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詩 『強さ』

ここまで素晴らしいものを
初めてみた
世界が笑ってどよめいて
大ブーイングをかましても
ただただ立ち尽くせばいい

それがどれだけ素晴らしいことか
心が傷つき膿んでいても
ただただ立ち尽くすことが
こんなにも素晴らしいものなのか

お前はいらないと
嘲笑われて消えてしまえと罵られた
夢からさめれば
笑顔の人々
眠りにつくと嘲笑われて
明日が待ち遠しいなんて
素敵な言葉があふれるけれど
本当の意味は誰も知らない
一日を
24時間を
たったと考えるときもある


毎日追われて慌てふためく
一日を
24時間を
こんなにもと考えるときもある


もう少し休ませてくれないかと
もう死に物狂いで街へ繰り出す
大丈夫と言われても
心に染みないときがある
大丈夫と言われた時
ポロポロ涙があふれることもある


何もないと笑われている
起きれば誰もが私の味方
分かっているよごめんねと
だけど孤独な私だから
涙にくれる私だから
毎日恐怖と戦い続ける

それがどんなに素晴らしいことか
それがどれだけ勇気のいることか
わからないのです
わからなくていいのです
諦めたわけではないのです
うまく言葉にできないのです
まだまだ未熟な私なのです
まだまだ未来を見るのです
まだまだ生きていくのです
いつか誰かを救える日まで
いつか誰かと共にするまで

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