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関西情報番組「ちちんぷいぷい」が終わることにショックを受けた

関西から他県へ引っ越して,そろそろ丸4年になる。
先日,実家の母から「ちちんぷいぷい」が3月12日で終了するんやてー。というLINEがきた。

なんだって?

みぞおちを打たれたような衝撃が走った。コロナ禍で世界が変わったというけれど,確かに時代が変わったんやなって初めて認識した気がする。

「ちちんぷいぷい」は,大阪のMBSチャンネルで1999年から始まった。
初代MCは,角淳一さん。スタジオ出演者からも,街ゆく視聴者もみんな「すみさん」と呼んでいた。ちなみに,写真の男性は,二代目MCの山本浩之さんだ。「やまひろさん」ってみんな呼んでた。

「ちちんぷいぷい」は、近所のおっちゃん・おばちゃんみたいな存在だった。当時,家に帰ってきて1人だった私には,この「ちちんぷいぷい」のほんわかさが大好きだった。

平日夕方の2時間生放送番組。
想像するに,生放送だと,予定通り進行を進めていかないといけないので,ピリピリしそうなものだ。コメンテーターも,某昼の番組のように,短くインパクトのあるコメントが求められる。

「ちちんぷいぷい」そして,土曜日の「せやねん!」は違う。すごいだらっだらしてる。出演者も,言いたいことがあったら,進行を平気で止めて喋ってる。このゆるーい感じがすごく好きだった。

まるで,1人で家に帰ってきた私に,近所のおっちゃん・おばちゃんが話しかけてくれているみたいだった。


この「ちちんぷいぷい」で特に好きだったのが,芸人のロケコーナーだ。
フットボールアワー,チュートリアル,ブラマヨ,千鳥など,今をときめく芸人たちが,「ちちんぷいぷい」のロケで腕を磨いて育っていったのだ。
(せやねん!と一部混同している可能性がある。あくまでも私の記憶調べ)

きっと他の番組でも山ほど磨いていたのだろうけれど。
毎回、ロケのコーナーでお腹が痛くなるほどめちゃくちゃに笑かしてもらった。

千鳥が空のお弁当箱を持って、街ゆく人からおかずを一品ずつもらってお弁当を完成させるコーナー、めっちゃ好きやったなぁ。


そんな番組が終わる。


あの懐の深い,死ぬほど温かいあの番組のスピリットは,違う形でも良いから続いていってほしい。そんなコンテンツをこれからも見たい。切実に。

「ちちんぷいぷい」よ。最高の魔法をありがとう!これからも永遠に。

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