星るるめ
超短編、超ショート、読切など
季節を感じながらちょこちょこ書いた短歌風の詩のまとめ。
リリーと僕のただの雑談。
雨の匂いに導かれるまま 妙な懐かしさだけを抱え たどり着いた最果ての岬で 僕はまたあの奇跡と出会った 会うのはもう3度目だったけど それに名前があると初めて知っ…
未来ごと破壊するような 劣悪な約束だって 身勝手に交わしちゃう 結局あいつも変愛中毒 色に取り憑かれているの 消えた後の世界なんて 知ったこっちゃないって 安い…
散々嫌悪しておいて あの街が恋しいなんて 全部壊して捨てて 小さな海の街から 逃げ出してきたのに 過去を美化する作用は 相変わらずのよう 懐かしさとは 緩やかな…
青ざめた星の上 あそびのない羽で 飛ぶ 落ちてはまた飛ぶ 少し窮屈な 飛行物体になりたい 絶望、希望、絶望、希望、 正しくやろうとするから 分からなくなるのだろ…
どんなに頑張ったって 僕ら100年ぽっちも 生きられやしないなんて こんな絶望 あっていいものか 答えがあるのなら知りたいよ だから探しにゆくんだ この星の行末などわから…
失敗なんてないんだ 僕らは皆、成功作だから 足りないところや 余計な部分も全部 愛し愛されるべきなんだって そういうところ とても好きだよ いつだって正しくて 最高に素…
まだ気付かないのか なんて 知ったかぶって 得意げな顔した やつらに言いたいよ 知っていたら 何がどうだっていうのか うだうだ愚痴って 嘆いたところで 何もでき…
命って人によって 重さも価値も違うのよ 澄んだ瞳であの子が言う 皆同じく人なのにね どうしたって 分かり合うことはないのだろう 同じ星に生まれ 同じく人間だとし…
あの人はまるで 全てわかってるみたいに 優しく諭すような口ぶりで 僕から魔法を剥がそうとする 僕がどこにいると思う 僕はそこにはいないよ 残念全部ハズレさ …
作品紹介その③です。①、②もあるのでお時間のある時に読んでいただけたら嬉しいです。 その①↓ その②↓ 「回顧」 「ミッドナイトは霧雨」 「宵星」 「Dirtyを…
作品紹介①はこちら↓ 「夜をちょうだい」 「コールコール」 「滴」 「夜彷人」 「Ridiculous!」 「kei」 「日常」 「ていくとみー」 「それだけ」 「30」 その…
今年も創作大賞があるのですね。この期間中はいつもより多くの方に読んでいただけるチャンスがあるので嬉しいです。 わたしは5年ほど前からnoteで詩やショートストー…
誰かの希望になれたら素敵だね それは限られた人だけに 与えられる使命のよう 僕にもあの人にも届かない だから彼は尊いの いつもより早い五月雨の日々 彼の声が…
2024年7月20日 22:31
雨の匂いに導かれるまま妙な懐かしさだけを抱えたどり着いた最果ての岬で僕はまたあの奇跡と出会った会うのはもう3度目だったけどそれに名前があると初めて知って激しく胸が高鳴ったあの子にも教えてあげたいきっと驚くはずきっと喜ぶはずそう信じて疑わず掟を破って夢中であちらへ渡ったけれどそれはあちらではすでに使い古されとっくに飽きられた幻でもはやな
2024年7月16日 17:37
未来ごと破壊するような劣悪な約束だって身勝手に交わしちゃう結局あいつも変愛中毒色に取り憑かれているの消えた後の世界なんて知ったこっちゃないって安いきらきらを纏ってさ期限付きのぬくもりに喜んでその身をうずめてく甘ったるいのは最初だけすぐに味がしなくなることわかっているからこそ滅びの歌は高らかに歌う「星の終わりが来る前にみんな幸せになってね」
2024年7月10日 08:44
散々嫌悪しておいてあの街が恋しいなんて全部壊して捨てて小さな海の街から逃げ出してきたのに過去を美化する作用は相変わらずのよう懐かしさとは緩やかな呪いだ時が経つにつれだんだんと心に生まれてゆき奥のほうからじわじわと麻痺させるあの固い決意と誓いさえまるで価値のないくだらないものみたいに身勝手に軽蔑して非難してしまいには全てが間
2024年7月3日 12:41
青ざめた星の上あそびのない羽で飛ぶ 落ちてはまた飛ぶ少し窮屈な飛行物体になりたい絶望、希望、絶望、希望、正しくやろうとするから分からなくなるのだろ美しくやろうとするから見失うのだろ曖昧で稚拙な砂の星に住む人々よ過去に縋らないとは未来に甘えないとは唯一の信念かいいや 単なる誓いか何にしたって「今」だけ見つめて生きればよいだろう
2024年6月26日 12:56
