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決められない時に

決められない時に

わたしは割に決断が早い方だと思う。
これはいつも一緒に行動する人達を基準にしたものだけど、もちろん自分より数段早く決める友人もいる。
では何が決め手となって決断するのか。

あらゆる分野での自分の「好き」をよく知っている事がまず1番大事かもしれない。
自分の好きな色や素材、スタイルなどがわかっていれば、洋服や家のインテリア小物などを決めるのが楽。
今まで持っている物にも自然とマッチするしね。

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ハワイ流 キャンプへ行こう

ハワイ流 キャンプへ行こう

久しぶりに大好きな場所へ2泊3日のキャンプに出かけた。
まずは準備だが、ハワイの人はとにかくたくさんの物を持って行く。家族友人が揃うようなキャンプでは、発電機やトイレをレンタルしたりと家の快適さをそのまま野外に持っていく感じ。
しかしわたしは、なるだけ少なく小さい荷物で挑みたいとパートナーのまるちゃんに釘を刺すので、トラックの荷台だけで収まった。
それを見た家族が「わー わたし達ならトレーラーつけ

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自分の意思に従う

自分の意思に従う

質問です。
あなたは日々どれだけ自分の意思に従って生きているでしょう。

日常の一つ一つに対する自分の感情に焦点を当てて暮らしてみると、「本当は嫌だけど仕方なく折れている」事が案外多い事に気づく。
どうしても受け入れられない事とまぁこれくらいならいいかという線の引き場所が難しい。
これが案外、ストレスとして少しずつ溜まっていくのかもしれない。
でも自分の線引き次第ではストレスを軽減できるという事で

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過去世が今世の病と繋がる

過去世が今世の病と繋がる

20年以上病院へ行ったことのないわたしが救急病院へ行った、それくらい体調を崩してから2ヶ月が過ぎた。
ハワイの離島で主治医がいない状況で、まず主治医を見つけ予約を入れるまでも時間がかかったが、予約はなんと8月。
3月始めから数えると約半年後だ。
それまでには治るよきっと、と笑うしかない。

あまり機能していない医療システムには頼れないので、まず1週間の断食をした。
すると、前々から時々感じていた幾

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チワワのピカに選ばれた私たち

チワワのピカに選ばれた私たち

ピカと一緒に暮らし始めて2年になる。
15歳とも17歳とも言われる老犬は、もともとはパートナーまるちゃんの母の犬だった。
その母が突然亡くなり、主人を失ったピカの境遇ががらりと変わった。
5エーカーの土地に2軒の家を建てて暮らしていた両親だったが、母亡き後、父は小さいほうの家に移り、メインハウスには妹夫婦が越してきた。
彼らには大型犬2匹と小型犬がいて、かつてピカが暮らした家は知らない犬たちに占領

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終わらない夢: 過去と今は繋がっているのか

終わらない夢: 過去と今は繋がっているのか

小さな頃から「大人になったら外国へ行く。」「外国人と結婚するから。」と当たり前のように言っていたのを覚えている。
なぜそんな確信があったのかが不思議だけれど、私の人生はその通りの現実になっていくのだ。
28歳の誕生日にアメリカへと飛んだその日から、30年以上外国で暮らし、外国人と結婚し、子供もできて、そして離婚もした。

毎日話している英語は、20歳過ぎた頃からは独学で学んだ。
アメリカへ行く資金

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ふーちゃんとの再会

ふーちゃんとの再会

「あなたのお名前は?」
「ラストネームはなんだったかしら?」
「どこに住んでるの? お仕事は?」

何度も聞かれるよ、と友人からは聞いていた。しかし目の前に座るふーちゃんは、そりゃああの頃より歳はとっているけれど、声の張りも背すじをピンと伸ばしているのだって変わらない。
ただもう私を覚えてはいないのだ。

バークレーというコミュニティで一緒に活動していた20年ほど前にも、時々ふーちゃんの散歩につい

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切っても切れない縁というもの

切っても切れない縁というもの

最後に彼に会ったのは8年くらい前だったか。
”やっとあなたを見つけた”というテキストメッセージが来た時だった。
その前は… 25年くらい前に遡らなければならない。
一時期、人生の時間を共にした私たち。
パレスチナという国に生まれた人とアメリカで出会い、国の違いや彼が置かれていた困難な状況を一緒に見つめた時があった。
若い恋には終わりが来て、いつしか彼のことも思い出さなくなった。
私の人生は結婚、出

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人は突然いなくなるけれど、愛という光はいつまでも残る

人は突然いなくなるけれど、愛という光はいつまでも残る

胸の少し下で重ねられた手。
なめらかなブラウンの細い腕は、ハワイの太陽の下で産まれ生きた証だ。
長い指の先には、つい最近ネイルサロンで塗られたであろうワイン色の爪が綺麗に並んでいる。
そっと手に触れる。
2週間近く司法解剖のため戻ってこなかった彼女は、きっと随分と変わった姿になっているのかと心配したが、その手は冷たくも優しい柔らかさがあった。
ホッとすると同時に寂しさが溢れてきた。
もう魂はそこに

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ただきれいに

ただきれいに

ハワイもロックダウンになり、ここに住む人たちだけの島になります。
ステートパークも閉鎖されたらきっと海がきれいになるだろうと考えると、ハワイの自然にとっては
元の姿をとり戻す時間になるのでしょう。
人が動かない世界の中で、みるみるうちに汚れが消え、生き物が蘇るのだと思うことで
このできごとは無意味ではないのかもしれないと感じます。

わたしの周りの人々も、お家をきれいにしたり、時間をかけてお料理し

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記憶のフレグランス

毎日高波がが岩を叩きつける音や、鳥たちの声、南国の雨の音を聞いている。
遠くから吹く風が今、ジャングルの木を揺らして通り過ぎた。
大きく揺れる木々を見ている。
旅から戻るとただこうして座り、音を聞き続ける。
ハワイは音。
自然の音が朝も夜も止むことはない。
ここが今わたしが在る場所。

こうしていくつもの場所で、人生が創られていった。
その時々に在る場所で、一から出会ったすべてのもの。
カリフ

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腸で回復する

腸で回復する

クレンズにいらっしゃるみなさんの中には、さまざまな”症状”をお持ちの方がいます。 腸内洗浄をすることにより、それが快方へ向かうかどうかは正直わかりません。 でもわたしは、これまでクレンズをされたみなさんからの報告が、体験からの答えだと思っています。 
でもね、生き方が違うように、腸もまたそれぞれ。
誰かが治ったと言っても、それはみんなに当てはまるわけではありません。

さて、ではどんな改善報告が届

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不完全な音楽

不完全な音楽

いつもいいセンスだなぁと思う音楽を、ちょっとした動画の後ろに流している友人がいる。 その日も彼女の動画にはいい感じの曲が流れていた。
思いがけなく指が動いて、「あなたの曲はいつも素敵。どこで見つけるのかな」と聞いてみたら、彼女がいつも曲を探しているアプリケーションを教えてくれた。

彼女の選曲は、なんだかわたしの心の琴線に触れる。
聴きながらそれはなぜなのか、わたしは何が好きなのか、そんなことを考

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理解しないこと

理解しないこと

理解できないことは、理解しなくていいこと。

自分を守ってくれる存在が、出会いと別れ、そしてその意味を決めて出合わせるのだから、これもまた理解しなくていいこと。

なるほど。
今朝起きてからずっと頭の中で浮かんでいることだ。
そしてまたこの二つのことも理解しなくていいことなのだろう。
理解するということは、自分が納得するということなのだから、所詮自己満足というエゴなのだ。 
知らないことの方が

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