マガジンのカバー画像

日記

10
日々の覚えごとなど
運営しているクリエイター

記事一覧

世間体を気にせず空気を読まずとも許されるならば辛い辛いと駄々をこねたい

世間体を気にせず空気を読まずとも許されるならば辛い辛いと駄々をこねたい

つらい!つらいつらい!

※この先、不妊治療中に周りの友人が妊娠出産ラッシュで辛いというよくある平凡な駄々をこねます

リセット(妊娠成立せず生理が始まること)した日、仕事の帰り道で友人の出産報告がグループLINEに流れてきて吐きそうになりました。
妊娠していないのにね。(ブラックジョーク)

20代後半で駆け込むように結婚した友人たちの出産報告がこの3カ月あまりで5件。
先の報告なんてコロナ禍で

もっとみる
ティーンの記憶と星の数

ティーンの記憶と星の数

小学生から高校生にかけての自分がまごうことなき読書家だったことには確信があるのだけれど、どうにも読んだ本をあまり思い出せない。
当時からそうだったのだろうか。
それも思い出せない。
読んだ直後は覚えていても、次から次へと本を読むと前に読んだ本の記憶は薄れている。
わたしの脳みそのキャパシティはせいぜいその程度のものなのだろう。
しみじみと、自分の能力の限界を想う。

何がきっかけだったのか、そうだ

もっとみる
落ちたらとにかく頑張るのターン

落ちたらとにかく頑張るのターン

会社がいつなくなってもおかしくない状況を見て、それならばと始めた妊活は全く前進せず不妊症確定目安の1年が経った。

1年半、新型ウィルスの影響をもろに受け大幅な収益減に見舞われながらもどうにかこうにか生き延びてきた勤務先は8月のオリンピック不景気(勝手に命名)により目も当てられない状況にまで突き落とされていた。

クサクサした気持ちでアマプラとネトフリを漁る日々をやり過ごし、気づけば最近わたしはめ

もっとみる
想像力を養うことは大事だけれど結局当事者にならないとわからないことだらけ

想像力を養うことは大事だけれど結局当事者にならないとわからないことだらけ

晩にプデチゲを食す。
プデチゲとは韓国の鍋料理で、ウィンナーやハムやキムチやチーズとインスタントラーメンが一緒くたに煮込まれている。
Twitterで流れてきた画像を見てなんだこれは!と食いつきその日のうちに作った。

ちなみにわたしは只今絶賛ダイエット中である。

ダイエット中である、と宣言し続けてはや1年。
体重が減らないどころかジリジリと増える一方でこのままでは自己嫌悪で外に出るのも嫌になっ

もっとみる
自分が一番大切だし自意識過剰がデフォルト

自分が一番大切だし自意識過剰がデフォルト

『おもひでぽろぽろ』を観るなどした。
※以下のテキストはネタバレを含みます。

都会生まれの都会のOL27歳独身女性タエ子が田舎の親類宅に滞在させてもらい農作業の手伝いをする過程で小学5年生の頃の生活の記憶が呼び起こされうじうじもやもやしたりあからさまに男に惚れられたりする言わずと知れたスタジオジブリの長編アニメーション作品。

たぶんわたしはジブリ好き度が日本国民の平均以下でこれまで金曜ロードシ

もっとみる
女はいくつになっても女、を実感するにはまだ早い

女はいくつになっても女、を実感するにはまだ早い

貧血と痩せすぎで肉をたらふく食べても体重が増えない〜どうしよう〜と親を困らせていたのはもう20年も昔のはなし。

この一年、自己最高体重を更新し続けています。

感染症流行1ヵ月前に挙げた結婚式当日ではここ10年で一番痩せていた。

オプションをつけるのをしぶったわたしに与えられたレンタルドレスの選択肢は非常に偏っており、肩が隠れる類のものが皆無だったのだ。

挙式3ヵ月前から食事はサラダとチキン

もっとみる
自己から社会へ目を向けてはじめてSFを読む

自己から社会へ目を向けてはじめてSFを読む

近ごろ、SF小説が面白い。

現実であり得ないような設定でもその成り方について一応の筋は通してあり、その仮想世界で人がどういう感情を抱き行動するのかわたしの想像を超えた展開がくりひろげられるのが面白い。

小さい頃から本を読むのは好きだった。

ネットが発達しておらず書評を読む機会がなかったので図書館では気に入った表紙のものを次から次へと借りジャンルを問わず読んでいたけれど、高校生くらいの頃からは

もっとみる
女であることにぶん殴られた日

女であることにぶん殴られた日

髪を伸ばしている。

緊急事態宣言で美容室に行けなくなってからなので1年ほどになる。

一度目の宣言が解除されてから美容室には行き出したがなんとなくの惰性で伸ばし続けていたらそれなりの長さになりそのままとうとう雨の季節に突入してしまった。

湿気でくせ毛がうねり広がる。

しょうがないので仕事に行く時は後ろで髪を束ねることにした。

昔々に買ったことも忘れていたヘアアクセサリーを発掘する。

それ

もっとみる
某月某日、レディースクリニックでの気付き

某月某日、レディースクリニックでの気付き

10分前には仕事を終わらせ片付けをしたりデータ整理をしているふりをしながらちらりちらりと時計を見やり、定時ちょうどに会社の扉を開けそこから徒歩10分のレディースクリニックへ。

妊娠希望のため月に2・3度病院に通っている。

妊娠のメカニズムなどについて高校生物程度の知識しかなかったわたしは妊活開始直後、関連本を1冊だけ読み自然妊娠の確率の低さに衝撃を受け餅は餅屋だとさっさとクリニックへ駆け込んだ

もっとみる
誰もが適材適所にうまくはまり込めるわけではないので悲劇は起こり続ける

誰もが適材適所にうまくはまり込めるわけではないので悲劇は起こり続ける

緊急事態宣言に伴い突如降ってわいたわたしの大型連休。

わたしの居住地は緊急事態宣言対象地域ではないため自身の緊張感の持って行きどころに迷った挙句、1度だけ友人と食事に出かけてしまいました。(懺悔)

ちょっと珍しい動物の肉が食べられる店があるということで、そして久しぶりの友人との外食ということで、心踊らせながら下り電車に揺られて微妙に田舎の街へ向かった。

店はとてもこじんまりとしてテーブル席が

もっとみる