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詩まとめ

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気まぐれに書いた詩をまとめています。 よかったら覗いてみてください!
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記事一覧

詩 『花束から』

詩 『花束から』

電車のホームを歩くのは

花束を抱えたおじいさん

ニット帽を被って

体の温もりを花束へ伝えるように

大切に抱えている

あの花束はどこへ行くのだろう

どんな気持ちで花屋へ行ったのだろう

電車の窓から見えたのは

花束を抱えたおじいさん

青空の下で

おじいさんは何を思うのだろう

恋人へ会いに行くのかもしれない

幸せを分けに行くのかもしれない

あとは花束に任せたよ

青空の下の茶色

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詩 『ありがとう』

詩 『ありがとう』

青春の鐘が

ならなくなる前に

今を大切に生きていく

仲間たちとのお別れを前に

学食を食べておく

写真を撮っておく

お菓子パーティーをしておく

あなたの笑顔と

あなたの言葉を心に焼き付けて

青春の鐘を鳴らし続ける

忘れたくない

この日々を

自分を嫌いになった日も

生きるのをやめようとした日も

そんなもの誰にも触れさせない

だから

覚えておきたい

忘れたくない

苦し

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詩 『私の居場所』

詩 『私の居場所』

大根とこんにゃく持ってくるお隣さん

私は桃とラフランス

コンビニ帰りのおじさんが

いつも笑って持たせてくれるのは

あなたが好きなはずの

メロンパン

おはようといってきますに囲まれて

毎日地域と生きている

あの坊やも

あの猫も

あの旦那さんも。

毎日地域と生きている

詩 『生きてやる』

詩 『生きてやる』

理不尽上等

生きてやる

誰にも認められなくて

誰からも許されないとしても

私はただただ生きてやる

全ての責任が私にあるとしても

全ての私が棘を刺す

あなたを前に欺き続ける

誰にも見つからないように

そっとあなたを欺き続ける

痩せこけた体を

当たり前だと思い込み

あなたを欺き続ける

忘れたくない。

忘れられない怒りを

誰にもぶつけないから

ただ真っ直ぐに生きてやる

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詩 『才能』

詩 『才能』

誰もが羨んだ

妬んだ。嫉んだ。

そうやって負の連鎖が続く

誰もが望んだ。

誰もが欲しがった

本当の私を見て欲しいだけなのに

私のことは見えていない

そうやって恨まれて妬まれて

勘違いされて生きてきた

誰もが羨むものを

どこかへ置いて行きたい。

そんな贅沢な言葉を紡いでは

口に蓋をする

私の口は災いの口

いつだって

私の口は災いの口だった

見えてきたのはあたたかい仲間

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詩 『収める』

詩 『収める』

最寄りの一駅前で降りた

寒い冬の日に

一眼を片手に

学校帰りに散歩をした。

散歩がしたかったわけじゃない

何かをこの手に収めたかった。

夕焼けの淡いピンクと

特急の忙しない音

パトカーと乗用車

制服姿の見知らぬ人たち

小春日和にマフラーを巻いて

遠くには穏やかな山並みが見える

それだけでいい

それだけが私の生きる意味

お月様に微笑んで

1日を終えようとしている。

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詩 『正解』

詩 『正解』

お互いが離れてから

無理に距離を置いた

そんなんじゃない

本当の距離を見失った

それが私たちの選択で

それが私たちの正解で

そうやって正解にして行こうとした

一年経ったって何も忘れていない

細かな雰囲気も香りも

あの体の滑らかさも

それすらも忘れさせてくれない

それでいいけれど

思い出を幸せのままにしてくれて

ありがとう。

苦しみを上書きしないでいてくれて

ありがとう

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詩 『いつもを好きになる』

詩 『いつもを好きになる』

足場のないこの部屋で
パソコンを開いたら
暗闇に浮かぶのは
虚ろな目
心地よい
大好きな曲に打たれて
何もせずにベッドへと落ちていく

目の前のやるべきことを投げ捨て
笑いながら
どこか笑えない心とは反対に
満面の笑みで
こっそりと誰かの助けを求めている

法律に触れて
楽しそうにしている仲間
片手で収まらない程のテスト
笑えない
笑えないけれど
フラッシュバックするだけ隠していた
認めたくなかっ

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詩 『強さ』

詩 『強さ』

ここまで素晴らしいものを
初めてみた
世界が笑ってどよめいて
大ブーイングをかましても
ただただ立ち尽くせばいい

それがどれだけ素晴らしいことか
心が傷つき膿んでいても
ただただ立ち尽くすことが
こんなにも素晴らしいものなのか

お前はいらないと
嘲笑われて消えてしまえと罵られた
夢からさめれば
笑顔の人々
眠りにつくと嘲笑われて
明日が待ち遠しいなんて
素敵な言葉があふれるけれど
本当の意味は

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詩 『一心同体』

詩 『一心同体』

笑い声とそのしつこさで
新品のブレザーと真っ白なワイシャツで

初めてが怖くて
それよりもワクワクしてて

そっとそっと
手を机の上に出す

身分証明書なんて初めて作って
少し肌寒い朝に

偶然って面白いものだから
全ての出会いが私を変えたの

ちょっとやっかいなのっぽたちと
ちょっとやっかいなうるさい人たち
ちょっと幸せなその空間で
わたしは幸せを知りました

そっと後ろから抱きつくけど
そっと

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詩 『縄』

詩 『縄』

誰もあの素敵なプリンセスになれないと
知った夜
気づいたら周りは皆プリンセス
夢に向かう前に
辿り着くべきところはここで
桜咲く春の日に胸を痛めつけたあの風を

諦めるだけだから
忘れるだけだから
消え去るだけだから
誰も必要としていない
前を向けばいいだけで
屁理屈が口をついて出る
みんなの前と私の前は逆だと胸を張り続ける

ある夜に言われたあの言葉
悪口は友達を遠ざける
凛々しくて自信のない表

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詩 『遺書』

詩 『遺書』

詩 『遺書』
ごめんね。
ごめんなさい。
そう書き出せば悲しいね。 

わかっている。楽しいこともたくさんある。
苦しいこともたくさんある。
それこそが人生と。
ひとりじゃない。大丈夫。
そう何度も言い聞かせた。
苦しくなるたびに、涙するたびに
気が遠くなったんだ。
こんなことが続くのか。と、

順風満帆。
そんな訳にもいかなくて、
情けない自分と理不尽な人生に絶望した。
その度に沈んでいく心。

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詩 『大切な場所』

詩 『大切な場所』

詩 『大切な場所』
桜新町の駅の出口へ上がると
スタバの飲み物片手に
出迎えてくれるあなた
あの通りを歩いて
途中のピザ屋へと

交番が見えて
どっちにだっていけた
どっちにだっていける
受け入れられる

長谷川町子美術館
静かな住宅街
心が浮き足だって
堂々と立つ家々の中の一軒に
入っていく私たち

素敵なお出迎えと
素敵な料理
いつものお決まりのやりとりも
心が熱くなって
一緒にゲームがしたか

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詩 『嫌いな人』

詩 『嫌いな人』

わたしには嫌いな人がいる。
その人は小さいことでクヨクヨする。
周りを気にしてばっかりだ。
昔よりも自分を大切にしているみたいだけど
やっぱり心には鍵がついている。
他の人が入るにはなかなか頑丈な。

その人には大切な人がいる。
大切な人はみんな優しくて
わたしの嫌いな人を
深く深く理解してくれるみたい
今まで経験したことのなかったことで
戸惑っていた。
嫌いな人はきっと嬉しかったんだと思う。

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