なのは、夏は成長の季節だから
2022年10月20日 20:39
空が青ければ、海も青くなる。空が曇れば、海はくすんだ色になる。空の色しだいで、海の色は変わる。なぜなら、それは海が空の鏡だから。君が明るければ、僕も明るくなる。君が暗くなれば、僕も暗くなる。君の気分しだいで、僕の気分も変わる。なぜなら、それは僕が君の鏡だから。でも、僕は君の鏡になんて絶対になりたくない。僕自身がいつも青空の心でいるから、君が僕の鏡になったほうがい
2022年10月19日 15:52
目覚まし時計に邪魔されずに、スッキリとした気分で目覚めたとき朝家を出ると、雲ひとつない青空が広がっていたとき隣人と笑顔で気持ちよく、朝の挨拶を交わしたとき駅までの道の途中で、可憐な黄色い花を見つけたとき通勤電車で若者が老人に席を譲っているのを見たとき世の中は小さな幸せに溢れている。それなのに人々は、まわりのことなど気にもせずに、下を向いて歩いている。すれ違う人たちのことなど無視しな
2022年10月18日 17:23
途切れ途切れの言葉のすきまを冷たい風が吹き抜けていく君の温もりを道連れにして落ち葉は乾いた音をたてながら排水溝へと吸い込まれていく二人の軌跡をたどるように立ち去っていく君の後ろ姿が街の中へ溶け出していくまぶたの裏に幻影だけを残してそれが二人の最後の場面後は未来に目を向けるだけだけど、未来の種の中には忘れたい過去がまだ眠っている
2022年10月18日 06:28
君への思いが胸の中の許容範囲いっぱいになってしまったのに、僕について君に知ってもらいたいことが数え切れないほどたくさんあるのに、思いのすべてをそのままの言葉で表すことなど、未熟な僕にはできないから、君への思いを君にわかってもらえる言葉で伝えるなど、僕にはできそうにないから、だから僕は今すぐにでも、僕の思いのすべてを、僕の唇に込めて、直接君の唇に伝えたい。