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La+ :詩

未来ごと破壊するような

劣悪な約束だって

身勝手に交わしちゃう

結局あいつも変愛中毒

色に取り憑かれているの

消えた後の世界なんて

知ったこっちゃないって

安いきらきらを纏ってさ

期限付きのぬくもりに

喜んでその身をうずめてく

甘ったるいのは最初だけ

すぐに味がしなくなること

わかっているからこそ

滅びの歌は高らかに歌う

「星の終わりが来る前に

みんな幸せになってね」

自己都合の延長線上に

不可解な一言を残して

泣きながら笑いながら

ほら、あの子

愉快に歌っている







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