まあや

書くことにまつわる物語を中心に。たまに溢れ出しそうな思想や脳内を言語化します。ただ自分…

まあや

書くことにまつわる物語を中心に。たまに溢れ出しそうな思想や脳内を言語化します。ただ自分が自分として生きることが苦しかった私が書く、本当の自分との向き合い方✍️

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  • 毎月みんなへ向けた詩歌

    月初めに出すことを目標にしておりますが、なんだかんだ月末になってしまう日も。毎月のどこかで、頑張りすぎてしまった時、行き詰まった時に、読んで頂けますように。

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固定された記事

私の人生史

人生史なんて言葉が見合うほどの月日を生きてはいないですが。有難いことに、どういう時に何を思って生きてきたのか、という質問を頂くことがあるので、まとめてみました。…

まあや
1か月前
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叶わない公平性

誰にも話したことがないし、だから、誰とも共感したことがない。もしかすると、こんなことを思っていたのは、この世でたった一人私だけかもしれない。 学歴NPOのイベント…

まあや
6日前
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彼という人物

出会い初めて彼と会ったのは、夏の終わりか、秋の始まりだったような気がする。 この日彼はウイスキーを飲んでいて、癖っ毛を靡かせ、へらへらと笑い、十分に酔っ払ってい…

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7日前
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政治参加という自己表現

東京都知事選を終えて、友人たちがバーンアウトしているので、なんかそういう社会と自分との向き合い方とか、心の持ち方みたいなことを書こうかなと思っています。今。どん…

まあや
13日前
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俺って天才だからさ

他者による評価と自覚元から自分に自信がある人でも、他者からの評価によって自信を得た人でも、どちらが先でも、"今"も自信がつくような良い評価をされているということに…

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2週間前
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それ、なんぼなん?

お金の話題はなんだかんだ初めて書くかもしれない、多分。「お金のブロックを外そう」って話とかも今はありますが、そもそも、自分にどんなブロックがついているのかってこ…

まあや
2週間前
23

世間って、

7/1~3までの3日間、zoomで話そうっていう唐突な企画(?)に参加してくれた皆さんありがとうございました。noteをいつも読んでいますという声が多くて本当に嬉しかったです…

まあや
2週間前
15

七月を掻き分ける

まるで、雨雲が足を生やして地上に降りてきたかのような、もくもくとした霧が目の前に広がっている。 人々は目の前の霧を鬱陶しそうにしながらも、霧の向こう側の世界へと…

まあや
2週間前
13

3種類の尊敬

私は人の尊敬できるところを見つけるどころか、その前に自己顕示欲を満たしたくて仕方がない人間をやってましたので、その過程を通りこうして改めて大事なことを伝えられる…

まあや
3週間前
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「やれば変わる」に感化されると耐えられないこと

みなさんも、一度は、「俺でもできたんだから、あなたにもできるよ」とか、「私もあなたと同じ環境だったけどここまでこれたよ」とか、そういう物語に心を打たれたり、自分…

まあや
1か月前
27

魂を撫でて貰えた日

魂が震えたこと、ありますか? 私は今日、心臓という物質のもっともっと奥に光る魂の揺れを、身体全体で感じていた。 画面越しに映る人を見ながら、こうやってこの人は、…

まあや
1か月前
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一方通行の愛に満ちた手紙を

記憶がほぼないくらい遠い昔の話。 一人っ子で鍵っ子だったので、一人遊びが得意だった。 ゲームとか漫画には全く興味がなく、いつもリビングのテーブルにはノートや小さ…

まあや
1か月前
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TOKYO世界のことと、今の感情を出せない現代について

今日は、オートチューンの話を。(なんで) 音楽やらなんやらの話をしながら、書くことについても少し。 TOKYO世界という方をラップスタアで拝見してから、密かに応援して…

まあや
1か月前
10

今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

愛とか、絆とか、感謝とか、そういうの、うざいんだよ。そういう歌詞の入った曲を聴くたびに、鈍器で頭を殴られたように、グラグラと脳が揺れていた。母の偉大さを述べた曲…

まあや
1か月前
16

六月という地点

六月になると、誰かがこう呟く。 「もう、一年も折り返しだね」と。 そこで、私は、今いる六月の地点から、左側を向き、 五月、四月、と、過去を思い出そうとしてみる。 …

