まあや

書くことにまつわる物語を中心に。たまに溢れ出しそうな思想や脳内を言語化します。ただ自分…

まあや

書くことにまつわる物語を中心に。たまに溢れ出しそうな思想や脳内を言語化します。ただ自分が自分として生きることが苦しかった私が書く、本当の自分との向き合い方✍️

マガジン

  • 毎月みんなへ向けた詩歌

    月初めに出すことを目標にしておりますが、なんだかんだ月末になってしまう日も。毎月のどこかで、頑張りすぎてしまった時、行き詰まった時に、読んで頂けますように。

最近の記事

  • 固定された記事

私の人生史

人生史なんて言葉が見合うほどの月日を生きてはいないですが。有難いことに、どういう時に何を思って生きてきたのか、という質問を頂くことがあるので、まとめてみました。 私と母母は私に、女の子らしい赤いチェックのワンピースを着せ、白のフリルのついた靴下を履かせ、髪の毛を毎日、三つ編みにしたり、お団子にしたりと、私は着せ替え人形のような子ども時代を過ごしていた。 でもね、私、そういう全てが嫌いだった。肌が痒くなって、頭皮は痛いし、赤もピンクもリボンもフリルも、好きじゃなかったんだ。

    • 七月を掻き分ける

      まるで、雨雲が足を生やして地上に降りてきたかのような、もくもくとした霧が目の前に広がっている。 人々は目の前の霧を鬱陶しそうにしながらも、霧の向こう側の世界へと足を踏み入れて行く。 でもきっと、向こう側は晴れているのだろうと、私たちは信じている。 だって、止まない雨はない。 私たちはそれを知っているからこそ、霧の向こう側に光を見ているんだ。 きっと、ある。 そこに、あるんだって。 そういう流れを私たちはよく知っている。 こうやって、掻き分けて、過去をくぐり抜けて、

      • 3種類の尊敬

        私は人の尊敬できるところを見つけるどころか、その前に自己顕示欲を満たしたくて仕方がない人間をやってましたので、その過程を通りこうして改めて大事なことを伝えられる気がします。 尊敬するという体力まず、人を尊敬するにあたって必要な持ち物というのがあると思っていて、それは、謙虚さ、向上心、そして相手を真っ直ぐに直視する力。 つまり、実は結構体力がいる。 そして、自分の欲求が満たされていない時に、人は自分に無いものを全て持っている人を見て、"尊敬"とは思えずに、ムカつくという妬

        • 「やれば変わる」に感化されると耐えられないこと

          みなさんも、一度は、「俺でもできたんだから、あなたにもできるよ」とか、「私もあなたと同じ環境だったけどここまでこれたよ」とか、そういう物語に心を打たれたり、自分もやってやろう!変わろう!と意気込んだことがあるのではないでしょうか。 蔓延る“行動”という言葉ビジネス書でも、自己啓発でも、はたまた芸能人のエッセイなんかにも、この言葉がよく出てくるかもしれません。 「行動で変わる」 「行動が大事」 みなさんは、こういう言葉をうざったいと思う人ですか?それとも、行動が大事だと、

        • 固定された記事

        私の人生史

        マガジン

        • 毎月みんなへ向けた詩歌
          9本

        記事

          魂を撫でて貰えた日

          魂が震えたこと、ありますか? 私は今日、心臓という物質のもっともっと奥に光る魂の揺れを、身体全体で感じていた。 画面越しに映る人を見ながら、こうやってこの人は、人の魂に触れて、時に人の人生を大きく変えていっているのだろうと思った。 14時半から始まったzoomで、私は何度も練習した質問をしたり、対話の中で生まれる質問もした。 白い壁の前で白い半袖のTシャツを着ているその人は、私の拙い言葉をすぐに、地図に変換していった。 まるで、迷路の中で迷子になった私に、空からヘリ

          魂を撫でて貰えた日

          一方通行の愛に満ちた手紙を

          記憶がほぼないくらい遠い昔の話。 一人っ子で鍵っ子だったので、一人遊びが得意だった。 ゲームとか漫画には全く興味がなく、いつもリビングのテーブルにはノートや小さなメモ帳が転がっていた。 暇さえあれば、父に手紙を書いていたのだ。 夜に帰ってくる父に向けて、自分の時間と溢れそうなくらいの愛情を使って。 ラメ入りのペンを使ったり、お気に入りのシールを貼ったり、父の似顔絵を書いて、”大好きだよ”と添えてみたり。 父が帰ってくる瞬間は、玄関のドアが開く前の足音ですぐにわかる。

          一方通行の愛に満ちた手紙を

          TOKYO世界のことと、今の感情を出せない現代について

          今日は、オートチューンの話を。(なんで) 音楽やらなんやらの話をしながら、書くことについても少し。 TOKYO世界という方をラップスタアで拝見してから、密かに応援している。 世論というのは、どこからどこまで指すのかはわからないけれど、肌感として、彼の音楽を「オートチューンかけすぎ」と言っている人が多いように感じる。 まあ、絶対オートチューンについて書いている人いるだろうなっていうバイアスと共に見に行く私の捉え方ももちろんあるのだけれど。 そんな私はどう思っているかとい

          TOKYO世界のことと、今の感情を出せない現代について

          今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

          愛とか、絆とか、感謝とか、そういうの、うざいんだよ。そういう歌詞の入った曲を聴くたびに、鈍器で頭を殴られたように、グラグラと脳が揺れていた。母の偉大さを述べた曲とか、日の目を浴びない父への応援歌とか、そういうもの。気がつけばそういうものに囲まれながら、平成を生きていた。 28歳の私は、愛に満ちているという感覚を知っているし、感謝によって返ってくるものを知っている。 なんだかんだその原理だったりを、こうして話したりもしている。けれど、決してあの時の”うざさ”を忘れているわけ

