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今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

愛とか、絆とか、感謝とか、そういうの、うざいんだよ。そういう歌詞の入った曲を聴くたびに、鈍器で頭を殴られたように、グラグラと脳が揺れていた。母の偉大さを述べた曲とか、日の目を浴びない父への応援歌とか、そういうもの。気がつけばそういうものに囲まれながら、平成を生きていた。


28歳の私は、愛に満ちているという感覚を知っているし、感謝によって返ってくるものを知っている。

なんだかんだその原理だったりを、こうして話したりもしている。けれど、決してあの時の”うざさ”を忘れているわけではない。

「もう次は死にます」
「死にたいです、他に頼る人がいません」

今日もそんなメッセージが、私の元へと届く。

私は、過去を思い出しながら、返事をせずにそっと、メッセージを閉じる。

君たちの中にいる私には、使い捨てできるくらいにしか価値など無い。

いつでもブロックできる、
好きなように「死にたい」と言葉をぶつけることができる、
返事も感謝もしなくても自分が怒られることはない。


ふと、明日自分が死を選んだら明日という日は一体どんなふうに過ぎていくのだろうと考えた。

みんなのことも。

訃報が耳に入ることはないかもしれないし、あるかもしれない。

そんな時、私は一体、どんな人間であったと皆の間で言葉が交わされていくのだろう、と。


私ね、全然死にたくなるよ。
毎日死にたい時もあるし、死にたくない時もある。

でも同じくらい、クリエイトし続けながら生きたいという気持ちもあるし、伝えたいこともある。

でもね、別にそれに対して昔ほど何も思っていない。

見せたいとか、分かって欲しいとか、この気持ちを吐き出したいとか。


じゃあこれを書いている意図は?って話。

当たり前じゃないってこと。
今を生きてる私も、明日死ぬかもしれない私も、何もかも。君が何を選択するのかも。

最近ふと、もう雑談LIVEしないかもなあってことを頭の片隅で考えていた。

その起因は色々とあるけれど、そういうことも全て、ただ今までやってきたことが”当たり前”ではなかったってことなんだ。

例えばもし私が、すんごくビジネス色の強いアカウントに路線変更していったとして、それが良いとか悪いとか以前に、過去にしていることは全て、当たり前でも、ずっと続くものでもないってこと。


今返しているDMもいつからか、「目を通しているけど返信できません」と言うようになるかもしれないし、

投稿のコメントを封鎖するようになるかもしれないし、

ストーリーはインフルエンサーと遊んでタグ付けをしてる写真ばかりになるかもしれない。

どんな変化を帯びていくかは誰にもわからない。


当たり前じゃないから、自分のできる範囲で与える、そして受け取ってくれる人とのコミュニケーションを図っていく。

昔の自分がこういう文面を見たら、そういうのキモいって言ってるんだろうけど。

私がnoteで書いているのも、当たり前のようにスキを押してくれる誰かがいることも、インスタをフォローしてくれている人がnoteも見てくれていることも、動画を楽しみにしてくれている人がいることも、毎週土曜日にやるLIVEに来てくれる人がいることも、サブチャンネルの長ったらしい話を最後まで聞いてくれる人がいることも、

全て、当たり前ではない。

たまに、当たり前ではないからこそ、私はちゃんと”与える”ということをできているのだろうかと勝手に考えすぎることもあるけれど。

そして、当たり前ではない先で、こうして行動が積み重なっていく。

これをしたら喜んでくれるのではないか、と考えて。


私自身が、使い捨てのように扱われることは問題ではなくて、

問題なのは、その行動によってチャンスを失うということ。

私はこうして変わりゆく毎日の中で、与え、与えられ、生命を維持している。そんな時、「ありがとう」と伝えてくれた人が頭に浮かぶ。


つまり、私が少しのアップデートと共に、次に与える行動をするとき、そういう人たちがいるフィールドにしかいないのだ。

誰かが、「見知らぬ人に相談できるSNSは良いね」と言ったとする。

そういう人の言葉も、その人における正解だし、君が賛同するのならば、君にとっても正解である。


私は決して、頑張っていない。

怠惰な人間であるし、与えることに注力しながらも、そこに疲弊することだってある。

だから、偉そうに教えを説いているわけではなくて、

自分が幸せになるために、不平不満をぶつけられる、色んなものが有る今の世界に対しての感謝から始めようということ。

私たち、みんな当たり前に生きてるわけじゃないんだから。

当たり前に、呟いてるわけじゃないんだから。

無いところに、有るものを見つける努力を一緒にしようよ。

そして、「ありがとう」って言い合おう。


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