まあや
1か月前
23

私が死なないで生きてこれた理由

まずはじめに、今日は少し、生きるとか死ぬとかそういう強い想いに触れたり、過去を振り返るので、希死念慮が強い方やメンタルが不安定な方は、ご自身とご相談の上、見るか…

まあや
1か月前
17
私の人生史

私の人生史

人生史なんて言葉が見合うほどの月日を生きてはいないですが。有難いことに、どういう時に何を思って生きてきたのか、という質問を頂くことがあるので、まとめてみました。

私と母母は私に、女の子らしい赤いチェックのワンピースを着せ、白のフリルのついた靴下を履かせ、髪の毛を毎日、三つ編みにしたり、お団子にしたりと、私は着せ替え人形のような子ども時代を過ごしていた。

でもね、私、そういう全てが嫌いだった。肌

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叶わない公平性

叶わない公平性

誰にも話したことがないし、だから、誰とも共感したことがない。もしかすると、こんなことを思っていたのは、この世でたった一人私だけかもしれない。

学歴NPOのイベントに参加していた時、グループになって今の社会について語る時間があった。

代表の人が私のグループにいて、私の斜め前に座ってマイクを持って参加していた。

そのグループにいた5〜6人にマイクが渡り、それぞれが軽く自己紹介をしていき、ある男の

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彼という人物

彼という人物

出会い初めて彼と会ったのは、夏の終わりか、秋の始まりだったような気がする。

この日彼はウイスキーを飲んでいて、癖っ毛を靡かせ、へらへらと笑い、十分に酔っ払っていた。私はまさかこの日から1週間毎日、彼と会うことになるとは思っていなかった。

彼はアスファルトの上に寝転がり、友人が笑いながら手を差し伸べるなか、私は「じゃあ」と言って帰って行った。これが、初めて彼と出会った日。彼と私の物語の1日目だっ

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政治参加という自己表現

政治参加という自己表現

東京都知事選を終えて、友人たちがバーンアウトしているので、なんかそういう社会と自分との向き合い方とか、心の持ち方みたいなことを書こうかなと思っています。今。どんなものが出来上がるかは分かりません。

誰かの所為社会と向き合うときに、私たちの脳裏に思い浮かぶのは、誰の所為でこうなったのかということだ。

民主主義国で生きている以上、それを自分の所為だ、自分たちの力不足だという人ももしかするといるのか

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俺って天才だからさ

俺って天才だからさ

他者による評価と自覚元から自分に自信がある人でも、他者からの評価によって自信を得た人でも、どちらが先でも、"今"も自信がつくような良い評価をされているということによって"天才性"を自覚するのだと思う。

人とは違う、人よりも優秀、人よりもできることが多い、なんでもできる、言われたことをすぐにできる、言い出したらキリがないのだけれど、褒められること、評価されることって、こんなふうに大量にある。

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それ、なんぼなん?

それ、なんぼなん?

お金の話題はなんだかんだ初めて書くかもしれない、多分。「お金のブロックを外そう」って話とかも今はありますが、そもそも、自分にどんなブロックがついているのかってことに気がつくのにめちゃくちゃ時間がかかるんですよね。

これ、もっと早く気づきたかったなということが実は、私には大量にあります。そんな話を、そしてみなさんを救えるような気づきをシェアできたら嬉しいす。

関西の文化なのか、なんなのか私は、と

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世間って、

世間って、

7/1~3までの3日間、zoomで話そうっていう唐突な企画(?)に参加してくれた皆さんありがとうございました。noteをいつも読んでいますという声が多くて本当に嬉しかったです。そんなわけないけど、誰一人も自分の文章を読んでいないかもと思いながら書く時もあるので。笑

ということで今日のnoteは、3日間で感じたことだったり、そういうことを。

なんなんだこいつはみんなの話を聞きながら、一番面白かっ

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七月を掻き分ける

七月を掻き分ける

まるで、雨雲が足を生やして地上に降りてきたかのような、もくもくとした霧が目の前に広がっている。

人々は目の前の霧を鬱陶しそうにしながらも、霧の向こう側の世界へと足を踏み入れて行く。

でもきっと、向こう側は晴れているのだろうと、私たちは信じている。

だって、止まない雨はない。

私たちはそれを知っているからこそ、霧の向こう側に光を見ているんだ。

きっと、ある。
そこに、あるんだって。

そう

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3種類の尊敬

3種類の尊敬

私は人の尊敬できるところを見つけるどころか、その前に自己顕示欲を満たしたくて仕方がない人間をやってましたので、その過程を通りこうして改めて大事なことを伝えられる気がします。