          今日を生きた私は明日死ぬかもしれないし、今日死にたい君は明日を生きるかもしれない

          六月という地点

          六月になると、誰かがこう呟く。 「もう、一年も折り返しだね」と。 そこで、私は、今いる六月の地点から、左側を向き、 五月、四月、と、過去を思い出そうとしてみる。 すると、瞬く間に、頑張れていない自分が顔を出して、 六月を歩く勇気が消滅していくような気持ちになった。 もうすぐ夏が来ると、世間は言う。 煌びやかで、賑やかで、皆が走り出すような、夏が。 「勝負の夏」 「今年の夏は、」 「夏で決まる」 夏、暑い夏がやってくるのと同時に、スタートラインに無理やり立たされたよう

          六月という地点

          私が死なないで生きてこれた理由

          まずはじめに、今日は少し、生きるとか死ぬとかそういう強い想いに触れたり、過去を振り返るので、希死念慮が強い方やメンタルが不安定な方は、ご自身とご相談の上、見るか否かを決めてくださいね。 書いてきた数結論から言うと、私が今死んでいないのは、生きているのは、”書いてきた”からです。文字を書く、言葉を書く、もちろん絵を描くことも。 これまでの人生の中で、書いている最中の三分の一もしくは半分くらいは泣いていたと思います。そんな私が書いてきた数。 これを書き始めた時、なんとなくno

          私が死なないで生きてこれた理由

          5月を生きる私へ

          “私”を客観視しながら、私がいつも見つめているみんなの元へ.. 私たちは一体いつから、五月病を恐れるようになったのだろうか。 五月にSNSでショート動画を見れば、五本に一本くらいは、五月病について誰かが話している。 「仕方ない」 そんな言葉が、頭に舞い込んでくる。 「仕方ない」 随分と前に過去をそう捉えることに決めた私の頭に木霊する。 「仕方ない」 私から、みんなに、この言葉の活用方法が伝えられる。 「どうせ」 「私なんて」 「なんで」 「あいつは」 「誰も

          5月を生きる私へ

          愛を知った大人は子どもを苦しみへと導く

          有り難さ"有り難さ"という気づきを、子どもから大人になる過程や、大人になった後のどこかのタイミングで得る。 どれだけ、「うぜぇ」と言葉にしてきた人間も、「死ね」なんてドラマのワンシーンのように吐き出してきたことがある人間も、 むしろ、そういう人間の方が、照れ笑いを覚え、有り難さを口にする。 「今こうして、生きてるのも…」 なんて、たいそうな事を語りながら、 「親のおかげで」 そうやって感謝を口にする大切さを説き、 「みんなに生かされてるんだなって…」 一人では

          愛を知った大人は子どもを苦しみへと導く

          概念を超えた 恋愛・セックス・エロの話

          はじめに今回は恋愛とセックスとエロについての深掘りというか、自身の本音を赤裸々に語っていきたいと思います。結構、この話題でみんなと楽しむことが多いんですよね。なかなか、大っぴらには話せませんが、サブチャンネルや、深夜のLIVEなんかではたまに話していました。そして、みんなから「こういう話友達とできないから嬉しい!」というコメントを貰う度に、わかるううううう、私も楽しい!という気持ちでした。笑 一応、深夜の喋りだとしても、それなりに気を遣う性格なので結構言葉を選んだりもしてい

          有料
          1,380

          概念を超えた 恋愛・セックス・エロの話

          人よりも繊細なきみへ

          春、夏、秋、冬、 移りゆく景色もきみにとっては、 この世界がひっくり返って、 何かが始まろうとしているように見えているかもしれないね。 音、味、匂い、光、 色んなものを吸収するきみの体は、 今、なんて言っているのだろう? 「疲れた…」 そうか、疲れているんだね。 でも、何故だろう? 色んなものを感じ取れる繊細さがあれば 楽しさや喜びももっと感じていてもおかしくないのにね… 窓を開けて見て そこには、今のきみだけが見える景色があるでしょ? 空の色を、きみは何て表現す

          人よりも繊細なきみへ

          きみが創るしがつ

          誰か、私をしばいてください。もう4月22日なんですよね。終わりかけですが、4月を生きる皆さんへ向けたエッセイを書くことをお許しください。 春の風が新しさを運んでくるように、その風によって背中を押されるように、いつもとは少し違う場所へ足を踏み入れる。 春とは、そんな小さな勇気が生まれる季節なのかもしれない。 「期待に胸を膨らませる」という言葉を体現したことはありますか? ワクワクしながら眠りにつき、新しい人間関係に期待をしながら浮き足だった気持ちで、桜が散った跡の残る道

          きみが創るしがつ

          いよいよ生まれたことを後悔する日が来たような気がしていた

          今日から、というかどうせすぐにまた気分が変わるので続くかはわからないですが、出そうと思っている動画を作る前に、その脳内というか、経験したこととか、そういうことを書こうと思います。こんなふうに。 それは決して、説明とか言い訳でなくて、ちゃんと当時の自分を思い出し、今の自分が引き継いだ言葉で。みなさんが動画を見た後に、どういう経験からこの言葉が生まれたのだろうと気になって下さった時、此処をぜひ覗いてみてください。 両親は、確か私が23歳くらいの時に離婚しました。けれど、「お母

          いよいよ生まれたことを後悔する日が来たような気がしていた