どんなに頑張ったって僕ら100年ぽっちも生きられやしないなんてこんな絶望あっていいものか答えがあるのなら知りたいよだから探しにゆくんだこの星の行末などわからないだから見に行くんだよ船に乗せてくれるとそいつは言ったのさとても大きくて眩しい船君の手をもう2度と握れないことだけが少しだけ寂しいけれど後悔はないよ全部自分で選んできたことでこれはその結果だものねぇそうでし
2024年6月26日 12:15
「Mother」
2024年5月28日 21:32
失敗なんてないんだ僕らは皆、成功作だから足りないところや余計な部分も全部愛し愛されるべきなんだってそういうところとても好きだよいつだって正しくて最高に素晴らしくてひどくうんざりするだってそんなんじゃ何も守れはしないよ言いたかったけれど今日も言えなかった思えばずっとそうだった真っ白で真っ直ぐな君を直視できない憂鬱わかるかい わかるわけないか
2024年5月26日 20:28
まだ気付かないのかなんて知ったかぶって得意げな顔したやつらに言いたいよ知っていたら何がどうだっていうのかうだうだ愚痴って嘆いたところで何もできず何も変えられないのならそれは知らないことと何が違うっていうのか大切なもの大事なことこの世が滅びたら何の意味もないこと何もできなきゃ結果知らないのと同じ大事に抱えて使わないのならそれ
2024年5月22日 08:43
命って人によって重さも価値も違うのよ澄んだ瞳であの子が言う皆同じく人なのにねどうしたって分かり合うことはないのだろう同じ星に生まれ同じく人間だとしたって細胞に刻み込まれた各々の思想に知らぬ間に支配されていて簡単に抗えはしないのだ悲しいけれどね仕方のないことだって僕ら同じ星に生まれただけのまるで違う人間なのだから
2024年5月19日 22:34
あの人はまるで 全てわかってるみたいに 優しく諭すような口ぶりで 僕から魔法を剥がそうとする僕がどこにいると思う 僕はそこにはいないよ残念全部ハズレさ 真意なんてものは頭からなく 答えはもっと単純で呪文もたったの一つだけ表とか裏とかそんなものの 全てを突き抜けた ずっとずっと向こうにほら無邪気に漂っている
2024年5月15日 14:51
一つ前に「期待しないで生きるのが楽でいいのになぜ人は期待しちゃうんだろう」と書いたけれど「"生きたい"と思うためには期待が必要」という見ず知らずの方の呟きを見かけなるほどなと思った。しない方が楽だけど生きる意欲を維持するためには期待が必要。期待しすぎない、のが一番なのかもしれない
2024年5月13日 12:27
信じていても期待しちゃいけない。期待しなければ勝手に裏切られた気になることもないし、期待してない分良いことが起こった時の喜びも大きい。そうわかっているのにどうして人は期待しちゃうのだろう。「期待しないで生きるのが楽で良いよ」と教える時、なぜだか虚しくてやるせない気持ちになる。
2024年5月12日 16:10
作品紹介その③です。①、②もあるのでお時間のある時に読んでいただけたら嬉しいです。その①↓その②↓「回顧」「ミッドナイトは霧雨」「宵星」「Dirtyを噛み砕いて」「水になりたい」「推し推しクライシス」「錠」「fantasia」「好きだよ、Blue green」✴︎あとがき 最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。noteはわたしにとっ
2024年5月12日 13:45
作品紹介①はこちら↓「夜をちょうだい」「コールコール」「滴」「夜彷人」「Ridiculous!」「kei」「日常」「ていくとみー」「それだけ」「30」その3へ続く
2024年5月12日 13:43
今年も創作大賞があるのですね。この期間中はいつもより多くの方に読んでいただけるチャンスがあるので嬉しいです。 わたしは5年ほど前からnoteで詩やショートストーリーなどを不定期に書いています。空や海、星、花を眺めるのが好きで、最近は自分の好きな風景や景色の写真に詩を載っけてみたり、絵は苦手ですが時には自分で背景を作ってみたり。試行錯誤しながら気ままに楽しんでいます。 今年書いたものも増え
2024年5月9日 08:51
誰かの希望になれたら素敵だねそれは限られた人だけに 与えられる使命のよう 僕にもあの人にも届かないだから彼は尊いのいつもより早い五月雨の日々 彼の声が僕を憂鬱から 今日も目覚めさせてくれる真っ黒い悪意を塗りたくられても 彼をやめない彼がいるから 僕も僕をやめないでいられるだから彼は尊いの 尊くてとても遠いよこの世界に立っている それだけで尊いのだと彼が言う