尊敬するという体力まず、人を尊敬するにあたって必要な持ち物というのがあると思っていて、それは、謙虚さ、向上心、そして相手を真っ直ぐに直視する力。

つまり、実は結構体力がいる。

そして、自分の欲求が満たされていない時に、人

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「やれば変わる」に感化されると耐えられないこと

「やれば変わる」に感化されると耐えられないこと

みなさんも、一度は、「俺でもできたんだから、あなたにもできるよ」とか、「私もあなたと同じ環境だったけどここまでこれたよ」とか、そういう物語に心を打たれたり、自分もやってやろう!変わろう!と意気込んだことがあるのではないでしょうか。

蔓延る“行動”という言葉ビジネス書でも、自己啓発でも、はたまた芸能人のエッセイなんかにも、この言葉がよく出てくるかもしれません。

「行動で変わる」
「行動が大事」

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魂を撫でて貰えた日

魂を撫でて貰えた日

魂が震えたこと、ありますか?

私は今日、心臓という物質のもっともっと奥に光る魂の揺れを、身体全体で感じていた。

画面越しに映る人を見ながら、こうやってこの人は、人の魂に触れて、時に人の人生を大きく変えていっているのだろうと思った。

14時半から始まったzoomで、私は何度も練習した質問をしたり、対話の中で生まれる質問もした。

白い壁の前で白い半袖のTシャツを着ているその人は、私の拙い言葉を

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一方通行の愛に満ちた手紙を

一方通行の愛に満ちた手紙を

記憶がほぼないくらい遠い昔の話。

一人っ子で鍵っ子だったので、一人遊びが得意だった。
ゲームとか漫画には全く興味がなく、いつもリビングのテーブルにはノートや小さなメモ帳が転がっていた。

暇さえあれば、父に手紙を書いていたのだ。

夜に帰ってくる父に向けて、自分の時間と溢れそうなくらいの愛情を使って。

ラメ入りのペンを使ったり、お気に入りのシールを貼ったり、父の似顔絵を書いて、”大好きだよ”と

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TOKYO世界のことと、今の感情を出せない現代について

TOKYO世界のことと、今の感情を出せない現代について

今日は、オートチューンの話を。(なんで)
音楽やらなんやらの話をしながら、書くことについても少し。

TOKYO世界という方をラップスタアで拝見してから、密かに応援している。

世論というのは、どこからどこまで指すのかはわからないけれど、肌感として、彼の音楽を「オートチューンかけすぎ」と言っている人が多いように感じる。

まあ、絶対オートチューンについて書いている人いるだろうなっていうバイアスと共

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今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

愛とか、絆とか、感謝とか、そういうの、うざいんだよ。そういう歌詞の入った曲を聴くたびに、鈍器で頭を殴られたように、グラグラと脳が揺れていた。母の偉大さを述べた曲とか、日の目を浴びない父への応援歌とか、そういうもの。気がつけばそういうものに囲まれながら、平成を生きていた。

28歳の私は、愛に満ちているという感覚を知っているし、感謝によって返ってくるものを知っている。

なんだかんだその原理だったり

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六月という地点

六月という地点

六月になると、誰かがこう呟く。
「もう、一年も折り返しだね」と。

そこで、私は、今いる六月の地点から、左側を向き、
五月、四月、と、過去を思い出そうとしてみる。

すると、瞬く間に、頑張れていない自分が顔を出して、
六月を歩く勇気が消滅していくような気持ちになった。

もうすぐ夏が来ると、世間は言う。
煌びやかで、賑やかで、皆が走り出すような、夏が。

「勝負の夏」
「今年の夏は、」
「夏で決ま

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私が死なないで生きてこれた理由

私が死なないで生きてこれた理由

まずはじめに、今日は少し、生きるとか死ぬとかそういう強い想いに触れたり、過去を振り返るので、希死念慮が強い方やメンタルが不安定な方は、ご自身とご相談の上、見るか否かを決めてくださいね。

書いてきた数結論から言うと、私が今死んでいないのは、生きているのは、”書いてきた”からです。文字を書く、言葉を書く、もちろん絵を描くことも。

これまでの人生の中で、書いている最中の三分の一もしくは半分くらいは泣

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