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虫の知らせ3(最終話)

虫の知らせ3(最終話)

虫の知らせを経験したことがある。
遠い昔、好きだった人の。

そろそろこの体験は手放したい時期に差し掛かっている。
手放すには人に話すのが一番だと思うのだけれど、この手の話は夫には話せないし、友人に話そうにも話す相手を選ぶので、なかなか話せない。
なので、noteでご紹介しようと思う。

虫の知らせ1

虫の知らせ2

もう一つ、地味だけど不思議なことがある。

彼の消息を知らせてくれたのは2度と

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虫の知らせ2

虫の知らせ2

虫の知らせを経験したことがある。
遠い昔、好きだった人の。

そろそろこの体験は手放したい時期に差し掛かっている。
手放すには人に話すのが一番だと思うのだけれど、この手の話は夫には話せないし、友人に話そうにも話す相手を選ぶので、なかなか話せない。
なので、noteでご紹介しようと思う。

虫の知らせ1

悶々とする日々が3ヶ月くらい過ぎた時、同じ部活仲間の友人から連絡がきた。

彼がとある病気であ

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虫の知らせ1

虫の知らせ1

虫の知らせを経験したことがある。
遠い昔、好きだった人の。

そろそろこの体験は手放したい時期に差し掛かっている。
手放すには人に話すのが一番だと思うのだけれど、この手の話は夫には話せないし、友人に話そうにも話す相手を選ぶので、なかなか話せない。
なので、noteでご紹介しようと思う。

はるか昔、中学生の私には好きな人がいた。
相手は同じ吹奏楽部に所属していた男の子。
合奏とかミーティングで集ま

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指摘するだけでは指導にはならない

指摘するだけでは指導にはならない

その昔、大阪で働いていた頃、勤務先の北浜駅の地下を歩くと決まってこのアナウンスが流れていた。

「痴漢は犯罪です。絶対にやめましょう」

そのアナウンスを聞く度に心のなかでこうツッコんでいた。

「いや、このアナウンス聞いて誰が痴漢止めんねん!」と。

痴漢はあかん。絶対に。

けれど、痴漢をやっている人たちは、痴漢があかんことくらい知っている。

そんな人たちに、「痴漢は犯罪です。絶対にやめまし

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運転するのって運動神経関係ないって聞いてた

運転するのって運動神経関係ないって聞いてた

自慢じゃないが、運転免許を持っていない。

今月40歳になるというのにだ。

地元の京都や大阪にいたときにはまだそれでもレア友がいたものだが、とある地方都市に引っ越してきてから「免許を持ってない」と言うと、即座に理由を聞かれる。理由を述べよ!と。

「いや、特に理由はないんですよ。取得するタイミングを逃したというかね〜。」なんてやんわりと言ってみるのだが、時既に遅し。

大人なのに免許を持っていな

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この状態を、おしんモードと名付けた。

この状態を、おしんモードと名付けた。

前職では、プロジェクトを計画し、実行し、結果を検証し、改善案を提案する仕事をしていた。

元々、息を吐くくらいのナチュラルさで「何でそうなるのか?」と考えてしまう性質である。

例えば、小2の頃は、1年かけて「人間にとって欲は削ぎ落とす方が良いのか?」なんてことを考えていた。

今でも、市販のシャンプーの洗浄力の高さは本当に必要なのか。とか、国民全員健康保険に入っている日本において、医療保険って本

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本への愛を語る

本への愛を語る

私は自他ともに認める内気な性格だ。

その証拠に「懇親会」が死ぬほど嫌いだ。

勝手知ったる職場の「懇親会」ならまだしも、知らない者同士の「懇親会」など最悪だ。

「早く帰りたい」「一人になりたい」と、強めの妖怪を封じ込める呪文のごとく毎回100万遍は唱える。早く封じ込めの念が効いて地球上から永久になくなってしまえばいいのに。

そんな重度の内気ライフは今に始まったことではない。

この世に生まれ

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ミステリー小説好きはコンサルタントに向いてるんじゃないか説

ミステリー小説好きはコンサルタントに向いてるんじゃないか説

先日までコンサルタントの端くれとして生きていた。

コンサルタントといえば、東大、京大を始めとする旧帝大、早稲田、慶応、その他海外有名大学出身、MBA取得みたいなイメージだった。実際、以前働いていた職場は、きらめく肩書を持つ人ばかりだった。

そこまでの学歴のない私は、コンプレックスも相まって、「コンサルタントってなんだろうな」ってよく考えていた気がする。

スキルはトレーニング次第で獲得可能なも

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マインドフルネスのススメ

マインドフルネスのススメ

マインドフルネスを始めたきっかけ以前の記事でも触れたが、私が最近まで勤めていた会社の社長は、セクハラ・パワハラ・モラハラの三点盛りだった。なかでも、意外とモラハラがきつかった。

セクハラは、自分でも自覚していたようだし、パワハラも、自分の感情がコントロールが効きにくいことはうっすら感じていたようだった。

モラハラは、人によって基準が違うからなのか、本人は全く気づいてなかった。むしろ、自分のこと

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ラグビーが好きだ

ラグビーが好きだ

私は運動が苦手だ。

学生時代、体育の成績は常に2〜3をキープしていた。自分で言うのもなんだが、真面目に出席していて2(5段階評価です)を取るのは難しい。けれど挑戦し続けた。初志貫徹だ。

アラフォーをうろちょろしている今、運動不足は深刻なものになりつつあるが、かといってジムに行ったりヨガをしたりなど、もってのほかだ。何が楽しゅうて。と未だに運動を拒否し続けている。継続は力なりだ。

そんな私だが

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新卒の私が帝国軍の魔の手から逃げ出した話

新卒の私が帝国軍の魔の手から逃げ出した話

帝国軍への入隊新卒で入った会社は教育業界だった。その営業職として入社した。
その会社は、これまでの人生経験で会ったことのない人種が山のようにいる会社だった。

さしずめ、スターウォーズ‘の登場人物にいるような人たちだった。
ダークサイドに堕ちた方の。

関西勢同期13人は、それぞれ各営業所に配属された。
私は、同期2人とともに、大阪駅の近くの営業所に配属された。

配属後、すぐさまダークサイドたち

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関西情報番組「ちちんぷいぷい」が終わることにショックを受けた

関西情報番組「ちちんぷいぷい」が終わることにショックを受けた

関西から他県へ引っ越して,そろそろ丸4年になる。
先日,実家の母から「ちちんぷいぷい」が3月12日で終了するんやてー。というLINEがきた。

なんだって?

みぞおちを打たれたような衝撃が走った。コロナ禍で世界が変わったというけれど,確かに時代が変わったんやなって初めて認識した気がする。

「ちちんぷいぷい」は,大阪のMBSチャンネルで1999年から始まった。
初代MCは,角淳一さん。スタジオ出

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