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原油流失における生態系の影響

先日インド洋の島国、モーリシャス沖で座礁した三井商船の重油を乗せた貨物船(わかしお)

すでに流出した1000トン以上に油は、モーリシャスの東部沿岸に押し寄せ環礁保護地区などを汚染しています。そして、モーリシャス沖でイルカ18頭の死体が発見されたが、今のところ油流出とは関連性がないといわれています

モーリシャス沖はどこにあるりどんな場所なのか気になった方は

では本題の原油流出によって生態系にどんな影響があるのか調べてみました

油流出による影響

奇形生物

1 ヤヌスキャット

二つの顔を持つアメリカの猫  

12年生きたということでギネス世界記録に認定されています

2 8本の足を持つヤギ

クロアチアで8本のヤギが発見されました

8本の足はどれも弱々しく体を支えることができませんでした

3 足が8本ある亀

まだモーリシャス沖で生態系の被害が少ないとは言えこれからこのような奇形生物が誕生してしまう可能性は0とは言い切れません

さらに、奇形生物は突然変異で容姿が変化したのでとても短命。なので最初に紹介したヤヌスキャットが12年生きたこととても稀で奇跡に近いといえます

2010年メキシコ湾で原油流出

 2010年4月20日、石油掘削施設ディープウォーター・ホライズンで爆発が起こり、11人が死亡、75億リットルを超える量の原油がメキシコ湾に噴出しました

この事故をきっかけにたくさんの生物が突然変異してしまい、

・目の無いエビ

・脳に腫瘍があるエビ

・頭が二つあるサメ

・目がえぐれた魚             ほかにも…

たくさんの奇形生物が誕生してしまったので漁業が大打撃を受けました。

アメリカでは、メキシコ湾は漁獲高の約40%を担っているので、国内の海産物不足は避けられません。釣っても短命なことからすぐ死んでしまうので売りに出せません。

メキシコエビの漁獲量は3分の2、白エビは全滅、普段の漁獲量より約10%減少(2012年)

事故から10年たった今状態はさらに悪化している模様

 

ps://indeep.jp/decade-later-the-gulf-oil-spill-site-is-rehttally-nightmare/

この記事によると、海底の生物はほとんど生息しておらず、なぜか甲殻類のエビやカニがたくさんいるのです。その理由は、甲殻類というものは、炭化水素の分解物に誘因されるのだそうで、他の海域からどんどん、そりに誘因され甲殻類が集まってきます。

ほかの生物が生きていけないため『共食い』が生きる術になります。しかし、その肉も毒に侵されているため、ますます体にダメージを受けます。

また、2010年以降、900頭以上のバンドウイルカが原油流出域で死亡または座礁している状態で見つかっている。汚染されたバンドウイルカに見られた症状は、低体重 貧血 肝臓疾患 肺疾患 

イルカは最上位捕食者なので、最上位に異変が生じているなら、下位の生物にも問題が生じているといえます

メキシコ湾に生息して絶滅危惧種に指定されている5種のウミガメが2011年以降毎年約500頭の死骸が見つかっている

改善する方法

ありません

海面に浮いている油を回収する技術はありますが、深海に溜まってしまった油を回収する技術はありません

編集後記

人災によって引き起こされた奇形生物。そして、視覚で変化は起きないかもしれないが海産物を食べることによって微量ではあるが、『塵も積もれば山となる』のように体に蓄積されていく汚染物。自分には関係ないと思っていたが間接的に関係がある環境汚染。私たちができることは環境汚染に関する仕事に就くのが一番だが皆が出来るわけではない。でも、この現実を伝えることはできる。知らないより、知ったほうが考えが変わったり、行動が変わるかもしれない。なので、この記事を見てくれた人是非は拡散してほしい。その記事を見た中高生が将来目指すきっかけになるかもしれないからだ。


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